金沢在住のガラス作家、辻和美さん。
金沢市広坂にギャラリー、
犀川沿にショップがあったのですが、
犀川沿のショップを改装されるとのことで、
広坂のギャラリーが、
Shop temporaryとして
1月14日にオープンされることに。

辻さんのガラスの一番人気は

やはりこのテンテンかと思います。

私も雑誌で初めて見た時、一目惚れでした。

ショップでタイミングよく

テンテンのグラスを見つけた時は

座りこんでしまったくらいの憧れのガラス。


数年前の新竪町コーヒー大作戦では、

factory zoomerコーヒースタンドで

キリコのロックグラスの美しさに驚きました。

重さも厚みも口当たりの良さにも。


このような定番商品は、

ギャラリーとショップでオーダーするのが

一番確実な入手手段です。


定番となっていない商品は、

もう、ひたすらショップで出会う運命を祈るか、

たまにあるオンラインの

抽選に当選することを祈るか。

祈るしかない感じです。


Shop temporaryのオープン日ならば、

もしかすると販売用のガラスが

少し並んでいるかも、と、向かいました。

到着したのはオープンから30分後。

販売されていたガラスはこの6種。

一番左下のギザギザ小カップなら

中国茶杯として使えるでしょうか…

2客はないでしょうか…

と、ギャラリーオーナーとして

ショップにいらっしゃった辻さんに

相談したところ

引き出しから、

「まだ値札もつけてないのだけど…」

と、中国茶杯を4客出してくださいました。


私の他にもうお一人、

中国茶を習われている方とで

2客ずつ購入することができました。

gardenというシリーズのこちらは

定番品ではないので

本当に出会えた時がチャンスです。


茶杯は以前、岐阜のギャルリ百草での

中国茶会のために作られ、

抽選販売された投稿を見たことがありました。


まさかギャラリーで出会えるなんて。


感激しすぎて、感嘆詞をあれこれ連呼してしまい、

「こんなに喜んでくださる方のところにいけて

茶杯も幸せです。」

と、作家としての辻さんに笑って頂けました。

gardenという名のとおり、庭が似合う茶杯。

今日の朝陽に照らされ、とても美しいです。

北陸の冬は寒く

花開く季節はまだまだ先。

gardenに一番最初に淹れたのは

武夷山鉄羅漢。

冷えに対しての薬効の高いこの岩茶は

私の身体も

春を待つgardenも

力強く暖めてくれます。


辻さんの茶杯は

飾っても美しいけれど

やはり

お茶を淹れた時が

一番美しいです。


また家でのお茶が楽しくなりそうです。