今年の6月に
肌荒れがひどかったので
皮膚科でアレルギーの
血液検査をしました。
その結果
アレルギーは無かったのですが
私が思いもよらなかった
病気の可能性がある、と告げられ、
再検査をすることに。
「えっ、私、大丈夫でしょうか。」
と、息も詰まりそうに緊張しながら
先生に尋ねると
「いいえ、治療薬のない怖い病気です。」
と言い放たれました。
7月になり
再検査の結果、
やっぱりそうだった、と、
ガツンと告げられた病名に
本当にビックリしました。
今後のことを先生に相談しましたが
「僕は皮膚科なんで」
とバッサリ。
24時間、夢の中でまで
不安でいっぱいになりました。
「この検査結果で、悲観することはない。
どうしてそんな告げ方をしたのか…。
念のため大学病院を紹介します。
混んでるから、受診まで
かなり日数がありますが、
心配しないで、いつもの笑顔で。」
とかかりつけ医の先生に
励まして頂き、
大学病院で検査を受けることに。
待ちに待った大学病院では、
「こんな程度の数値で、
そんな病名、僕はつけません。
年齢的にこの数値は普通とも言える。
全く命にも体にも問題ないです。」
と、やや不機嫌なくらいに
話されました。
せっかく来たから、と
その日にまた血液検査があり
今日の結果報告で、はっきりと、
問題ない、と言われました。
心と頭にできていた硬い膜が、
ぺりぺり綺麗に剥がれ落ちる
感覚になりました。
元の自分に戻っていくような。
この2ヶ月。
こんなに
自分で体を動かせる期間や
自分の命に限りがあるということを感じ、
改めて自分の生き方、
自分ができること、やっておくべきことを
考えぬいたのは
生まれて初めてでした。
人生において、一度改めてしっかりと
向き合わないとならないことに
向き合うための
出来事だったのかもしれません。
病院をでて、
はあー、と、空を見上げて深呼吸して、
今日までの日々が蘇りました。
一番、眠れないくらいに悩んでいた頃。
仲良しのPさまの愛犬、
愛ぽんが急に空に旅立ってしまいました。
慌ててお別れにいき、
冷たくなったけど可愛いままの
愛ぽんのおでこに
私のおでこをくっつけて、
愛ぽんに自分が重なって感じられた時
うまく言えないのですが
愛ぽんが「悪いもの、持っていってあげる」と
言ってくれている気がしました。
おでこから、深い愛を感じたのです。
