こんなにすごい田舎で
田んぼと畑に囲まれて暮らしながら
畑をしたことがなかった私。
昨年、いつも行動力溢れるお友達が
亡くなられたお義父さまの畑を
なくしたくない、と、
畑の育て方の講師までされて、
あちこち飛び回るご近所のおばあちゃまに
お願いして、
みんなで畑をしてみないか、と
お誘いくださいました。
冬の間眠っていた畑をお掃除し
耕運機で土を起こして畝を作り
石灰を撒くのが3月。
石灰を撒いて2週間したら肥料のうちこみ。
4月にやっと、もう一度畑を整えて野菜を植えます。
師匠の教えは
肥料も野菜の皮などを発酵させたお手製肥料。
その一連の流れを習っていたら、
義父がドドーンと私の家の横に土を運んで
私の畑をつくってくれました。
初めて植えたのは
ご近所の家庭菜園上手なお友達が分けてくれた
じゃがいも。
お友達が手伝いに来てくれたり、
お友達が苗を分けてくれたり、
今まで挨拶しかしなかった村のおじいちゃんと
いろいろ話をするようになったり、
畑が私にもたらしてくれたものは
野菜だけではありませんでした。
畑作り発起人のお友達は
畑をしているうちに
あれこれ植物アレルギーがでてしまい
泣く泣く今年の畑は一旦おやすみすることに。
私は私のペースで今年も頑張ってみよう、と
畑をお掃除して、土を起こして、
灰撒きまでしてみました。
たった3畝程度を整えただけですが
最近の運動不足を感じる疲れっぷり。
土を起こすって本当にきつい。
畑をされてるおばあちゃんたちってタフだなぁー。
取っ組み合いのケンカしたら負けるに違いない。
太陽の光がこんなにも畑を照らしていること、
カメラを通して見るまで知りませんでした。
こんなにキレイな光を浴びて育つ野菜を食べたら
エネルギーが満ちそう〜とひとりトキメキます。
私に畑を始めるきっかけをくれたお友達にも
またやるね!と連絡したところ、
「私からくらむぼんちゃんに思いが伝わって、
そこでまた広がってくれるのが本当に嬉しい!」
と暖かなお返事を頂きました。
一緒に去年習ったお友達は、畑仕事よりも、
生ゴミからの堆肥作りの方に関心がすすみ、
キレイな堆肥を作りだすようになったのですが、
「作った堆肥をぜひ使って!」
とお返事が。
ひとつ始めると、
世界はこんなにも広がります。
堆肥作りは私はまだ達せない世界ですが
彼女からまた習っていけたらいいなぁ。
3月に入り、畑を通して
大地が目覚める、ということを
いつも以上に感じています。
今年は何を育ててみようかな。