【旅日記 前編】宇佐美のみかん山でこっそりみかんを食べるワタシ。 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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東京近郊の食いしん坊なお出かけブログです。
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母が退院祝いにと、熱海に泊まる2泊3日の旅を用意してくれました。

やったー!!

というわけで、旅の様子や、熱海のおススメ(がもしあれば)ご紹介したいと思います(笑)


電車でのんびり旅が好きなので、東京駅から東海道本線に乗り込みました。

居眠りして、ふと目覚めた景色を楽しんだり。




これは根府川(ねぶかわ)という駅。


海がすぐそこなんです。

とっても青空が綺麗!!うれしいな。


熱海まで約2時間。

電車旅大好きなので全然平気です(笑)


そしてそこからさらに伊東線に乗り換え。


このJR伊東線がすごくいい感じ。





久しぶりの扇風機付き。

古い東急の車両みたいでした。

ここを走る前は、自由ヶ丘とか走ってたのかなぁ…なんて思うと感慨深い。




クロスシートとロングシートの位置関係がすごく微妙で、座っていると何だかすごく変な感じ。

いいなあ、こういうのが旅に出てるって感じするんですよねぇ。



そしてさらに17分ほどで目的地の「宇佐美(うさみ)」駅に到着しました。







ご、ごめん、宇佐美が温泉郷だったなんて知らなかった…。

私がここを目指してきたのは、これが目的!!




そう、やっぱりこの時期の伊豆といえば「みかん狩り」でしょ!

食べまくりますよー。

風邪ひいてるし、ビタミン取りまくりますよ!


駅を下りると不思議なものが。





旅のアシンル?

どう見ても普通のお手洗いですが?


この白い格子の向こう側にアシンルとは何かという説明が書いてあります。

場所柄撮影は控えましたが、どうやらアイヌ語でトイレの事らしい。

どうして宇佐美でアイヌ語?


…今回も楽しい旅になりそうです。





赤いポストとかわいい駅舎に見送られて、ミカン園を目指します!





あ、アロエの花!

下田の方ではアロエの花まつりというのがあるそうですが、今回は時間的にちょっと行けないのが残念。

アロエの花の時期は今なんですね。


こんな雰囲気の鳥、どこかにいそうだな。






宇佐美には、たくさんのみかん園があります。

どこにしようか悩みました。

なんの指標も無く、あったとしても「みかん」というナマモノが相手だけに、いまひとつ決めてに欠けました。


そこで、私が選んだ「H園」というみかん園。

選んだ理由は…


ホームページの中に徒歩の方へという地図が添付されていたこと。

大抵は車で訪ねる人用の地図なのですが、徒歩の人を相手にしている唯一のみかん園だったのです。


ヨレヨレの何とも言えない味のある地図が書いてあるのですが、そこ添えられた文章に心を打ち抜かれました。



「徒歩の方のための手書きマップ…ごめんなさい、もっときれいにやり直します!」



ああ、お宅へ伺いますとも!!

こんな理由から選んでしまったH園。

これが悲劇 楽しい旅への第一歩だったわけですね。





駅から徒歩15分とあったけど、徐々に上って行ってる感じがね。

膝に来ますよね(笑)




そしてね、地図に書いてある○○薬局やら○○酒店が軒並み廃業しちゃっているという…。


H園が「もっときれいにやり直します」とあの地図をホームページに載せてから、何年たっているんだよっ。

早く書き直せよー(笑)



それでも、野生の勘を頼りにみかん園を目指します。





結構上がって来たから、振り向いたら海がが見えていました。

駿河湾かな。




普通のお宅の庭木に柑橘系がやたらに多いですね。




山の中腹にどなたかいらっしゃる。

観音様でしょうか。





この辺りまで来ると、あっちこっちにみかん園があり、どこでもみかん狩りをすることができます。

駅から10分も歩けば、次々とみかん狩りの看板が。


このあたりで済ませちゃおうかとも思ったんです。

何も無理してH園まで行く理由は何もないのですが…私の面白いものアンテナが、H園の何かをキャッチしちゃったんですよねぇ。





みかんのとなりにそびえたっているのはコウテイダリアですね。




みかんの花咲く丘という曲は、この辺りがモデルになっているとかいないとか。





道路にはみ出した柑橘系。

つるつるピカピカでおいしそう。



イエス!ストロベリー。

良い名前だ。

もう、今シーズンのイチゴ狩りが始まっているそうですよ。



そして、いよいよ到着!!





H園でございます。


店番のおばあさんに「みかん狩りをやりたいです」と伝えると、園内食べ放題400円、おみやげつき800円という案内を受けます。


やっぱりおみやげつきでしょと800円コースで。

そして荷物をお店で預かって頂き、ハサミとみかんを入れる網の袋をもってスタート!!


おばあさんが、「ここは全部うちのみかんだから、どれを採ってもいいからね」と。

「近い所はもうなってないから、あの葉っぱの無い高い木がはえているところまでがんばって上がったらみかんがなっているから。」

「海も見えるから、散歩がてら楽しんできてね」




意気揚々と坂道を上がりかけてふと不安に。


なぜなら…



まるでゴミ屋敷か廃墟のような物置があったり。

怖くて写真は撮らなかったけど、ずさーーーっと崩れかかった納屋があったり。


み、みかんは大丈夫なのか??



元々美味しいみかんを食べたきゃスーパーで買えばいいさ、とにかくおもしろい事ないかなという感覚で来ているので、みかんは酸っぱくても全然かまわないのですが、この状態はちょっと不安。




最初に見つけた「みかん狩りできそうな木」が集まっている場所は、たしかにもうみかんはほとんどなっていませんでした。


ふむふむ。

ここがおばあさんが「ほとんどなっていないから、次へ進め」と言った場所だな。



先に進むと…





あれ?


これ、明らかに温州みかんじゃないよね。




心の目で読むと、たぶん「あまなつ甘夏」。


そういえば、ホームページに2月から甘夏狩りができると書いてあったな。





おばあさんはどれを食べてもいいと言ったけど、どう見てもこれは違うよね。

それにまだシーズン前だからきっと酸っぱいし。





どうしよう。

この先は公道が通っているし。

明らかにみかん畑はここまでっぽい。


…みかんが無い。




ところが。



まるでナイショにしてあるみたいに、甘夏の木の向こう側に温州みかんの木が一本。

たわわに実っているじゃないですか。





おばあさん、どれを食べてもいいよって言いましたよね?

一本だけぽつーんと立っている木だけど、いいよね?

…ね?


明らかに他の木とは場所が違うけど、甘夏の木の隣りだもん。

持ち主が同じみかん畑の事には変わりないでしょ。


と言いつつも、何だかこっそりみかんを食べるワタシ。






頂きまーす!!

パチン!!


ものすごく甘いってわけじゃないけど、思ったよりもおいしい。

恰好の良いものは袋に入れ、後は取っては剥いて食べる。

こそこそ。


いや、ちゃんとお金払っているからこそこそ食べなくていいんですけども。

なんとなくね。







いや、おいしいおいしい。

想像よりもずっとおいしいよ。


もぐもぐ。

もぐもぐ。


10個以上は食べたな。


途中、いかにも農家のおじさんという方が見回りに来て、こっちをちらっちらっって見てたのが気になるけど…怒られなかったし。


もし注意されたら、「だってー、おばあさんがどこの食べてもいいよって言ったんだもん」と口をとがらせる準備はしていましたよ(笑)



さすがに10個を越えたら、口の中がイガイガしてきました。

お腹空いてたから、量的には全然いけたんですけどね(笑)


お土産用の網も一杯になったし、そろそろ下りますか。



また甘夏の林を抜けていきます




甘夏食べ放題ってのは、かなりきついね(笑)




おみやげついて、みかん食べ放題ついて800円ならいいんじゃない?

レジャーとして楽しいし。





わー、いつの間にかこんなに上がってきていたんだ。

下りるの怖いなぁ…。

足痛いし…。


と思っていたら、帰り道はコチラの矢印。

さらに進むと…





あ!海だ!!

これがおばあさんの言っていた海だね!


うんうん、たしかに綺麗!


なんだけど…。


ここの足場がすごい。

写真はありません。

なぜなら、そんな余裕が全くないくらい足場が悪かったんです。


基本、作業用の農道みたいな急なジグザグ道で、「元階段」みたいなコンクリートの残骸があちこちに散乱していて。

うっかりそこを踏んでしまったら、ぐらぐらしてとっても危ないの。

ただでさえ下りは足が痛いのにさ。


なんとかヘトヘトになって戻ってきました。



おばあさんにハサミを返すと、「あら、上まで行かなかったの?」と。

え?行きましたよ。

甘夏がずいぶんたくさんなっていましたね!


というと、おばあさんはちょっと不満そうな顔で、「あら、上まで行ったのにそのみかんにしたのね」と。


ん?

あの頂上の一本みかんをとった事がバレたのかとドキドキしたけど、どうやら甘夏を取ってくればいいのにって事だったみたい。


じゃあこれを持って帰りなさいと甘夏を一つ、渡してくれました。

「まだあんまり甘くないから、フルーツサラダにするといいわよ」とおばあさん。


フルーツサラダという言葉がおばあさんの口から出てきたのがおもしろくて、過剰な反応をしてしまった私に、さらにおばあさんは「じゃあこの夏みかんも持って帰りなさい」と巨大な夏みかんもくれました。

「これは酸っぱいから、ハチミツ漬けにするか、ジャムにするといいわよ」だって。


ただでさえみかんが重いなぁと思っていたのに、さらに巨大な甘夏に夏みかんまで持たされて…。

いや、おばあさんの優しい気持ちがうれしかったので、ちゃんと持ち帰りました。

まだジャムにもフルーツサラダにもしていませんが、きっとおいしくいただきますから!



ところで、なぜこのみかん園の名前を明かさないのかということですが。


おばあさんはとても優しく対応してくれたのですが…正直おすすめができません。

通り道に点々と続く、崩れかかった納屋や謎の小屋。

劣化してバラバラになったバケツなどが点々と落ちています。


帰り道は足場がめちゃくちゃ悪く、年配の方や小さいお子様にはお勧めできません。

肝心のみかん園については、ほとんどみかんがなっていなかったので、評価のしようが無いのです。


ここにみかん園の名前を書いたら、お出かけの方にお勧めしたことになってしまうので、とりあえず伏せておきました。

お役に立てずにすみません。


ただみかんの味はとてもよく、その場で食べたみかんも、持ち帰って数日たったみかんもおいしいです。


みなさまのフィーリングでみかん園を選んでいただけたらと思います。


さて、みかんと巨大な甘夏などを持ち、下り坂をポチポチと下りていきます。


はー。足が痛い。

どこかで休憩したいなぁ…と思うのですが、ファストフードやファミレスが見当たりません。


朝からみかんしか食べていないので、おなかもすいたし。


スマホで検索すると、近くにスーパーがあることがわかりました。

スーパーなら、ベンチくらいあるかも!





スーパー ナガヤ。

どうやらこのあたりのスーパーチェーンみたいですね。


そして店内で買い物をし、ベンチで休憩させていただきました。


こんなの見つけちゃった。



どうやらナガヤのオリジナルパン。

パインクリームパンです。




がっつりバタークリーム。



いいね、昭和のおやつっぽくて。

しかも地元密着のスーパー、楽しいです。



しっかり休憩をさせて頂いて、また駅方面へ戻ります。



マンホールのフタも温泉。





運送会社の看板も「みかんカラー」かわいいこと。






街路樹の所に、普通にアロエ。






そして、何とか無事に宇佐美駅まで戻ってきたのでした。



旅はまだ始まったばかり。

もうしばらくお付き合いくださいませ。



最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。




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