旅は、東京駅から始まります。
今回の旅は、以前2回ほど訪ねたことのある、伊良湖(いらご)に行きたいということから始まりました。
決まったのは、2週間ほど前。
それからバタバタとホテルをとり、新幹線のきっぷを手配している間にあっという間に当日を迎えました。
朝7時少し前。
なじみのエキナカの「グランデュオ」も、まだ開店前で人けがありません。
それでも開いているお店を見つけ、朝食を調達し、新幹線「こだま」に乗り込みました。
こだま??
今回の旅は、愛知県といっても名古屋には行かず、田原市、豊橋市、豊川市のあたりをうろうろします。
このあたりのことを、東三河というのだそうです。
で、最寄の豊橋駅は、ひかりもほとんど停車せず、こだまが主なんです。
なので、もしかして人生初??のこだまに乗車です。
平日の早朝なので、やはりビジネスマンが多かったです。
そして、今回の旅、記念すべき一食めは、お弁当です。
まず、同行者のお弁当は、以前のブログでもご紹介した、仙臺利久の牛たん丼+テールスープ…朝から?
ひもをひっぱって温めると…
わはは…おいしそう。
そして私ですが、ここのところどうもいつもの調子が出なくて…
朝のおむすび弁当という、普通な感じに…あ、でもゆでたまごも買ってみました。
みみさんがそんな少食なんて!大丈夫?なんて思ってくださった方、もしいらしたらありがとうございます。
これから先、みなさまがうんざりするくらい、元気に食べておりますのでご安心くださいませ。
そして、久しぶりの東海道新幹線にわくわくしていると、2時間半ほどであっという間に「豊橋」に到着。
豊橋カレーうどんののぼりが、私を出迎えてくれました。(のちほどカレーうどんも出てきます!)
そして、豊橋のマスコット「トヨッキー」。
本名 ホの国 ヨシダ…って、由来はあるのでしょうが、本名はいらないんじゃないかな。(笑)
鬼祭りというのがあるらしく、そこから鬼っぽい風貌になっているらしいです。
がんばれ、ホの国 ヨシダくん!!
さて、ここから「豊橋鉄道 渥美線(あつみせん)」に乗り換えます。
目指すは、終点の「三河田原(みかわたはら)」。
途中はのんびりした風景の中を走ります。
大自然と言うわけでもなく、かといって、これと言って何も無いという、のんびりした風景です。
そして、終点の三河田原に到着しました!立派な駅舎ですね。
ここは愛知県田原市です。
愛知県に来たのだとコレを見て実感。
「がんばっとる あなたへ でらコクうま…」
旅行中、特に気になったのが「○○しとる」という言い方。
たとえば、上記のコーヒーなら、「がんばってる」というところですが「がんばっとる」。
これが、こちらの言い方なんですね。
年配の方も、女子高生も、若いママも、みんな「しとる」って言っていて、新しい文化に触れた感じ。
なんか遠くへ来たなぁって思いましたよ。
愛知県なんて、東京からすぐなのに。
旅行、最高です。
ホテルの送迎車に揺られること約40分。
伊良湖(いらご)のホテルに到着しました!
ところで、「伊良湖」は、湖の名前ではありません。
伊良湖は、太平洋と三河湾に突き出た岬なんです。
そう、このホテルの向こう側は海なんです!!
今日、お世話になるのは、「伊良湖シーパーク&スパ」さん。
大きなリゾートホテルですね。
時間はまだお昼12時。
チェックインができないので、荷物だけを預け、散策に出かける事にしました。
歩くこと15分くらいでしょうか。
道の駅に到着です。
道の駅伊良湖クリスタルポルト
来るたびに、寂れていっているようで心配が募りますが。
ここにはフェリーターミナルがあり、鳥羽へ向かうフェリーや、向かいにある渥美半島への観光船が発着しています。
そして、ここに来たら、必ず食べるものがあります。
それが、この伊良湖名物。
「大アサリ」
1個7~8センチはある、はまぐりのような見た目です。
「大アサリ」といわれていますが、もちろんアサリではなく、「ウチムラサキ貝」という貝なんだそうです。
たしかに、貝殻の内側が紫色ですね。
身の歯ごたえがよく、また出汁のきいた汁までおいしい!
ここに来たら、必ず食べます。
この先にも、焼いて食べさせるお店は数軒ありますが、イロイロ考えるとここのお店が一番いい気がします。
もちろんお好みですけれど。
他にも、きしめんと伊良湖ラーメンを注文。
あ、私一人で食べたわけじゃないですよ。2人分です。(笑)
そしてお腹がいっぱいになったら、伊良湖灯台へと向かう遊歩道を散歩しましょう。
海沿いに整備された、とても気持ちの良い遊歩道です。
向こうに、漁船がたくさん戻ってきたのが見えますか?
今日の漁が終わったのでしょうか。
一見きれいに見えるのですが、柵の向こう側には先日の台風で打ち上げられたのか、大量の流木などがひっかかっていました。
所々、遊歩道の中にも砂が入っていて、ここまで波が来ていたということが容易に想像できます。
左上に見えているのは、灯台ではありません。
「伊勢湾海上交通センター」というもので、海上保安庁の機関なんだそうです。
通航する船舶に対して、航行管制を行うのが仕事。
日本に7箇所しかない海上交通センターがなぜここにあるかというと…
漁船の奥に、大きな船が何隻も並んでいるのが見えますか?
ここは、伊良湖水道。
名古屋港、四日市港などの港を往来する船が、1日100隻以上通るのだそうで、大型船が次々と並んでやってくる所は、わくわくする光景です。
とても混雑し、かつとても狭く難しい航路だそうで、その航路管制のために海上交通センターがあるわけですね。
灯台が見えました!
天気がイマイチなのが、非常に残念です。
雲の感じが、ちょっとおどろおどろしい感じですが(笑)、実際はとても気持ちの良い場所です。
どれだけ見ていても飽きないです…。
この一瞬だけ、青空が見えました!!
正面に、きれいな砂浜が見えてきました。
「恋路ヶ浜(こいじがはま)」です。
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ…」
「椰子の実」という歌をご存知ですか。
これは、明治31年に伊良湖にやってきた柳田國男さんが、椰子の実を拾った話を帰ってから島崎藤村にしたところ、その情景から想像を広げて作られた曲なのだそうです。
流れてきた椰子の実から、遠く故郷を思う詩が生まれるなんて、ロマンチックですねぇ。
ロマンチックといえば、この「恋路ヶ浜」。
江戸時代から、この名前だったというからすごいじゃないですか。
そして、ありがちなのがこちら。
願いが叶う鍵と、幸せの鐘。…はいはい。
恋人の聖地だとか。…はいはい。
なぜ、恋人の聖地?
やはり、「恋路ヶ浜」という名前からでしょうか。
でも、「恋路ヶ浜」というロマンチックな名前の由来は、「高貴な身分の男女が、許されぬ恋の果てに、この地で暮らした」からとか。
ん?
恋人たちの聖地にふさわしいのか??
そして、なぜ、「願いが叶う鍵」なのか。
先ほど紹介した「椰子の実」の歌詞にちなんで、沖縄からプレートをつけた椰子の実を流し、ここまでたどり着くか試したのだそうです。
何年もかけて、何度目かのチャレンジでやっと伊良湖に漂着。
「長年の夢が叶った!」と。
それで、「願いが叶う…」。
ん?
願いが叶うまでにずいぶんかかったみたいですが…。
「ずっと一緒」
このくまたんが、風雨にさられていくことを想像するとちょっと怖い。
…いえいえ、気持ちの問題ですよね!!
みなさまの幸せをこころから祈っております。はい。
そして、このあたりには、先ほど紹介しました大アサリを食べさせるお店が何軒か並んでいます。
このあたりでは、有名な観光スポットである「恋路ヶ浜」。
そのわりにはあまり活気がないのが残念です。
夏休みなどは、もう少しにぎわっているのかもしれません。
そして、少し坂を上がってみましょう。
恋路ヶ浜を見下ろす場所があります。
ここからの恋路ヶ浜は本当に素敵。
さすが、日本の白砂青松100選、日本の渚100選などに選ばれるだけのことはありますね。
さて、そろそろ来た道を戻りましょう。
9月から10月にかけては、鷹の仲間などが「渡り」の途中にこの伊良湖岬に立ち寄るのだそうです。
多い日には、一日に数千羽が対岸の志摩半島に向けて飛んでいくのだとか。
それはすごいでしょうね!!
残念ながら、私は出会えませんでしたが、双眼鏡をもった方、三脚を立ててカメラを構える方、けっこうたくさんいらっしゃいました。
大丈夫なのか?と思うくらい、フェリーの近くにいるサーファーのみなさま。
どうぞ、お気をつけて。
道の駅で、大アサリ再び。
景気をつけまして、ホテルへ帰りチェックインです。
なんか暗くてごめんなさい。
お部屋はオーシャンビューでございます。
大好きな大型船が次々とやってきて、一列に並んだと思うと、直角に曲がっていくのが楽しくて。
どうやら、港の方へ入っていくみたいです。
大浴場から海を見て、のんびり。
そして、そして、夕食はビュッフェです。
あはは、海鮮!!大好き!!
地産地消を取り入れているようで、地元で取れたお魚や卵、野菜などが多く使われていたのがうれしかったです。
そして、手前は自分のコンロで焼く食材!!
おお!
ちゃんと大アサリもありました!
他にもステーキやお寿司、中華などいろいろ。
デザートがぱっとしなかったけれど、アイスクリームの種類が多くて、さらにコレ。
チョコレートファウンテン。
味はともかく、チョコの噴水に、子供達は狂喜乱舞していました!
さて、長い長い1日目はこれでおしまいです。
伊良湖への旅、いかがでしたか?
ご一緒に旅をしている雰囲気になれましたでしょうか?
最後は、伊良湖岬のつり道具屋さんの前にいた猫でお別れです。
おい おまえ…
俺に・・・
…何か
文句が・・・ZZZZZZ
ZZZZZZZZ
後ろ足の感じがたまらなくかわいい。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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