5月9日(日)は、母の日でしたね。
たまには親孝行でもしようと、母と一緒に「スカイバス東京 」に乗ってきました。
スカイバスは、東京駅前から出発する定期観光バスです。
定期観光と言っても、所要時間は約1時間前後(コースによって異なります)で、下車はしません。
屋根なしバスから、文字通り「空を見る」ためのバスなんです。
今回は、「東京タワー・レインボーブリッジ コース」を選択しました。(約60分 大人1700円)
時間によっては満席になりますので、電話での予約が安心です。
さて、東京駅 丸の内南口に着きますと、ただ今大改装中。
レンガ造りの建物は、まったく見る事ができません。
空襲で一部を失い、戦後修復されたそうですが、それを大正時代の元の姿に戻す工事なんだそうです。
完成は2011年との事。
まだまだかかりそうです。
さて、バスが出発する丸の内南口 三菱ビル前に行こうとすると
一時ニュースで騒がれていた、この建物が見えてきます。
こちらです。
憶えていらっしゃいますか。これは、東京中央郵便局です。
老朽化で取り壊しが決まった後、当時の総務大臣鳩山邦夫氏が重要文化財を守るべきだと言って、日本郵政側と揉めましたよね。
結局一部を残して、新しいビルに生まれ変わるようですが。
さて、ちょうどその前あたりです。スカイバスのりば。
チケットは、先に三菱ビル1階の、チケット販売所で購入してくださいね。
スカイバスには屋根無しのバス、開閉式の屋根が付いているタイプ、クラッシックスカイバスの3種類があります。
ちなみにクラッシックスカイバスは、表参道と渋谷方面に行きます。
雰囲気としては、こんな感じです。
正直な所、あまり「スカイ」な感じはありませんが、窓が大きく開放的で、サンフランシスコのケーブルカーをイメージしたバスは、けっこうかわいらしい感じでした。
さて、いよいよ私達の乗る、スカイバスがやってきましたよ!
安全の為に、サイドにはガラス窓がありますが、天井は全く何もありません。
これが、後ほど大変な開放感に!!
ちなみに、途中で雨が降ってきた場合、雨具(レインコート)が配られます。
さらにもっとはげしく降ると、後方の蛇腹が開いて、屋根が閉まるんです。
幸い今までにそういう体験はありませんが、きっとかなり強く降らないと、頑張って閉めないで走りますよね。
座席は100%2階席です。チケット購入の際に座席指定されます。
座ったら、必ずシートベルトを。
ちなみに座席は合皮のような素材。そりゃそうですね。
さて、いよいよ出発です!!
動き出すと、思わず漏れる「うおぉ…」という小さなどよめき。
思っているよりも、強い風が顔に当たるのがわかります。
ちなみに、屋根が無いので、日差しがものすごく強いです。
お子様や女性の方は特に帽子などをお忘れなく。
飛ばされないように、クリップなどでしっかり留めてください。
飲食は禁止ですが、フタのついたペットボトルなどは持込が出来るそうです。
さて、こちらは、新丸ビル。
後ほど、ランチへ伺いますよ。
なによりもびっくりするのが、信号機が近いこと。
そして信号機の大きいこと。
歩いているのとは、まったく景色が違います。
皇居前を過ぎ、東京タワーを目指します。
上を見上げると、ビルの迫力と新緑の美しさを身近に感じます。
ビルの窓掃除の方々も、思わず声をかけたくなるような近さ。
そして、いよいよやってきました。
東京タワーです!今、世の中は東京スカイツリーと浮かれていますが、やはりここは東京タワーでしょう!
そして!
どーん!!
やはり、屋根の無い分、その迫力が違いますね。
皆さん、思わず口を開けたままその迫力にやられていました…(もちろん私もですが)
このコースのハイライトですね。ぜひ皆さんにも体験して頂きたい迫力です。
さて、東京タワーにお別れをしまして、高速道路へ。
いやースピードが上がって、一般道とは迫力が全然違います。
そして、いつもは遠くにあるはずの、案内看板の近いこと!
いよいよ次のお楽しみ、レインボーブリッジへやってきました。
レインボーブリッジは、橋長798m。港区芝浦と、お台場地区を結ぶ橋です。
2層構造になっていて、下を新交通システムゆりかもめ、その両側を一般道、そして上層が
首都高となっています。
有名なのは、映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」ですね。
右側の、光る銀色の球体のビルが、お台場のフジテレビです。
晴海ふ頭や倉庫群など、とても景色がいいです。
さて、バスは豊洲方面へやってきました。
さて、この窓から見える広大な空き地、なにかご存知ですか?
そう、ここは、築地市場の移転予定地なんです。
土壌汚染問題などがあり、まだ正式に移転するめどは立っていないようですが…。
さてバスは、隅田川に掛かる「勝鬨橋(かちどきばし)」にやってきました。
勝鬨橋は、日本では珍しい可動橋ですが、現在は交通量が増えたことなどもあり開閉はしていません。
隅田川周辺の景色とも融合して、とても美しい橋だと思いました。
さて、バスは、銀座へ入ってきました。これは、2010年4月末で興行を終えた歌舞伎座です。
5月より工事に入り、2013年春に再びこの場所に新しい歌舞伎座として生まれ変わるそうです。
この日も、別れを惜しむ人がたくさん写真を撮っていました。
そして、おなじみの銀座。
歩行者天国は、日曜日の昼過ぎにしてはずいぶん空いている様に感じました。
まもなく東京駅です。
いかがでしたか?
まったく下車しない1時間のバス旅「スカイバス東京」。
風と新緑を肌で感じ、東京のビル群、東京タワー、レインボーブリッジの迫力を感じた1時間でした。
夜景を見る120分のコースもありますので、ぜひ一度ご参加下さいね。
次回もこの続きです。
新丸ビル「四川豆花飯荘」で、おいしい四川料理と茶芸師さんの技を堪能します。
最後まで根気強く読んでくださって、ありがとうございました。
おしまい