今から書くことは、今回の帰省で私が一番衝撃的だった母の話です。



絶対笑いが止まらないので、何か食べながらブログを読んでくださっているかたは、口の中のものを飲み込んでから読んでくださいっ。


面白かったか、イマイチだったか・・・ご感想をコメ頂けると嬉しいです。



では書きますっ。





ある日の夕飯時。

その日は両親と私の3人で夕食を食べていました。

寡黙な父と、落ち着きの無い母。

いつものように淡々と進んでいた夕食でしたが、母が急に父に質問をしました。



『あのさぁ~、2年前の7月○日の夕飯に何食べた??』



昨日の夜に何を食べたかも思い出せない母のくせに、父に二年前の夏に食べた夕飯を思い出してと言いだしました。



私は『覚えているわけないじゃん・・・』と言いましたが、父は一応考えてみてから『覚えていないなぁ』と言いました。

当然です。

覚えているほうが凄い。

それかよっぽど印象的な食事だったとか・・・



大体にして、急に二年前の夕飯は何だったかと何故聞くの??





『2年前にお父さんがちょっと体調崩した時に、メモ程度にお父さんが食べた食事の内容を書いていたノートが出てきたんだけど、何食べたかわからないのよ・・・』



何故食事の内容を記録していたノートを見ても何食べたか解らないのだ??

何の記録ノートなの??

お母さんは何を書いていたの??






『ほら、ここのページみて』


そのノートには





『お父さんはタゴ飯で缶チューハイを1本飲んだ』




と書いてありました。





『わかんないでしょ。タゴ飯って何?』




確かにタゴ飯って書いてありました・・・


何だろう・・・


しばらく3人で『タゴ飯』という食べ物を考えてみる・・・



タゴ飯、タゴ飯、タゴ飯・・・・


なんだそりゃ??








『タコ飯って書こうとしてまちがってタゴ飯って書いたんじゃない??炊き込みのタコご飯食べたんじゃない??』


私は母の書き間違いで、蛸ご飯のことだと思いました。





『そんなはずはないっ』

力強く否定する母。





『だってタコご飯なんて作れないもん。作ったことないし。お父さんだって私が作ったタコご飯なんて食べたことないでしょ??』



『うん』




母は蛸ご飯は作れなかった。

私のタコご飯説は間違い・・・






お母さんのノートを見ても全く分からず・・・

ただただ3人でもやもやするばかり・・・





タゴ飯・・・タゴ飯・・・タゴ飯・・・










あっ、








私ひらめきました。








『おかあさん、タゴ飯って書いてあるけど、カタカナのじゃなく



て、漢字の夕(ゆう)で夕ご飯なんじゃない??



そうすれば、ゆうごはんで缶チューハイ飲んだってなるじゃん。









『えぇ~(笑)、そうだ。ゆうごはんだぁ~(笑)(笑)(笑)





もうさぁ、ずっとタゴ飯っていうおつまみでチューハイ飲んだとばっかり思っていたから、タゴ飯っていう料理が気になっていてさぁ~。なんだ、ゆうごはんかよ~』




なんだじゃないよ、貴女が言い出したタゴ飯だよ・・・



もう3人で呆れ笑い(笑)



涙を流して笑いました(笑)




結局『お父さんの食事の内容を記録した』と言い張っていたノートでしたが、その日の食事内容で記載されていたのは缶チューハイだけでした。父が何を食べたのかは不明。

記録している意味ないじゃ~ん(笑)




妹に「タゴ飯事件」を報告すると





『平和だねぇ』

とクールなお言葉がかえってきました(笑)



この日を境に、母が何かやらかすと

『タゴめしのくせに』というのが実家で流行りました(笑)