スリランカフェス
を楽しんだ私は、気まぐれで「明治神宮にでも行ってみようか」という事に。
原宿駅を出て、神宮橋を右折。もう森が見えていますね。
ところで、ここを右折せずにまっすぐ行くと、国立代々木競技場があります。
1964年の東京オリンピックで会場として使われたということで、こんな橋がかかっていましたよ。
その名も「五輪橋」
地球儀や、さまざまな競技のレリーフがありました。ちょっとおもしろかったです。
さてさて、明治神宮に戻りましょう。
あれ、鳥居の下で、すごいポーズで写真を撮る人。ああ、もっと近くで見たかったなぁ…。
こちらは、「明神鳥居」です。日本最大の木造鳥居で、高さなんと12メートルもあるそうです。
使われている木は、台湾の樹齢1500年にもなるヒノキだとか。ほー。
この深い緑が全て、人工的に作られた森だとは信じられませんね。
しかし、思ったよりも参拝客が多いのにびっくりです。
欧米人の観光客が多いのは納得できますが、日本人のしかも若い人が多いのが意外です。
初詣でもないのに…。不思議。
明治神宮に奉納された、日本酒の菰樽と、ワインの樽。
神社では、よくこの菰樽は見かけますが、ワインの樽は初めて見ました。
明治天皇が、外国の良い所を取り入れようという考えで、葡萄酒をよく召し上がっていたからとか。なるほどでございます。
ここで私は、なぜ明治神宮にこんなに若い女性が多いのか、そのヒントをもらうことになります。
それは、突然現れた、こんな行列。
案内板を見る限り、せいぜい睡蓮が咲いているくらいで、行列を作るようなことでは無さそう。
そして、事情もわからぬまま「清正井 整理券」をもらい、列に並んでみました。
とりあえず、「参加が基本」ですよね。
そして、前後の人達の話に耳を傾けます。
すると、どうやらここはテレビなどで話題の「パワースポット」である事が分かりました。
なるほど!通りで平均年齢が若いわけだ。あとカップルや女性が多い事も納得です。
案内の方の話では、この夏は雨が少なく、井戸の水が少なめとの事。
「清正井」で「きよまさのいど」と読むのだという事も今知った事は、まわりの人には内緒です。
さて、一体どんな井戸なんでしょう。
運良く、数分の待ち時間で入ることができました。
季節の花であるはずの睡蓮は、枯死したんですって。あらら。
まあ、ここにいる人々は、そんな事どうでもいいって思っているでしょうけれど。
御苑維持協力金(入園料ですね)が500円かかりますよ。
まあ、いわゆる御苑ですから、「明治天皇や皇后が○○をした場所」という所ばかり出てきます。
季節の良い時期なら、花や紅葉が美しいでしょうね。
とても綺麗に手入れをされています。
まあ、誰もあまり見ていなくて、まっすぐに「清正井」を目指して突き進んでいるんですけどね。
木が多いという事は、こんなに気持ち良いことなんですね。
ここが、あの原宿駅のすぐ隣だなんて、誰が思うでしょうか。
と、そこに突然現れる、整理券回収のガードマンさんと、行列。
こんなのがある所を見ると、相当な混雑をしていた時期があったんでしょうね。
帰ってきてから調べた所では、2009年頃からずいぶんテレビや雑誌に取り上げられたとか。
スピリチュアル関係の有名人の方々が、「ここは超パワースポットだ」とおっしゃったそうです。
なんでも、この井戸の写メを待ち受けにすると、パワーをもらえるとか何とか。
最長では、3時間以上も並ぶ事があったようで、整理券配布となった模様です。
ちなみに、当初はこの井戸の水に触ることが可能でしたが、今は水に触ることはできません。
もちろん、何かを洗ったり、この水に浸したりする事も禁止です。
ちゃんとガードマンさんが見張っております。
加藤清正が掘ったと言い伝えられている井戸で、「清正井(きよまさのいど)」。
そんな案内板を見る人は誰もおらず、撮影後の人達は、写メがちゃんと撮れているかのチェックに必死。
待ち時間は10分くらいでしょうか。
一度に3人くらいが同時に見られる(というか写メを撮れるというか)ように、案内されます。
普通なら、「この井戸、どこから水が湧いてるのかなー」って、こうやって見るのが普通だと思うんですよ。
ところが、右側の写真。
何かちょっと異様じゃないですか?みんな写メ撮るのに必死。ちょっと怖いです。
さて、いよいよ自分の番が回ってきました。
パワースポットと知って、こういう所に来たのは初めてな私。
信じる信じないはともかく、このブログをご覧の皆様に、良いことがたくさんありますように。
では、どうぞ。
パワー、届きましたでしょうか?
そして、何となく一仕事終えた感じの人々は、また出口へと早足で帰っていくのでした。
出口に来ると、また次の整理券を求めて行列が。
はぁ…。
そっちのパワーの方が、井戸よりもすごいパワーだって事、無いですかね?
危うく、本殿に行く前に帰ってしまうところでした。
私こそ、「一仕事終えた」と思ってしまった張本人です。(笑)
女性達が真剣に手を合わせておりました。
これは「夫婦楠(めおとくす)」だそうで、大正9年からずっとこの場所に立っているのだそうです。
縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴だとか。
そういえば、鎌倉の鶴岡八幡宮の大イチョウも、何かのパワーが云々という話、ありましたよね。
大木には、何かしらのパワーが宿っているのでしょうか。
そして、また今来た道を、戻っていきます。
ちょっと疲れたので、休憩したいなーと思っていると、こんなお店がありました。
「原宿セット」なる魅力的なメニューもありましたが、午前中のスリランカ料理が効いて、お腹がいっぱいなのでとりあえず、甘味をいただきます。
こちら、抹茶クリームあんみつ(700円)。
いまどき珍しい、缶詰めのフルーツなどが入った、清く正しいあんみつでした。
最近は、オシャレあんみつばかり食べていたので、何だか新鮮(笑)
ここで1時間ほど休憩しまして、その反対側にある、お土産屋さんをのぞいて見ました。
明治神宮の中のおみやげって、何を売っているんでしょうね。
あぁ…。えっと、明治神宮オリジナルのお菓子が少々で、あとはどちらかというと「日本土産」。
やはり、外国の方向けなんですかね。
和風小物なんかが中心でした。ちょっとがっかり。
さて、長くお届けしました「超パワースポット」いかがでしたか?
それでは最後は、明治神宮の汗だくの花嫁さんのお仕度姿でお別れです。
そうですよね、ぎりぎりで着なければ、写真を撮る間に汗だくになってしまいます。
玉砂利の上でのお仕度。
係りの人が、さかんにお化粧を気にしていたのが印象的でした。
どうぞ、お幸せに。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
おしまい