かなり久しぶりにテニスに挑戦した。
昔・・・大学生のころにクラブに入っていて、社会人になってからはめっきりやる回数は減っていたけれど、1年に1回か2回やってたかな。
フィリピンで仕事をしていたころに、しばらく週に1度程度やっていた。それも もう気が付けば4年くらい前。
脳梗塞になってからは、もちろん初めての挑戦。
以前に同じ病気の人のブログを読んだことがあって、その人もがんばって、いろんなことにトライしている人だった。
その人も昔やっていたテニスに行ってみたと書いておられて、やはりうまく走れなかったけれども、楽しむことができたということだった。
私も、病気になる前にできていたことが、これからどれくらい楽しめるのか気になるところだったので、機会があればいろいろやりたいと思っていた。
たまたま昔一緒にテニスをしたことがある人たちの集まりに参加するチャンスがあったので、思い切って参加してみた。ありがたいことに、そこで「たまには来たら??」と誘ってもらえたので、調子に乗って行くことにした。幸い夫と一緒に行くことができたので、気持ちは楽だった。
実際にやってみると、最初はめちゃくちゃだった。ボールのバウンド感がつかめず、いったいどこで構えていいのやらよくわからなかった。
ラケットにボールがまともに当らず、ネットを超えないこともしばしばだった。
けれども、一緒に練習してくれた人が、辛抱強く付き合ってくれて、30分くらいすると、だんだん当たるようになってきた。
ようするに、後遺症は関係なく、テニスに関する感覚が鈍っていたということだと思った。
ただし、運動麻痺はないとはいえ、どうも左足が素早く動かず、結果的に右足にかなり負担がかかったようで、1時間くらいすると、右のアキレス腱のあたりが少し痛くなってきた。
サーブをやってみると、左手で上手にトスを上げることができず、へたくそなサーブがますます入らなくなっていたけれど、まあ仕方ないだろう・・・。これもやっているうちに、少しずつできるようになってきた。
本当はもっともっと練習していたかったけれど、どう考えても体力的に負担がかかっていそうだったし、右足もちょっと痛くなっていたので、2時間くらいでやめることにした。
それでも、とにかく「テニスが楽しめる」ことがわかったことは、収穫だった。心配していたほど動きが鈍くなっていたわけではなく、なんとかコート内を走ることができた。
きっと朝、子どもたちと一緒に2キロずつ走っているおかげで、コート内も走ることができたのだと思う。朝走るのは嫌な時も多いけれども、自分を励ましながらがんばっている。こういう努力は大切で、どこかで生きてくるのだろうと思う。
これで、前回のTOEICに続いて、(出来具合はともかく)、以前やっていたことができることが確かめられた。
今日は何となく疲労感がただよっているけれど、これからも、「できないかも」なんて思わずに、いろいろなことにトライしていこうと思う。