運動会シーズンです。
六年生担任なので組体操の練習をしています。
さて、支持倒立をさせているのですが、女の子が奇数のために一人余ります。
そこで、その子と組んで、二人組の技をなぜか???やることになりました。
二人をやめて、そこだけ三人にしたら??と提案したのですが。。。
ちょっと考えました。
ここで、「自分は左側に自信がないからそんなことはできない」と
断わろうかと思いました。
でも、こういうチャンスがなかったら、
もう自分は一生逆立ちができなくなるかもしれない。
できないからといって、別に不自由しないけど・・・・・
それでも「できないだろうなあ」ということが増えるのって、悲しいですよね。
やってみてだめやったら、あきらめようと思いました。
そんなわけで、「倒立をする」ことにしました。
病気をする以前だったら、別に大丈夫でしたが、病気以来倒立なんてしたことが
ありません。
というか、普通、この年になったら、あんまり逆立ちしないよね。
子どもの手前、「できない」という顔はしたくなかったので、
もうやけくそになってエイッとやりました。
幸い、一応できましたが、左手がどうも不安です。
それに、左足がうまくあがりません。
手で体を支えている間、どうにも左側がむずむずと、気持ち悪い感じです。
成功率は8割くらい。ときどき失敗します。
連続で練習するほど、失敗率があがります。
つまり、左側が「もたなく」なるのでしょう。
自分の手が信頼できないので、思い切って逆立ちをすることができません。
そして がくがくする感じがします。
いつ倒れても、おかしくない感じです。
そんな話を、「あやしの先生」にしました。
先生の大きな目は、「点」になり、
「それは過激なリハビリですね・・・・」とおっしゃいました。
「だいたい、その年で子どもに混じってやっている先生を私は知りません」
ともおっしゃいました。
でも、現実は厳しく、ぜひ成功したいのですが・・・と訴えると
笑いながら、「治療」をしてくださいました。
ぐらつく左手がきちんと体を支えられるように
倒立のイメージが脳に伝わるように。
そのあと診察室?で練習しました。
楽勝でした。
左手のぐらつきがなくなり、
思い切って蹴り上げることができました。
そして
驚きあきれる先生を尻目に、
大喜びで帰ってきたのでした。
さあ、いつでも来い!!!