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大阪府では、小中学生を対象に、大阪・関西万博への招待事業を実施し、学校ごとの引率参加が予定されています。

 

しかし、先日、子どもが通う小学校から「大阪・関西万博の生徒招待事業には参加しない」というお知らせが配られました。いろいろな検討を重ねた結果、学校として引率を見送ることを決めたようです。

 

その理由として、大きく以下のような点が挙げられていました。

  1. 安全面の不安
    万博会場は国内外から多くの人が訪れるため、混雑による迷子や転倒のリスクがあること。また、海外からの来場者による写真・動画撮影の懸念もあるとのことでした。
     

  2. 事前の確認が難しいこと
    通常の校外学習では事前に下見を行い、安全面の確認を徹底しますが、今回はその機会が限られているとのこと。また、訪問するパビリオンは事務局の割り振りで決まり、子どもたちの希望を反映できず、海外パビリオンが対象外となるなど、学びの選択肢が限られる点も課題のようです。
     

  3. 児童・教職員・保護者の負担
    特に低学年の児童にとっては長時間の移動や混雑した環境が大きな負担になり、教職員も安全確保の面で難しさがあるとのこと。万が一、会場で体調を崩した場合、保護者が迎えに行く必要が出る可能性も指摘されていました。
     

  4. 代替案
    学校としては、全児童を対象とした遠足を予定しており、そちらで安全に校外学習を行いたいという考えのようです。また、児童には「こども招待一日券」が配布されるので、各家庭で自由に参加する方が望ましいとのことでした。

 

もちろん、万博はとても魅力的なイベントですが、学校としては慎重に判断した結果、このような決定に至ったようです。学校側の懸念もよく理解できますし、大勢の児童を安全に引率する先生方のご苦労も分かります。親としても、万が一体調を崩した場合に夢洲まで迎えに来てほしいと言われると、確かに困ってしまうかもしれません。

 

それでも、もし友達と一緒に行けたら、家族で行くのとは違う特別な思い出になったかもしれないなと思うと、少し残念な気持ちもあります。学校行事としてみんなでワイワイしながら見学するのは、また別の楽しさがありますよね。

 

とはいえ、我が家は通期パスを購入しているので、せっかくの機会を存分に活かして、家族でたくさん楽しもうと思っています。