【おでかけ】縄文の村で燻される | お出かけ大好き  みみみのごはん

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東京近郊の食いしん坊なお出かけブログです。
※現在は、お出かけブログと日々の小さな楽しみを見つけるブログを書いています。

コロナ禍でお出かけブログをお休みしていましたが、一部再開することにしました。

今までの食いしん坊な記事も引き続き書きます。

詳しくはこちらからご覧ください。

 

 

前回より多摩モノレールに乗っています。

まずは、終点多摩センター駅で降り、小田急線や京王線の多摩センター駅で、キティちゃんにまみれました。

というのも、ここはサンリオピューロランドの最寄り駅なんですよね。

 

でも、私達が目指したのは違う場所だったんです。

 

公園の入り口っぽい。

 

遺跡庭園 縄文の村 

都指定史跡 多摩ニュータウン№57遺跡

 

そしてふと横を見ると。

 

縄文の村 展示ホール 入場無料

ほうほう、あちらは資料館みたいな感じかな?後で訪ねてみましょう。

 

まずは遺跡公園へ。

 

本日は、復元住居B棟で火焚きを行っています…!

おお、たきびみたいのやってるのかな。

 

と一歩入ったら、もうあるじゃん!

 

立派なお家!

 

まず、ここがどういう場所なのかご説明します。

 

ここは、昭和40年代に人口増加による住宅難などを解消するために作られた「多摩ニュータウン」を造るためにした発掘調査で発見された「竪穴式住居」を復元した場所です。

 

発掘調査の結果、縄文時代前期前半の竪穴式住居跡が2軒、中期後期の竪穴式住居跡が8件確認されました。

このあたりに多く見つかっている遺跡だったので、3軒の竪穴式住居だけが復元されて遺跡公園「縄文の村」となっています。

 


縄文時代中期終末(4500年前)、八王子市で発掘された「敷石住居」を復元しています。

 

中は真っ暗。

懐中電灯があったので照らしてみましたが、あんまりよく見えません…ちょっと怖いです。

 

懐中電灯と、画像自体を少し明るくしてこんな感じ。

 

敷石が敷いてあるのが見えるでしょうか?

座りやすくしたのかな?

土の上よりも石の上の方が座ったり寝たりするのに良かったのでしょうか?

でも何だか硬そう…。

 

ちょっとした散策を楽しんでいると、すぐにたきびのような香りがしてきました。

久し振りに嗅ぐ、懐かしいような香りです。

 

おお、次の住宅が見えてきました。

 

6500年前の竪穴式住居。

これは、発掘調査当時の位置に復元されました。

ああ、すごい煙が出てる。

 

係の方が管理をしていて、その方が中から「ひー、暑い暑い」と出てきたところでした(笑)

「どうぞ入って見てよ」とおっしゃるので、中に入って見ました。

 

思ったよりも盛大に燃えていて、これがむちゃくちゃ煙い。

サーモンかチーズにでもなった気持ちです。

わーニオイがついてしまう…もう出よう!と同行者と出口の方を向くと、さっきの係の方が戻ってきました。

 

「あーそこは一番煙い場所だから、あっちの下の方が煙くないよ」とおっしゃるではありませんか(笑)

しばらく中で話を聞いていましたが、いやぁ、こりゃダメだと思い、話の句読点の部分で「ひゃーけむいけむい!」と言って飛び出しました。

危なく燻製になる所でした。

 

竪穴式住居から出てきてゆっくりおはなしをうかがうと、その方はいわゆるシルバー人材センターから派遣されてきた方で、主なお仕事は火の管理、落ち葉の掃除などなんだそうです。

でもいろいろなことに詳しくて、説明していただきました。

案内のための資料もありますしね。

 

火をたくのは、建物につく虫などを追い出すためと、カビを防ぐためだとか。

なんだ、観光客を喜ばせるためじゃなかったんですね(笑)

そういえば、岐阜の合掌造りの住宅なども囲炉裏を焚くことで建物を守っていると聞いた事がありました。

 

その日の担当の方はとてもお話好きで、植物などの事にも詳しかったです。

 

ガマズミの実

「まだ酸っぱいんだよ、鳥が食べに来る頃が一番おいしいんだ」と(笑)

同じ種類の木からできたどんぐりでも、場所によって大きさや形が全然違う事も教えてくれました。

 

ここは、公園のために縄文時代にも生えていたであろう木を植えたのだとか。

今では人口の森とは思えないくらいすごい緑です。

 

すぐ近くを電車や車が通っているのですが、森の中は割と静かで不思議な気持ちになりました。

色々な話を聞かせて頂き、とても楽しかったです。

 

さて、遺跡庭園は充分堪能しましたので、建物の中に入って見たいと思います。

 

先ほどの庭園もそうですが、こちらも入場は無料です。

ちなみにここの正式名称は、東京都埋蔵文化財センターといいます…すごい名前だ。

「埋蔵文化財センター」とは、遺跡などの発掘調査や研究、収蔵などを行う施設で、日本全国にあります。

 

ソーシャルディスタンス?ちょっとこわい(笑)

入ったらすぐに展示室でした。

 

 

江戸東京博物館の展示に貸し出しているとのこと。

なんかすごく貴重なものが展示されていたんですね。

 

こんな硬そうなの、よく削った(割った?)なぁ。

 

展示室はコンパクトでしたが、いろいろ展示されていました。

そこを出ると、何やらおもしろそうな空間が。

 

体験できるものがたくさんあるんだって。

 

土器の模様付けを体験できるコーナー。

道具は全部ここにあるので、セルフで自由に体験できます。

手を消毒したら、真ん中にある粘土のところに、いろんなものを押し付けて跡をつけます。

 

貝殻の跡や縄の跡をつけてみました。

なんだこれ、めっちゃ楽しいぞ。

使い終わったら、次の人のためにめん棒などで粘土の表面を平らに直しておきます。

 

土器の模様を、半紙に写し取る

 

鉛筆で上をこすると、土器の模様を写し取ることが出来ました。

でも結構難しかったです。

 

バラバラになった土器を組み立てるゲーム。

磁石が使われていて、うまく組み立てるとちゃんとくっついて再現されるみたい。

私はさっぱりうまくできませんでした…。

簡単なのもあったんだけど、それも全くダメでした…。

 

小学生男子がやってきて、ちゃちゃちゃっと組み立てて行ってしまいました。

こちらは簡単バージョンとはいえ、破片が2個余るんですよ。難しい…。

 

子どもたちも何人か来ていましたが、みんな楽しそうに遊んでいました。

 

 

スタンプがすごくかわいくて、スタンプ自体を販売してほしいくらいです。

 

同行者がこっちこっちというので、行ってみたら、すごい豪勢なお皿がたくさん並んでいました。

 

汐留シオサイトにあった遺跡で、仙台藩伊達家上屋敷の奥向き(藩主夫人の居住エリア)から、大皿80枚以上揃いの角皿・鉢・猪口などがまとまって出土したそうです。

200年前の伊万里焼ということで、儀式や宴席に使われていたものではないかという事でした。

 

伊達家…意外なところで出会うものですね。

 

棚の奥までぎっしり土器らしきものが並んでいるのが見えました。

 

さっきのスタンプと同じ柄のオリジナルブックカバー。

紙製ですが、柄がかわいいです。

記念に頂きました。

封筒とか作ったらかわいいだろうな。

 

出口でアンケートに答えたらこんなクリアファイルを頂きました。

ふふ、うれしいな。

 

東京都埋蔵文化財センター、なかなか面白い所でした。

お子様でも、大人でも結構楽しめます。

無料ですし、それほど混んでなさそうなので、もし気になった方はぜひたずねてみてください。

 

長くなりましたので、今日はこのあたりで。

次回は、やっぱりピューロランドの入り口くらいは見に行ってみる?

そして多摩モノレールのお出かけは続きます。

 

ぜひ次回もご覧になって下さいね。

 

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