今回の帰省で母に『イカ人参』と『豚の角煮』を教える約束をしていました。

帰省する毎に何か1品ずつ料理を教えることにしているのですが、今回は母からのリクエストで2品。

まずは「イカ人参」から一緒に作りました。
イカ人参とは細く切ったスルメとマッチ棒くらいに切った人参を醤油とみりんのタレに漬けるものです。

『まずさ~、レシピを書いてよ』

何故教えてもらう母が私にレシピを書けというのか?
覚えるつもりで書いたら?と言ったのですが、私が書くハメに・・・。

まず、スルメを細く切って。とキッチンハサミを渡すと
『老眼だからよく見えない』といい、とっても切りづらそう。
そしたら
『片目戦法だ』と片目を閉じて片目でスルメとハサミを見て切り始めました。
片目戦法??まぁその戦法でもいいけど・・・手切らないでよ。
『わかってるって』
教わる母は何故か威張っています(笑)

キッチンの作業スペースが濡れているのに書いたレシピを置いた母。マジックで書いた字がにじみました・・・
『ちょっと~にじんだじゃん。油性かボールペンで書いてよ~』と母からクレーム。
濡れたとこに置かないでよ・・・。

『次に、漬けるタレを作るよ。醤油70CCとみりん50CC計って沸騰させて』
『わかった』

私はレシピが濡れてにじんでしまったのでキッチンを離れてレシピを書いていました。

母が『タレ出来た~』と言うので見に行くと



小鍋には透明の液体が・・・。
醤油とみりんと水を沸騰させたのですから、当然小鍋の中は醤油の色のはずなのに・・・

『お母さん、醤油入れた?』
『入れました~』
『だって透明じゃん』
『・・・』

なんだか酒臭い。
IHの脇には酒の瓶。


『あ~、醤油と酒間違った~(笑)』


色が違いますけど間違いますか??


それにしても酒臭い。
『みりん入れたの??』
『入れました~』


『あっ、間違えた』



そうです。母は全く間違えていました。
醤油と酒を間違えて酒を鍋に入れ、携帯が鳴ったので携帯を見に行って帰ってきてからみりんと酒を間違えて酒を鍋に入れ・・・。
結局小鍋の中は酒だけ~。
全然醤油のタレではなく、ただただ酒を煮切っただけでした・・・


『も~、おねぇちゃんがちゃんと見てくれていないからだよ』と母からクレーム。
私は母が濡れたところにレシピを置いて字がにじんだからレシピ書きなおしていたのに・・・。
結局タレは作り直し。


そして、人参を切る段階になったのですが、まっすぐ切れず・・・。
『包丁が切れない』と包丁のせいにしていた母でしたが、輪切りにした人参をマッチ棒に切ろうとした時に人参が四方に飛び散りました(笑)


『いつもはもっと上手なんだよ。Uちゃん(妹)に聞いてみて。本当だから』という母。
『おねぇちゃんが見張っているから上手に切れないんだよ』とまたまたクレーム。
さっきはちゃんと見ていろって言ったくせに・・・。

人参がどうやら量が足りなかったので、少なめに作ろうかと思ったら、「お母さん人参買ってくる~あとおねぇちゃん切っておいて」とピューっと出かけて行きました。
お母さんが覚えたいはずなのに人参を切っているのは私。
なんか・・・変。


追加の人参も切ってタレに漬けて冷蔵庫に入れて終了~。
超疲れた。
母は
『ん~、なんとなくわかったわ』と言っていました。


本当かよ!!

翌日妹が実家に来た時には
『お母さんは人参とか切るの上手だよね?』と聞いていました。
妹は可も無く不可も無い顔で『うん』と言っていました。

上手ではないらしいです