前日の夜に、突然

羽田美智子さんと濱美奈子さんの

トークショー開催を知ったものの

何ひとつ詳しい情報は得られないまま、
とりあえず次男を高校に送り、
石川県に向かいました。



額新町集会所に、
ナビの案内のままに向かうと、
手書きで
「羽田美智子さん 濱美奈子さんトークショー」と書いた張り紙が。

「ここは駐車場ないんや」と言われ
「私、福井県から来て、全くこの辺わからないんです。」と訴えると、
係のおじいちゃまが、車の前を走って
「こっち、こっち」と
案内してくださいました。
もうすでに気温は32度あったので、
助手席に乗って頂いて
案内をお願いすることに。

ちなみに集会所の裏側の道路に
路駐するよう指示されたのでした 笑。

会場は、名前の通り、コンパクトな集会所。
入口で、いきなり、
「羽田美智子さんの妹さんが到着されましたー!」と紹介され、
たくさんの方々が集まり、
「似てる。」
「笑顔がそっくりやね」
「2階にもうお姉さん来られてるよ」と
すごい拍手で迎えて頂き、
「違います、赤の他人です。
ただの大ファンです!」と
必死で叫んでしまいました。


シューッと場が静まり、
申し訳ない気持ちになりながらも、
とても親切なみなさんと
あれこれお話ししながら
トークショー会場に案内して頂きました。


通常のトークショーとは全く違い、
ステージから
1メートルほどの距離に
最前列は設置されています。

「遠くから来てくださったんですってね。
まだ2時間以上待って頂かないとならんの、すみませんね。」
と、穏やかな笑顔で柔らかく
ひとりのおじさまが声をかけてくださいました。

なんと、羽田さんの羽田甚商店に
アロマを卸されている
濱美奈子さんのお父さまでした。


羽田さんの大親友である
濱美奈子さんはこの額新町のご出身で、
コロナ禍前に羽田さんが
百万石時代行列でおまつさまに
扮された時、この集会所が控え室となったとか。

4年ぶりに地区のお祭りが開催されることになり、

前夜祭として、地域を盛り上げるために、
おふたりをお招きしたとのことでした。

「お父さまのおかげで、私まで夢を叶えて頂けたのですね。本当にありがとうございます。」と、
感激して、思わずハグしてしまいました。


羽田さんと濱さんと
この地域の方々との
懐かしい再会のトークショーに
割り込みしたことを深くお詫びすると
そこに羽田さんが。

「この方ねー、朝早くから、
福井から来られてるんだよ。」
「羽咋市からね、石川県の奥の方から」
  ↑
  ちょっと違う情報が…
「羽田さんと同じようなカッコされとるよねー。」
など、ワイワイした輪の中で、
ひとり棒立ちの私。

長年憧れ続けたひとは、
すうっと真っ直ぐに立ち、
艶やかな髪で輪を描いて振り返り、
大きな大きな瞳で私を見つめ、
「ええっ、福井から⁈こんなに早くから、
大変だったでしょう〜。嬉しい〜。
ありがとうございます。」と
弾ける笑顔を向けて、
鈴のような声で話しかけてくださいました。

もう言葉にならずに、
わっ、と泣いてしまいました。

「あらあら〜、泣かないで〜。
もう〜、嬉しい〜。まだお時間ありますけど、一番前の席でお待ちくださいね。」
と、女神さまのようなひとは
どこまでもどこまでも優しいのでした。


トークショーを待つ間、

窓から見える青空は美しく。


しあわせでしあわせで。


つい、金沢に住む小梅ちゃんにLINEしたら、

なんと

私を心配した小梅ちゃんが

この日の予定を変更して、

駆けつけてくれました。


トークショーが始まる前から

優しい出来事ばっかりで。

何ひとつ、忘れないでいたい。


という訳で、また続くのであります。

 

 ⭐️羽田美智子さんと濱さんのアロマのお写真は

  全てお借りしました。