クロード・モネが愛したジヴェルニー | 愛犬ルーイとパリの空の下~Sous le ciel de Paris~

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夫婦&愛犬ルーイ(♀トイプー)のパリ生活。

6月最後の週末に、ノルマンディー地方のジヴェルニーへ出かけてきました。

4月〜11月までの期間、画家のクロード・モネが晩年を過ごした家と庭園を見学することができます。


お庭に溶け込むようにピンクの壁とグリーンの窓枠や階段で彩られた愛らしい邸宅。





モネがジヴェルニーに構えた最初のアトリエ。窓から見える景色が、ひとつの芸術作品のようでした。


モネの寝室。この部屋で86歳のモネは息を引き取りました。


モネのベッドの横にある大きな窓。優しい光が降り注ぎ、色とりどりの花々が咲き誇り、小鳥の囀りが聞こえました。


家族や友人たちと食卓を囲んだ淡いイエローのダイニングルーム。


日本版画の収集家でもあったモネ。北斎、国芳、国貞、広重、歌麿など、膨大な数の浮世絵コレクションが飾られていました。(作品保蔵のため、ファクシミリ版です。)



ダイニングルームの階段へと続く薔薇のアーチ。


青と白のルーアン・タイルが印象的なキッチン。





自然の一部になったような気持ちになります☺️


モネの連作「睡蓮」のモチーフとなった「水の庭園」。

睡蓮の池、垂れ下がる柳や藤、日本風の太鼓橋など、モネの絵の世界がそのまま残されています。

晴天よりも、この日のような曇天の方がモネの絵の世界に近い気がしました☺️


モネが理想を追い求めてつくりあげたこの庭園もまた、最大の傑作であることに間違いないでしょう。

時間の流れを忘れてしまいそう。




私にとって「印象主義」というと、美術よりも音楽が身近なものでした。クロード・ドビュッシーのピアノ曲『映像』第1集 「水に映る影」(水の反映)は、まるでモネの「睡蓮」の世界✨ 水面がゆらめき、光が反射してきらめいたり時に影を落としたり、絶え間なく表情を変える捉え所の無い水の動きが幻想的に表現されています。

水の庭園をのんびりと歩きながら、曲がずっと頭の中で流れていました🎶


〜Marc-André Hamelin の優美な演奏で♡〜



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モネの庭園を後にし、可愛いジヴェルニーの町を散歩。

お友達家族と合流し、「Ancien Hotel Baudy」のテラスで食事をしました☺️

このお店は昔アトリエ兼宿泊施設だったそうで、多くの印象派の画家たちが集まったそうです。

モネの家までは、パリのSaint-Lazare駅から最寄駅のVernon駅まで電車で45分〜55分、そこから送迎バス(有料)で15分ほどで行けます。春夏にパリ旅行へいらっしゃる際は、ぜひ足を運ばれることをオススメします✨



おうちごはんや食べ歩き、フランス国内旅行など、▶️Instagram(@mio_hammond)に随時投稿しておりますで、よろしければご覧ください♪


 À bientôt!

     Mio♡