左手だけ、手袋をするようになった。
温度の感覚が鈍っているので危ないためと、痛みを少しでもやわらげるため。
例えば紙とかかばんの角とか、なんでもいいけれど、とにかく左手の掌にさわると痛いと感じる。
冷たいことも、痛いと感じる。
暖かいのはわからない。
少し熱いのは、やっぱり痛いと感じる。
掌の痛みがひどくなったのは、日本に帰ってきてからかなあ。
ちょうど冬が終わりかけで、
あわてて探した時にはもう手袋が売っていなくて困った。
夏になったら今度は「紫外線カット」とかいう日焼け止めの手袋が出回ってきて
助かった。
これまでそんなものを買おうと思ったことがなかったので、あんまり存在を知らなかった。だから、長いこと冬用の手袋をしていた。
どんな手袋でもいい・・というわけではなく、自分の指にぴったりするものがほしい。
大き目だとずるずるしてきて、気持ちが悪い。
それに仕事がら、よくプリント類を扱うので、ぴったりしていないと配ることができない。
ところが、なかなかこれが見つからない。
これまででいちばんはめ心地がよかったのは、偶然コンビニで買ったのびのび軍手みたいなもの。
どうして、何足か余分に買っておかなかったか後悔した。
だって、普通の手袋は右左があって、一足買っても使うのは片方だけ。
なんだかもったいない。
その後もいろいろ試してみたけれど、結局それを超えるものは見つかっていない。
色は黒が便利。
夏らしく、薄い色のものも買って使ってみたけれど、すぐに汚れてしまってみっともない。
手袋をしていると、いろんなところに平気でさわるので、余計に汚れるのだろうと思う。
手袋をはめるようになってから気づいたけれど、結構指先って酷使しているんだね。
しばらく使っているうちに、特に人差し指の先が擦り切れてきて、穴があいてしまう。
ちょっと驚きでした。
爪が長いわけでもないと思うけれど。
夜眠るときも、手袋をしていたほうが痛みが少ないように思う。
だからいつも手袋をしている。
日焼け具合も左右ちがってきた。
女性の皆さんが、夏なのに手袋をする理由がようやくわかった。
これからも当分手袋とのお付き合いは続きそうだ。
秋になって「のびのび軍手風黒の手袋」がでたら、すぐに買うぞ。
黒の手袋も、もちろん汚れているのだろうけれど、めだたない。