もう覚えてないくらい昔から
私の家には毎年つばめが巣をかけます。
今年の春も当たり前のように
つがいのつばめが巣をかけました。
とにかく動物好きの我が家なので
毎年雛の成長を毎朝見れることが
嬉しくてたまりません。
が
今年も心配していたことが起きました。
雛が孵ってすぐに
巣が壊されたのです。
地面には壊された巣と雛たち。
親鳥たちが悲痛な鳴き声でその上を飛び
外敵から守っています。
助けたい
でも、私は決して、落ちた雛を拾わない、と
数年前に誓ったのでした。
夕方には雛は一羽もいなくなり
空を親鳥たちが叫ぶように鳴きながら飛び続け
私は泣きながら粉々になった巣を片付けました。
私は、巣ができても、雛が孵っても、
巣立つまでいろいろなことが起きる、と
切なくてしょぼくれていたのですが
残された親鳥たちは逞しく、
2日後には再び巣を完成させ、
卵を温めはじめました。
強い。なんて強いのでしょう。
そして雛が孵りました。
雛たちはグングン大きくなり