2023年11月
今月はお茶の世界ではお正月に値する、開炉でした。
昨年のブログから引用↓
炉開きでは、古来、「三部(さんべ)」を取り合わせるのがよいとされるというので、
それに倣い、その三つをしつらえます。
三部(さんべ)とは、
織部(おりべ)、伊部(いんべ)、瓢(ふくべ)のこと。
伊部とは備前焼の別称
瓢とはひさごとも読み、瓢箪、夕顔、冬瓜などの果実の総称のこと。
通常、 織部の香合、備前の水指、炭斗のふくべ という組み合わせが多いといわれています。
4日
短冊はこちら↓
「炉は柚子の色付くのを見て」と千利休が言われていますが、今年は特に暑さが続いたので11月初めでは天然の柚子は出回っていなさそう
お軸は「関 南北東西活路通」
掛け花入は織部、お花は秋明菊とホトトギスでした。
炉開きして初めてのお稽古なので、最初のお点前は初炭。
左利きなので、右手で火箸で炭を持つのは結構大変です
炭取は瓢(ふくべ)、香合は土師器で黄瀬戸、お香は鳩居堂でした。
炉のお点前なので、しめし灰も用意します。
濃茶のお点前は炉になって初めてなので基本のお点前をしました🍵
主菓子は亥の子餅が手に入らなかったそうで練り切の齢草(若野製)
お茶碗は黒楽の曙でした。
お薄は自分で点てて、自服しました。
干菓子は林檎ゼリー🍎
炉開きで恒例のお汁粉も振る舞われました。
こし餡で上品な甘さで美味しかったです
11日
待合の短冊は同じでお軸はこちらでした↓
(後で調べて解説載せます)
お花は石蕗、花入は織部。
暖かすぎて、椿はまだ蕾すら付いていないそうです。
お干菓子は真味糖と栗の落雁🌰
薄茶のお点前は茶椀荘(ちゃわんかざり)。
お気に入りのお茶碗を選びました
主菓子は亥の子餅(若野製)、棹物は塩羊羹、水菓子は蜜柑🍊
濃茶は四ヶ伝の台天目だったので、忘れている箇所も多々あり、また復習もきっちりしたいと思います。
使ったお茶入は龍泉寺窯の薩摩、お仕覆は相良間道でした。
ランチは崎陽軒のおべんとう秋🍁
焼売弁当だとご飯が多すぎるのですが、こちらのシリーズはちょうど良くてお気に入りです
10月末に行われる大学の学園祭でもこちらのお弁当を頂きました。
その時の
お軸
お花
香合
棚、水指、棗
お菓子はお饅頭でした。
会記も後で載せます
今年はお点前をする6年生が3名しかいなかったので(15名入部したものの、コロナ禍でお稽古が出来ずみんな辞めていってしまったそう)、午前中3席で1時間お昼休みを取って、午後3席でした。
お昼休みには私が大学時代お世話になり、昨年学校茶道から引退されたY先生もいらして下さり、お話出来て良かったです