仲居のKYさんに、馬についての記述があるからと見せてもらった本。
渡辺京二著『逝きし世の面影』
ふむふむ。これは確かに興味深い。
ザックリ説明すると、日本の馬は欧米人たちの間では癖が悪いので有名だったという内容。
それは、ほとんどすべての馬(主に乗馬に使われていたのは牡馬)には噛み付く癖があり、またたがいに歯や蹄で喧嘩し合うから。
例えばこんな記述。
『船上で起きた馬の暴動のために、フランス政府は最初に船積みした馬の3/4を失った。気性の激しいポニーたちは囲いをぶち破り、行く手のあらゆるものを打倒し、噛み、引き裂いた。ヨーロッパ人の船員は重傷を負い、激昂したけだものと同乗するのを拒否した。1週間の航海で無事だったのは300頭中わずか60頭しかいなかった』
どうやらね。
馬を人間並みに扱うのは、むかしの日本人にとっておよそありふれた習慣であったらしく。
去勢やハミをつけないのも、人間の仲間に嫌がるコトを強制させないのとおなじ理由であったから。
そして、およそ調教をせず、好き放題させる。結果、わがままになってしまい、乗用馬としては決して適さない状態になっていたみたいね。
犬や猫と同じように、家族として愛玩動物として馬を扱う日本人。
ふと、現代にも通じるものがあるなと思ってしまった。
愛馬が可愛くて甘やかしてしまうから、結果わがままで噛み癖のある自馬や会有馬というのはよくきく話。
それが、馬をパートナーとしてみる欧米人からしてみれば、日本人は凄く不思議。そして、馬の扱いも不思議。それゆえに、日本の馬の評判は悪かったのだろうね。
馬術をするのであれば、やはり家族同然で扱ってしまうのではなくパートナーとして……という部分も肝に命じなければイケない。
ちなみに、家族同然に扱い過ぎるコト。俺は否定こそしないけど違和感を覚える時は多々ある。
だって、結果的にオーナーが噛まれてアザを作ってるなんてアホな話でしょ。
そんな話。
これからホテルニューオータニに行って来ます!
渡辺京二著『逝きし世の面影』
ふむふむ。これは確かに興味深い。
ザックリ説明すると、日本の馬は欧米人たちの間では癖が悪いので有名だったという内容。
それは、ほとんどすべての馬(主に乗馬に使われていたのは牡馬)には噛み付く癖があり、またたがいに歯や蹄で喧嘩し合うから。
例えばこんな記述。
『船上で起きた馬の暴動のために、フランス政府は最初に船積みした馬の3/4を失った。気性の激しいポニーたちは囲いをぶち破り、行く手のあらゆるものを打倒し、噛み、引き裂いた。ヨーロッパ人の船員は重傷を負い、激昂したけだものと同乗するのを拒否した。1週間の航海で無事だったのは300頭中わずか60頭しかいなかった』
どうやらね。
馬を人間並みに扱うのは、むかしの日本人にとっておよそありふれた習慣であったらしく。
去勢やハミをつけないのも、人間の仲間に嫌がるコトを強制させないのとおなじ理由であったから。
そして、およそ調教をせず、好き放題させる。結果、わがままになってしまい、乗用馬としては決して適さない状態になっていたみたいね。
犬や猫と同じように、家族として愛玩動物として馬を扱う日本人。
ふと、現代にも通じるものがあるなと思ってしまった。
愛馬が可愛くて甘やかしてしまうから、結果わがままで噛み癖のある自馬や会有馬というのはよくきく話。
それが、馬をパートナーとしてみる欧米人からしてみれば、日本人は凄く不思議。そして、馬の扱いも不思議。それゆえに、日本の馬の評判は悪かったのだろうね。
馬術をするのであれば、やはり家族同然で扱ってしまうのではなくパートナーとして……という部分も肝に命じなければイケない。
ちなみに、家族同然に扱い過ぎるコト。俺は否定こそしないけど違和感を覚える時は多々ある。
だって、結果的にオーナーが噛まれてアザを作ってるなんてアホな話でしょ。
そんな話。
これからホテルニューオータニに行って来ます!