病院へ | mimiのブログ

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脳梗塞から2年半。
後遺症は感覚麻痺。見た目は元気そのものです。
最近少しずつ、元気に過ごせる日が増えていると思います。
30年間続けた仕事を退職して、新しい仕事に挑戦中です。
まだまだ人生これからだ!!!

病院までの道は長かった。


一人で行くのはあまりにも不安だったので、とにかく「help」を連発していたら、

宿泊していた所のスタッフの一人を手配してくれることになり、一緒に来てもらえました。

これが、本当に助かりました。


部屋にあった私の荷物をまとめてくれ、貴重品もしっかり管理してくれて、一緒に救急車に乗り込んでくれたのです。同じくらいの年ごろの女性でした。

2時間のドライブ?中には、自分は車酔いしながら、私を励ましてくれました。

目が合うたびに「大丈夫」というように微笑んでくれるのに、どれだけ励まされたかわかりません。

おしゃべりにも付き合ってくれて、気を紛らわすこともできました。


救急車の中では、とにかくできる範囲で知り合いに連絡して、どうしたらいいか相談しようとしていました。

けれども、携帯がうまく使えません

まず左手が自由に動かないので、操作自体が非常にやりにくかったのです。

その上、操作の仕方がわからなくなり、何度も失敗したり、電話のかけ方がわからなかったりしていたのです

自分では、「パニクッているのだろう」と思っていたのですが、多分あとで考えると、一時的に脳機能障害がでていたのでしょう。

とにかく苦労して夫にメールを送ることに成功し、マニラにいる知り合いと話すこともでき、少しずつ病院にも近づいてきました。


2時間かかると言われていて、何度か時計をみたのですが、10時58分です。出たのが10時ごろだったので、まだあと1時間くらいかかる・・・などとぼんやり考えていました。何度時計を見ても10時58分なのがおかしいことに、だいぶ経ってから気づきました。

知らない間に時計の「モード変更」のところを押していたらしく、以前自分がランニングをした時の10分58秒というタイムが表示されていて、それをずっと、10時58分だと思っていたのでした。ようやくそれに気づき、時計にもどそうとしましたが、戻し方がわかりません。やはり脳機能障害だったのでしょう何度やってもわからないのであきらめて、付き添ってくれた彼女にきくと、「もう少し」だということで、本当に、それからまもなく病院に着いたのでした。夜中の12時のことでした。


発症してから、すでに数時間経過していました。