昨日、平日夜の万博が空いていて快適だった!という記事を公開したばかりだったのですが…。
4月26日(土)の夜、再び万博に行った帰り、ゲートを出てから地下鉄に乗るまでに驚くほど時間がかかってしまいました。
今回は、そのときの体験を共有したいと思います。
夜の万博、閉場後の移動は大混雑
この日は夜のショーを見ていて、21時すぎにウォータープラザ周辺を離れ、東ゲートを目指しました。しかし、場内はすでにゲートに向かう人であふれ、ところどころで立ち止まる場面もあり、進むのもゆっくり。東ゲートに着いたのは21時30分ごろでした。
東ゲート(下図:黄色の枠)から出る場合、会場内からみて左寄りのゲートのほうが地下鉄・夢洲駅に近いのですが(下図:青い線)、こちら側のゲートは閉鎖されており、すべての人が右寄りのゲートから出るよう誘導されました(下図:赤い線)。
これは、駅に一挙に人が流れ込むのを避けるためだったかと思います。
ここから長い長い行列が始まりました。
※ この図では、正座ミャクミャク像あたりを起点としていますが、実際の移動開始点は左端の大屋根リングの中、会場中心付近です。
駅はすぐそこなのに、たどり着けない!
右側ゲートを出ると、ものすごい人。
誘導された列は蛇行しながら、止まっては進み、止まっては進み…を繰り返していました。
暗くて行列の先がよく見えていなかったので、駅から反対方向に進んでいるときはちょっと心配でしたが、後から思い返すと、私がたどったコースはおおむね、上図の赤い線のようだったと思います。ゲート前の広場をぐるーっと大回りして駅に向かったということですね。
結局、地下鉄に乗れたのは22時15分ごろ。
帰宅しようと動き始めてから1時間以上経過していました。
自宅についたのは、いつもならとっくに寝ている時間で、せっかく楽しかった気分が一気に疲れに変わってしまいました。
遠方からの来場者は特に注意を
列に並んでいる間、周囲では「この電車に間に合えば…」「その次の電車だと…」「最終は何時だっけ」といった会話が飛び交っていました。
スムーズに地下鉄に乗れる想定で予定を組んでいた方、特に次の交通手段の予約を取っていた方にとっては、相当なプレッシャーだったはずです。
後の予定がある人は、閉場ギリギリまで滞在するのは避け、余裕をもって退場するのが安心だと感じました。
エレベーター利用者にはさらに待ち時間がプラス
東ゲート近くにはエレベーターが2基設置されていますが(上図:緑の★マーク)、ここにも長蛇の列(上図:緑の線)。
エレベーターを利用される方も、駅近くまでは一般の列に並び、エレベーター近くでようやく列を外れてエレベーターの待機列に並び直す必要があり、そこでさらに待ち時間が発生します。
エレベーターを待つベビーカーの行列
今後はどうする? 現実的な対策
今回の経験から、私は「閉場ギリギリまで残らない」ことを心がけようと決意しました。
また、西ゲートからのバス利用も現実的な選択肢だと感じています。
例えば、新大阪駅直行バス(片道1500円)は予約制で座席も確保され、地下鉄よりも時間が読みやすいです。
ただし、便数が限られているので、利用する場合は事前予約と時間の確認が必須です。値段は少々高めですね…。
桜島駅行のシャトルバスはリーズナブルですが、夜の混雑具合については、まだ経験したことがなく、よくわかっていません。
地下鉄は弁天町駅で降車する人が多かったので、弁天町駅との定期シャトルバスがあれば混雑が緩和できたのではないかと思いました。計画では、弁天町駅のバスターミナルは、災害時の代替輸送時に利用される予定とのことです。
最近、徐々に万博会場を訪れる人が増えていると聞きます。退場時の混雑はさらに深刻化していくかもしれません。
万博での楽しい体験を最後まで気持ちよく締めくくるためにも、退場のタイミングも含めて、しっかり計画して行動したいと感じた夜でした。