「私、おじいちゃん、おばあちゃんに負けています」
埼玉県日高市の巾着田(きんちゃくだ)に、曼珠沙華(彼岸花)が咲いているというので、、9月29日、ものすごく久しぶりに行ってきました。
西武池袋線の高麗(こま)駅から徒歩15分のところにある「巾着田」。
近くの日和田山から見ると、まるで巾着のような形に見えるというので、「巾着田」という俗称で呼ばれています。
昔は水田だったそうですが、今は休耕田で、曼珠沙華の他にも、桜、菜の花、アジサイなど、季節の花で観光客を楽しませています。
今年の曼珠沙華は、酷暑のためか開花が遅れました。
いつもなら9月中頃から見ごろのはずが、今年は月末になってやっと見ごろになりました。
以前は無料でしたが、整備が進むにつれ費用がかかるというので、今は開花時期から入園料が200円かかります。
ま、管理にもいろいろお金がかかるでしょうから、仕方ありませんね。
そして、いよいよ公園の中へ。
おお、咲いています咲いています。こんな感じです!
地域によっても違うのかもしれませんが、私の印象では、曼珠沙華はお墓などに咲いている花で、綺麗というよりはちょっと不気味な印象の花でした。
ところが、一度にたくさん咲いている様子を見ると、やっぱり綺麗です。
そして、花をアップで見ると、けっこうかわいいじゃないですか。
早咲きと遅咲きがある様で、遅咲きの方は、まだつぼみでした。
それにしても驚いたのは、カメラマンの多いこと。しかも年配者が大半。
みんなとても元気で、とても高そうなカメラを持って、嬉々として写真を撮っていました。
他の観光地に比べると年配男性が多いのが特徴的。
もちろん、女性もたくさんいらっしゃいましたが。
私は、この方々の様子を写真に撮った方が、よっぽどおもしろいのにと思いましたけど。
久しぶりに雲の隙間から青空がのぞいていましたが、完全な晴れとはいかず、微妙。
時々日差しが差し込むと、みなさんが一斉にシャッターを押していましたね。
私も、とりあえず日向と日陰を両方撮ってみました。うーむ。
どうやら、まだ修行が足りないみたいです…。
さて、今回は食べ物は無いと思っていらっしゃる皆様。油断は禁物ですよ。
出店ってやつがあるじゃありませんか。
たくさん訪れる観光客のために、ちゃーんと地元のお店が出ていました。
悩んだ末に、私のブランチはこちらに決定。「高麗飯」500円。
牛スジ肉、こんにゃく、大根の煮たものを、ご飯にのせた丼です。キムチがアクセント。
見た目よりも、さっぱりしていました。味のしみたこんにゃくが特においしかったです。
さて、恒例の食べ物コーナーも終わった所で、曼珠沙華じゃない花も見ましょうか。
さて、少し気分も変わったところで、また曼珠沙華公園へ戻ります。
ちなみに、コスモス畑は無料ですよ。
曼珠沙華公園へは、チケットを見せれば、何回でも出入りできます。
あ、ちょっとの間に、すごく人が増えてる!!
そして、みんなが夢中でシャッターを押していたのが、こちら。
木の上に咲く曼珠沙華。なるほど。
私なんて、「うんちく言いまくりでまわりの人がどんびき」のおじさんの話しとかの方がおもしろくて、ついついそっちに集中してしまって。
皆さんが集まっている所を見て、「あ、撮らなきゃ」と思い出す始末。
おじいさん、おばあさん達のすごいパワーに負けっぱなしです。
皆さん、すごいカメラ持ってるし。
また皆さんの後をついていくと、そこには白い曼珠沙華。
赤とは違うかわいらしさがあって、しかも数が少ないのでみんな集まっていました。
もちろん私も便乗。
あ、でも曼珠沙華は猛毒。球根はもちろん、花や葉っぱも食べではいけません!!
巾着田のかんたんな地図がありました。
これを見ると、本当に巾着のような形であることがわかります。
曼珠沙華を見ると、葉っぱがありません。
だから咲いている姿が不思議な感じなんでしょうか。
咲いている時には、葉は無いのです。
しかし、11月ごろになると今度は葉だけが出てくるそうです。不思議ですね。
周辺道路は、恐ろしく渋滞します。
マイカーやバスで行かれる方は、できるだけ早い時間に出発されることをお勧めします。
もし、お散歩がてら歩けるという方なら、「高麗駅」から歩いて向かわれるのが良いと思います。
高麗駅から、徒歩でだいたい15分くらいです。
それでは、最後は、やはりおじいちゃんおばあちゃん達が盛り上がっていたスポットで撮った写真でお別れです。
最後までお付き合いただきまして、ありがとうございました。
おしまい