山の上のレストランで
プライベートな羊肉の会が開かれ、
お友達であるオーナーさんから
「くらむぼんちゃんもおいでよ!」と
お誘い頂き、ウキウキむかったのは
もう何年も昔。

そこで
手広くお肉に関わるお仕事をされている
トキクリエイトさんの社長様に
「面白いやつやな!」
となぜか大笑いされ、
可愛がって頂くようになりました。


そうしてお話を聞く機会が増え

ジャージ牛の雄や搾乳が減った雌は

すぐに命を絶たれ廃棄されると知りました。

食卓に並べるお肉になる命は一部。

ただ絶たれ、廃棄される命の多さ。

それらを破棄ではなくテーブルに並べて

命を頂く形に変えていきたい、と

熱く語られ、

私も意識が変わっていくのを感じました。


名だたる県内外の有名レストランに

お肉を提供するだけでなく、

一般家庭にも広げていきたい、と

商品開発する時だったそうで

一般主婦でも

簡単にテーブルに並べられるシリーズ。

ご家族で食べてみて、と頂きました。

確かに、野菜を添えるだけで

即テーブルに向かえます。

そしてお肉のお味はレストラン級。

ホームパーティの強い味方となりました。

駆除され、処分されるだけの鹿も

解体して食べていけないか、と

いう取り組みとして、

もも肉部分を頂きました。

ローストビーフ風に仕上げてみましたが、

柔らかくてさっぱり。

鹿肉はさらにペットフードに、と、

我が家のワンとお友達ワンちゃんたちで

鹿肉の美味しいモニター経験。

ワンコインだと取り入れやすい、という

私の無茶な言葉をそのままに

きっちり商品化されました。 


ただ、鹿はどうしても

駆除してから解体するまでの時間や流れ

衛生面など、問題は多いそうで。


駆除に対する罪悪感は、みんなの悩み。

せめて、食べて命を繋いでいきたい、と願い

努力を続ける方々のお話を聞くたび、

よりよい方向に進んでいくことを

祈るばかりなのです。


無駄なく使い切ること。

大切にお料理すること。

きちんと食べること。

手を合わせること。


お肉だけでなく、全てのものに、

たくさんの命や

たくさんの人の想いや労力が

こめられています。


だからこそ、食べる、ということは

疎かにしてはいけないし、

大切にしていきたいことだなぁ、と思っています。

7月から、より多くの方々に食べて頂きたい、と

坂井市丸岡町長崎にある

日東シンコースタジアム丸岡に

土日限定のコンテナショップをオープンされた

トキクリエイトさん。

ハンバーガーやホットドッグなど

あれこれ並んでいますが

まだ食べたことのなかったライスコロッケを。


今日もしっかりおいしく頂きました。

ありがとうございます。

ご馳走さまでした。


お肉だけでなく

命に関する食への想いが

広く広く広がっていきますように。