先日、本年のシュガーアートレッスンの
最終レッスンがありました。
今の私の課題はオールドローズ。
姉の庭の薔薇を再現しようと苦戦しています。
レッスン後は、みんなで締めくくりランチ会。
シュガー界有数のコンクールで
輝かしい賞を受賞された先生とお仲間の
お祝い会も兼ね、
クリスマスのプレゼント交換もあり、
1年の締めくくりを感じるひとときでした。
シュガーアートには、もちろんケーキもあります。
こういったケーキは中身はダミーケーキで、
観賞用なのですが、
バターケーキなどの食べるケーキを
マジパンとシュガーペーストで包むものもあります。
私はラム酒に1ヶ月漬け込んだドライフルーツと
ナッツ類を、大量のバターと少量の小麦粉で繋いで
焼き上げ、それをさらに1ヶ月ラム酒に漬け込んだ
イギリス伝統のフルーツケーキを
マジパンとシュガーペーストで包むものが大好き♡
ケーキの9割はドライフルーツとナッツなので
ずっしりした重みと味わいがあります。
一口で満足感のあるこちらは、
幸せな二人が、
大切な人に配り、幸せを分かち合うものとして、
ウェディングケーキに用いられます。
そんなケーキを、今年の春、
コロナ禍で結婚式をあげられなかった
おふたりに贈らせて頂きました。
私のビーチコーミングと車とストーブと
いや、もう、人生においてのお師匠さま。
(私より年下だけど)
ご縁が繋がり、
このような運びに♡
お祝いに、ウェディングケーキをお贈りしたい、と
お伝えしたところ、
奥さまにサプライズで、ケーキを渡したい、
ジューンブライドにしたい、と、
もうまあなんとも可愛いお返事を頂きました。
ケーキ持ち込みさせて頂けて、
ロケーションも良くて、と考えて、
cafeコトノハのマスターにお願いし、
ガーデンプチウェディング♡
森の中でケーキカット♡
ケーキバイトからの指輪交換♡
自然を愛するお師匠さまらしい、
緑の中での二人だけの普段着の結婚式。
鳥の声と風の音が二人を包む、優しい時間。
お師匠さまが選んだひとは、
可憐だけどしっかりしていて、
言葉の端々から、
真っ直ぐ生きてこられたことが
伝わってきました。
こんなおふたりにケーキをお贈りできたこと。
お祝いに立ち合わせて頂けたこと。
シュガーを続けてきた自分なりの
意味を感じられました。
本当にありがとう、と、おふたりは
何度も繰り返してくださり、
なんと翌日には、奥さまから手厚いお品まで
頂いてしまいましたが、
私の方こそ、ありがとうでいっぱいなのです。
大切なものを贈りたいと思う人がいてくれること、
その人が喜んで贈りものを受け止めてくれること、
想い合う気持ちがまあるく繋がること。
それを繰り返していけることが、
本当にしあわせです。
シュガーケーキはしあわせの象徴、と言われます。
そんな象徴を、私なりに、
これからも作っていきたいです。