修学旅行の写真ができあがってきました。
今注文用に、教室横の廊下に張り出してあります。
子どもたちはわいわいいいながら、楽しげに写真を見ております。
我がクラスの男の子が二人、やはり楽しそうに写真を見ていました。
クラスの集合写真を見ている様子でしたが、
「ほら、先生ぼくの横にうつってんねん」と、一人の子が、もう一人の子に言っているのが偶然通りかかった私の耳に飛び込んできました。
その言い方が、とてもうれしそうだったのです。
なんだか、先生が自分の隣に写っていることがうれしくてたまらないといった言い方でした。
それを耳にした私は、とても幸せな気持ちになったのでした。
その「先生」というのが、担任であるわたしのことかどうかはわかりません。
全然違うことを言っていたのを、勘違いしているだけかもしれません。
そんなことを勝手に自分にいいように解釈している私は、とんでもなくおめでたいやつだとは思います。
ただ、少なくとも、そう勘違いしてもおかしくないくらい、今クラスの子どもたちとの関係は、うまくいっていると思います。毎日教室に行くのが楽しいのです。
残念ながら、体がしんどいために、子どもたちのためにできることがすごく以前よりも減っています。それは、仕方がないことです。
それでも、6年生という学年を担任していて、「教室に行くのが楽しい」と思える担任の割合は、そう高くはないと思います。
そう思うと、自分は幸せだなと思います。
同時に、なんとかもっと頑張りたいと、強く思うのです。
そしてそう思って頑張ると、すぐに体がしんどくてたまらなくなってしまうのです。
もう休むわけにはいきません。
なんとか無事に子どもたちの卒業を見届けるために
これまでに自分が獲得した技術を駆使して、
子どもたちのために頑張ろうと思います。
自分が休まずに仕事に行けるように調整することが、
今の自分の状態から考えると、一番大きな責務なのです。