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  平日訪問を思い立って

 

2025年4月、平日に時間が取れたので、思いきって万博に行ってきました。

 

天気はまずまず。かなり急に決めた訪問だったため、7日前抽選には間に合わず、来場日の前日早朝に空き枠先着予約に挑戦。もう何も残っていないかも…と思いながらアクセスすると、なんと【オーストラリア館】が予約可能!

 

やはり平日だからか、比較的取りやすかった印象です。一人での訪問だったことも影響しているかもしれません。

 

入場後も、当日予約を活用しながら、1つ訪問しては次を予約…という流れで複数のパビリオンを回ることができました。とはいえ、人気のシグネチャーパビリオンや企業館はやはり予約のハードルが高めといった印象です。

 

 

  実際に訪れたパビリオン

 

オーストラリア館(事前予約)

オーストラリアの自然と先住民文化がテーマ。展示の雰囲気も良く、異国感たっぷり。

 

軽食として「クロコダイルサンド(1,500円)」を試してみました。ワニ肉は初体験でしたが、マヨネーズ味で意外と食べやすく、臭みも感じませんでした。ワニと言われなければ、おそらく何の肉か分からないと思います。

 

 

 

 

ドイツ館

マスコットキャラクターのサーキュラーとともに館内を巡る体験型展示。サーキュラーを耳に当てると音声解説が聞こえる仕組みです。環境問題への取り組みを中心とした構成で、内容はやや啓蒙的な印象でした。

 

入場者はサーキュラーの数に連動して管理されており、展示の最後にはサーキュラーを滑り台で転がして次の人に渡されるというユニークな仕掛けも。来場者の流れを自然にコントロールしている点が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

関西パビリオン(当日予約)

「関西」パビリオンには、福井、徳島、鳥取を含め、9つの府と県が参加しています。

 

印象的だったのが鳥取の展示。「鳥取無限砂丘」という砂を使ったプロジェクションマッピングが面白く、実際に鳥取砂丘の砂を持ち込んで展示されているそうです。どこまでも“砂推し”な内容で、鳥取県民の砂愛を感じました。名探偵コナンの虫メガネ風デバイスを片手に館内をめぐる仕掛けもユニークでした。

 

 

和歌山県の展示では、「切り株型のお弁当箱」が展示されていました。遊び心あるデザインですが、機能性を考えるとちょっと…どうなんだろう?写真では一見椅子のように見えますが、現物は座れる感じではないです。

 

 

パビリオン横の予約不要のエリアでは奈良県がフィーチャーされており、自治体の参加のもと、せんとくんと記念撮影ができたり、地元メディアの取材が入っていたりとにぎやかな様子でした。このエリアでは、今後も各府県の魅力が順に紹介されていくのではないかと思います。

 

 

 

ブルーオーシャンドーム(当日予約)

海洋や自然環境の保護をテーマにした映像体験型の展示。ドーム型の天井に映し出される迫力ある映像は見応えがありました。こちらの展示もドイツ館と同様に、やや啓蒙的すぎると感じる部分もありました。

 

「このままでは地球はゴミだらけ」というメッセージには共感したものの、万博会場である夢洲自体がゴミの埋立地としてできた場所だと考えると、なんとなく矛盾を感じてしまうというか…複雑な気持ちが残りました。

 

 

未来の都市(シアター入場なし/当日予約)

新しい暮らしや技術の提案が並ぶ展示です。帆船を使って風の力から水素を生み出し、動力にする構想や、箱型モビリティ、自分のアバターを作成する体験などが印象的でした。

 

 

 

中でも気になったのは「箱に入ったまま交通機関の乗り換えができる乗り物」。ずっと座ったままだと快適さに限界がありそうですけどね…。

 

 

このほか、教育の未来としてアバターが美術館に行くという提案もありましたが、個人的には子どもにはもっと五感を使った体験が大事かなと感じる部分でもありました。

 

 

 

ロボット&モビリティステーション

ちょうど「自立するバイク」の説明が行われていました。転倒事故が少なくなることが期待される技術とのこと。展示の中には「最初からもう倒れてるのでは…?」と思ってしまう見た目のものもあり、ちょっとびっくり。

 

 

そのほか、案内や移動、配達、遠隔操作など、さまざまな役割を持つロボットやモビリティの展示が並んでいました。どれも暮らしに密着した用途を想定したもので、身近な未来をイメージさせる内容でした。

 

そのほか-さらっと見たところ

EU館では、ロボットアームが延々と枯山水のような模様を描いている展示が印象的でした。デンマーク製とのことで、静かで丁寧な動きが特徴的です。

 

 

バルトパビリオン(ラトビア、リトアニア)やコモンズのウクライナのブースにも立ち寄りました。バルトパビリオンの前では、民族衣装を着た素敵なスタッフさんが女子高校生たちにキャーキャー言われていて、華やいだ雰囲気になっていましたね。

 

いずれも時間の都合で中をゆっくり見ることはできませんでしたが、スタンプはしっかり押してきました。

 

また、通りがかりに見たインド館は外観のインパクトが強く、印象に残りました。ただ、まだ展示物が整っていない様子だったので、今後の公開が楽しみです。

 

 

  万博グルメも体験

 

会場内での食事タイム。気になったメニューを試してみました。

ちょっと贅沢しちゃったかな…。まあ、万博だから特別ということで。

 

オーストラリア館(コネクティングゾーン C15)

  • クロコダイルサンド 1,500円
  • ビール 950円

 

K-Restaurant&Café(リングサイドマーケットプレイス)

  • 豚肉の串焼きセット(飲み物付き) 1,800円 ※アルコール選択で+200円。

余計な脂が落ちてサクサクした感じ。しっかり満足感がありました。

 

 

 

 

  限定スタンプ&ピンバッチを求めてミャクミャクハウスへ

 

4月限定スタンプを押したくて、ミャクミャクハウスにも立ち寄りました。

スタンプは無事ゲットできたのですが、平日限定ピンバッチは入手できず、少し残念な結果に。

 

ピンバッチは数量限定で、早い時間から列に並ぶ必要があります。私が到着した9時40分の時点で、すでに行列ができており、案内予定時刻は11時半。まだ他にも見て回りたい場所があったため、「このまま並び続けるより、次の展示を楽しもう」と気持ちを切り替えることにしました。

 

 

  会場内のトイレ事情に注意

 

トイレ事情には少し注意が必要です。パビリオン内にはトイレが設置されていなかったり、数がかなり限られていたりするので、パビリオン入館前にはトイレに行っておくことをおすすめします。

 

実際、関西パビリオンでトイレの場所を尋ねた際には、「館内にはないが、一度外に出ると再入場はできない」とのことで、かなり離れた場所を案内されてしまいました。もう少し見たい展示もあったのですが、落ち着いて楽しめる状況ではなくなってしまい、やむなく外に出ることに。心残りになってしまいました。

 

 

ちなみに、今回立ち寄ったデザイナーズトイレは二つ。

トイレ4(9,980万円)

地域の土を使った3Dプリントの壁でつくられた、有機的なトイレ建築。まるで大地の割れ目に入っていくような、没入感のあるデザイン。

 

 

トイレ5(1億5,372万円)

ユニット型の建築で、閉会後は解体して他の場所へ移設もOK。カラフルなブロックのような外観は、子どももワクワクしそうです。

 

 

 

 

  一人万博の感想とふりかえり

 

急な訪問ではありましたが、事前予約と当日予約を活用することで、思いのほか多くの展示を楽しむことができました。平日は比較的混雑も少なく、自分のペースで回れる印象です。

  • 歩数:17,212歩(自宅往復)
     

  • 使用金額:4,450円(飲食代)
    この前、くら寿司万博店で家族で食べた額より高いんですけど…
     

  • ゲットしたスタンプ:19個
    関西パビリオンで一挙9つを獲得!

会場での感動をすぐに誰かと共有できない寂しさはありますが、自分のペースで静かに味わえる時間もまた貴重だと感じました。