2025年7月11日(金)
『おいしものが食べたいの
』
『ストレスMAXやな、おいしいもん食べよ』
ストレスMAXの同期女子、M嬢をいやすのは、おいしい料理とワイン。
↑これの続き。
「おまかせコース」8000円、「ペアリングワイン(5杯)」5500円の続き。
宮城県角田の野田鴨
柔らかく、でも、食べ応えのある鴨。
トマトのバルサミコ味のソースがかかっていてさわやかで、2切れだけど、分厚くてなかなか満足できる量。
このおいしさが非日常だ。
Christian Venier Le Clos des Carteries
フランス産、樹齢約20年のガメイと樹齢約40年のピノ・ノワール。軽やかなな奥行きが感じられる一杯。
ちょっと苦手な赤。
でも、やや淡い赤色は軽めな味わいっぽい。フルーツ感のあるさわやかさとスパイスの香りがするのかな?苦手なタンニンの味わいはなく、これならイケる
真鯛
身は柔らかくふんわり、うろこはカリカリ。この食感がたまらなくいい。
だしのスープに泳ぐ鯛から、淡いダシのおいしさと、カラスミ塩気がシンプルな真鯛のアクセント。カラスミは台湾旅行でよく食べたなぁ。大好物のひとつ。
器も前の店よりバージョンアップしている感じ。
立体的な器に盛りつけ。
このおいしさは非日常だ。
Milan Nestarec / UMAMI
アロマティックなワインとアジア料理のペアリングは抜群。エキゾチックなフルーツとエネルギーたっぷりの柑橘系の酸味のバランスが良い豊かな味わい。
このエキゾチック感って、少しスモークっぽい?と聞いたら、樽の香りらしい。
蝦夷鹿
楽しみにしていたジビエ。良かった、今日のメニューにもあった!
しばらくは、鹿はコースのグランドメニューになるそう。
まわいのソースは、マンゴーとミントがおいしい。シェフの得意なフルーツ系酸味ソース。
鹿のヒレ部分。この火入れが絶妙。
柔らかく、しっとりして、臭みもなく、噛むと味わい深い。ソースなしで、お肉の味を感じるもの良き。
ほんとに宇都宮で食べてるの?と思うくらいおいしく、非日常を味わう。
Kewin Descombes Moulin a Vent
フランスブルゴーニュ産。
艶やかでスパイシーな味わいに、ピュアな果実味とタイトな骨格が調和。
と、説明がありましたが、こちらも、苦手な赤の中で飲みやすく酸味とのバランスがおいしかったです。
おこげ
ご飯ものは、おこげ。
優しいお味のあさりダシのあんかけにちょこんとおこげ。
パリパリおこげが懐かしい。
横浜にいたころ、中華街のおこげが好きでよく食べていたから。でも、上品な味わいのおこげ。思い出に非日常を感じる。
台湾茶(阿里山)
いい香りがしてくる。これも懐かしい。台湾にはよく行ったが、阿里山の台湾茶はなかなかの高級茶。
なつかしさに、非日常を感じる。
こんな器で台湾茶をいただく。
台湾茶は、花の香りと甘い後味が特徴。あ~、癒される。
『おいしい料理とワインに癒されたわ』
『まだデザートがあるで』
アイスクリーム新茶泡
メニュー表のとおり、泡が新茶で泡立てたもの。
優しいお茶の味と甘いアイスクリームが和テイストを醸し出す。
この泡は、なんと!金魚の水槽のぶくぶくで泡立てている!これが一番きめ細やかになるって試行錯誤の結果らしい。
そんなワザを惜しみなく披露してくれる、本当に、楽しいシェフだ。
『あの~、フォカッチャお持ち帰りできませんか?』(←ずうずうしいやつ)
『いいですよ、味は落ちちゃうけど』
『まじっすか?うれしい!料金追加してください!』
『ただでいいですよ』
朝に食べるには、トースターではなく、レンジで軽く温めるほうがいい、というシェフのアドバイスを受け、M嬢とそれぞれフォカッチャを。
明日の楽しみを胸に、大満足の音杢の夜は終わった。
『やっぱり、おいしいものは癒されるねぇ』
コース料理は、少しずつだったけど、けっこうおなかいっぱいになる大満足な内容。
そして、がつがつ食べてがつがつ飲む年でもなくなったので、本当にちょうどいい。
でも・・・
『あとちょっと飲んで帰るか』
さらにワインを飲みに二次会に。そこで、すっかり日常に戻るふたり
非日常と満足感を求めて。ひと皿となちゅーる「音杢」③