ここに一台のピアノがあります。
中学校の体育館に置かれていて、合唱コンクールの伴奏をしたり、入学式や卒業式で校歌を演奏したり。
どこにでもある、ごくごく普通のピアノ…でした。
そう、2011年3月11日までは。
3月11日、東日本大震災発生。
福島県いわき市立豊間中学校を、津波が襲いました。
全てが流された学校に、なぜかピアノだけが残っていたのです。
しかし、もちろんピアノは津波に流され泥だらけのボロボロ。
とても使える状態ではありませんでした。
そんなピアノを何とか再生してほしいという生徒たちの願いが、ピアノ調律師の遠藤さんに託されました。
泥や錆でぼろぼろになったピアノを解体し、部品の一つ一つを磨き、再生していきました。
その作業は困難を極め、遠藤さんは何度もあきらめようと思ったそうです。
しかし、遠藤さんやそのご家族の懸命な修復作業により、ついにピアノはその音色を取り戻しました!
遠藤さんは、あえて本体についた傷をそのまま残しました。
その傷があることで、このピアノが「奇跡のピアノ」であり続けるのだと思います。
そしてこのピアノは「奇跡のピアノ」として、その音色を聴くすべての人に勇気や力を与え続けています。
私は東京に住んでいるので、つい、震災の事を過去の出来事と思ってしまう事があります。
でも、まだ何も終わっていないんですよね。
もしかしたら、始まってもいないのかもしれません。
私なんかに何ができるかわかりませんが、とにかく、忘れないでいなくては…と改めて思ったのでした。
9月17日(祝)まで 横浜タカシマヤ 8階催会場「大東北展」にて展示。
※9月15日(土)には、シンガーソングライターの普天間かおりさんのライヴで、奇跡のピアノの音色を聴く事が出来ます。
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アメーバピグの部活「ピグムービー制作委員会」から生まれたソロ☆プロジェクト。
ちょっぴり元気が出るショートムービーができました。
赤い風船は、アメーバピグの中のアイテムで、買う事によって被災地に募金ができるというものでした。(現在は終了)
たくさんのピグたち(人々)が、赤い風船を飛ばす姿は、とても感動的でした。
みんなから、赤い風船ともに「ファイト!」の言葉を送ります。
大丈夫 一人じゃないよ!
こちらからタイトルクリックで、4分弱のショートムービーが見られます。
ぜひご覧下さいませ。
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Radio ラジオ -勇気をくれたことば-」