今の時期、冬ですが、

「乾燥」が気になるという方、

 

水分不足ではないかもしれませんよ。

 

そして、いくら高価なクリームを塗っても意味がないとも言えます。

 

だって、

おかしいとは思いませんか?

 

メタボを気にするお年頃であれば、

血圧を気にして「減塩」しなければ・・・

と思っているハズです。

 

減塩しなければならない理由は、

体(血管内)に水分を多くため込んでしまっている為に

血管内の圧力が増して危険な状態という事ですよね。

つまり、体の中に水分を多く溜めているという事になるからです。

年齢を重ねていると、(排泄力が低下している為に)むくみを気にされている方も

多いのではないでしょうか?

 

 

ほら、

おかしなことに気づきませんか?

 

体は水分で血管も組織もいっぱいなのに、

何で肌はカサカサしているの?

と・・・

 

 

じゃ、「油分」が足りていないの?

いえいえ、

だって、体脂肪気にされていますよね・・・・

ダメですよ!油を飲みましょうなんて、

うのみにしていたら、内臓脂肪がたまってしまって生活習慣病を加速するだけです。

 

巷の健康情報は、

「体全体」の事をしっかり理解していない為に

安易な考えで、

一方向からの見解であったり、

一部の事しか見ていないで

言っているだけにすぎません。

木を見て森を見ず・・・の意見が多過ぎます。

 

みなさん、しっかりしてくださいね!

 

間違った情報や、

一時的な結果に振り回されずに、

まずは、しっかりと体の事を知りましょう!!

 

 

さてさて、本題に話を戻しましょう。

 

 

体の中で水分が多いはずなのに

ではどうして、肌はカサつくのでしょうか?

 

まずは、塩分の話です。

何故、Na(塩)が必要なのかというと、

祖先が野菜を食するようになったからです。

野菜にはカリウムが含まれるためにカリウムを排泄する為に

Na(塩)が必要になります。

 

「カリウム」で調べられるとわかると思いますが

カリウムが血液中に多く、濃度が高いと心臓を刺激して

心臓が止まってしまう事もあります。

 

そこで、Na(塩)が血中でカリウムと結びつくと

体から排泄できるので、

農耕民族で野菜をたべてきた私達(日本人)は塩が欠かせないのですが、

塩(塩分)も摂り過ぎてしまうと、

塩(砂糖も同様に)は水を溜め込む性質がある為に

血液量が多くなり、高血圧になってしまいます。

 

こう書くと、じゃあ、「野菜を食べない方がいいのか」、

なんて、安易に思わないで下さいね。

カリウムは筋肉の働きや神経の働きも保っています。

 

体をつくり、維持、機能させる為に必要な栄養素で、

食物繊維も多く含まれます。

野菜は体に必要なのです。

 

塩分をとったら、野菜も多く食べれば相殺されるから、

塩分を摂っても、

野菜をたくさん摂ればいいのね、とも安易に思わない方がいいと思います。

(多くの情報ではそうなっていますが)

ナトリウムも、カリウムも多く摂ればそれだけ、腎臓が多く働くことになります。

循環器の問題だけでなく、消化器も多く働きます。

臓器を多く働かせすぎない、疲労させない為に、

(内臓の老化はそのままあなたを老化させます)

 

足りなくてもダメだし食べ過ぎないということ事が大事で、

必要な分の野菜、豆、海藻を摂り、そして、その分の(カリウム排泄に必要な塩分を)適量摂取する。

が正解と言えます。

 

現代の加工食品は塩分が多いように思います。

輸送にかかる時間を考えたり、商品のコストカットを考えると

長期に食品を陳列する必要があり、

そうなると、品質安定剤、防腐剤などの薬剤を使わざるをえない訳で、

それらのヘンな味を隠す為や、保存の意味でも濃い味付けになってしまい。

私達の舌はその味付けに慣れてしまい、

そもそも、上記のように塩は体に必要なものであるため(もちろんある程度です)

塩味を美味しいと感じるようにも出来ています。

その為濃い味付けにもなれやすい事も考えられます。

 

保存加工の技術も上がって、冷凍保存などの技術も良くなり、

そろそろ薄味にしてもいいようにも思いますが、

慣れてしまった味覚、健康よりも、売れる味にこだわる作り手側の意図

それを疑問に思わず食し、買い求めるという世の中の図式により、

(味の濃いものであふれかえる状況になっています)

「味覚」「味」と言うものを少し疑ってみることも必要に思います。

 

塩分とカリウムの影響で、血管内の水分バランスが分かったところで、

では、

血管には水分が多くあるのに

では、何故肌はカサカサするのでしょう。

 

そして、若い人にもお肌がカサカサな人がいますよね。

本来なら、若い年齢(20~30代)なら細胞がイキイキしている頃です。

もちろん個人差で、ドライ肌、オイリー肌というのもあるかとは思いますが

老化肌にしても、ではなぜ老化すると肌は乾燥するのでしょうか?

それから、夏なのに肌がカサカサの日ともいますよね。

水分を摂取しても、喉が渇いて乾いて、調べるとインナードライな状態という人も。

 

これらは皆同じ事が原因ではないかと考えられます。

それは、

栄誉不足や栄養の吸収が悪いのではという事です。

 

つまり、水分の摂取量でなく

摂られた水分を保てる細胞がしっかりしているか、という事です。

栄養がいきわたったイキイキとした細胞が保たれているのかという事なんです。


水分バランスのメカニズムは、
排出された水分と摂取した水分のバランスという、安易な関係ではなく、
しっかりと作られた細胞があって、その細胞に充分に水分が満たされる。
だから飲んだ水分もちゃんと体の中に満たされる状態なのです。

体が渇いているからと、水を多く摂れば水中毒になってしまいますし、
ならばと塩分糖分を多く摂れば、その状態の体ではおそらく血圧上昇が考えられます。
(熱中症のような緊急事態の話ではありませんよ)

水分が足りていないのではなくて、
必要なのは、体を・・・体の細胞を、しっかりさせることだと言えるのです。
その細胞を作るは、あなたが食べたものです。
 

栄養の不足で、

しっかりとした細胞が作られていない事や、

エネルギー不足により、機能しにくい状態にある事や、

消化できにくい体である事、

もしくは、

栄養の摂取は出来ていても

取込んだ栄養を、吸収しにくい体である

という事も考えられると思います。

 

「栄養の不足」、なんて言うと、

戦時中じゃあるまいし、今時、栄養が不足している人なんているの?

と思われる方もいるかもしれませんが、

私の言う「栄養」とは、「体に必要な栄養素」と言う意味です。

お腹を満腹にしさえすればいいものではありません。

カロリーの高いものが栄養。と勘違いしている人もいるかもしれませんがそうではありません。

 

むしろ、体に必要のないものばかり食べていて、

解毒に内臓を使い、消化の為に、これまで(歴史的に見て)許容量以上の消化液を使い、

血糖値の上がり下がりでインスリンを多く使用し・・・

体に負担をかけてきた結果、

 

内臓が疲弊し、栄養の吸収が落ちて、栄養が不足した体になっていると考えられます。

歳とれば、段々と歩くペースも遅くなり、作業効率が低下して来るという事は

皆さんも理解できますよね。

体の中の内臓もそのような状態であると、容易に考えられるのです

 

ダイエットなど、間違った食事方法で、

激しい運動をしていたり、

運動していなくても少量の食事を続けていたり、

足りない栄養素があるままで長年生きてきたら、

体は万年栄養不足で、しっかり完成できていない体のまま、生きてきた事になります。

 

何が起きてくるのか想像できますか?

欠陥住宅に住むのは怖いですよね、

いつ崩れるか分からない状態なんて・・・

 

栄養の摂取をおろそかにしているという事は

そういう事ではないでしょうか。

 

凍傷なども指先から壊死しますよね。

外部からの尋常じゃない寒さで指先が温められない事もありますが、

生きるか死ぬかの瀬戸際で大事な脳や心臓、守る為に体の末端への栄養供給をストップするとは考えられませんか?

糖尿病で最初に壊死するのも、栄養の行きずらい体の末端、表面からですよね。

肌が乾燥するのは肌表面ですよね。年齢を重ねると指先の冷えも感じられるのではないでしょうか。

体調が悪く、栄養が全身に回りづらい時は身体の冷えがあることも多いです。

 

上記のように血圧が高い人も、血管に抱え込まれた水分は滞りがある為に詰まりやすい老廃物を多く含んでいることも考えられます。

肌に栄養が行き届かないのもうなずけますよね。

 

細胞自体に栄養が満たされているのと、老廃物が含まれた滞りのある水分がドロドロしている状態とはまったく意味が違ってきます。

それでも、上記の事が思い当たっていても、肌がキレイでいるうちはまだ、何とか体が持ちこたえているのかもしれません。

でも、いつ肌に表面化して来るかは分かりません。その前に別の病気が現れるかもしれません。

 

まとめ

水分バランスは、もちろん摂取量が少なくても問題です。人は水分は必要です。

ただ、摂り過ぎても腎臓に負担をかけ、体を冷やすこともあります。

肌がかさついているからと、安易に「水分が足りていない」とは言えない。

塩分や糖分を多く摂取することで体内部の水分は多い場合がある。血管が硬い事で血圧が上がってしまう。

運動不足でふくらはぎのポンプ作用がきかないと押し戻せなくなり、結果として体に水分はたまってしまう。

足だけでなく、循環が悪くなると体の随所でむくみを起こし、体に水分が溜まってしまう。

でも、体に水分が溜まっていても、肌がかさついている場合があり、

水分バランスは、必要な栄養摂取のバランスと、健康な体が作られてこそ整うと言えます。

 

 

肌は逆に言うと内臓の状態を映し出している鏡とも言えます

顔や足がむくんでいる時、

肌がかさついてきた時、

食生活はちゃんとしていますか?

睡眠不足も考えられます。

体の機能にトラブルがある時、もしかしたら骨格の乱れも考えられます。

 

栄養を摂っていたとしても、その栄養を消化吸収するのにも神経伝達は重要ですし、

睡眠や精神の安定にも、神経伝達は大きく関わります。

骨格の乱れが神経伝達に影響することは、

長い間の臨床経験で知っています。通われた患者さまも実感されています。

骨格が正常になる事で、

「胃腸の調子もよくなった。」「良く眠れるようになった。」

と言われます。

 

 

肌のカサツキにも原因があります。

体の水分バランスを考える事、栄養の事、

「体のしくみを知ること」が健康への近道なのです。

 

HPのリンパケア・むくみについてのページでも、詳しく記しているのでお読み下さい

http://sachi-seitai.jp/lymphatic.html 

体をケアするのとしないのでは、少しの事ですが年々大きく差が広がってくると思われます。

大事な自分の身体!正しい知識で上手にメンテナンスしていきましょう!!

 

 

ミモザ整体院 HP http://sachi-seitai.jp