2023年2月26日(日)

 

のんびりと氏家雛めぐり、もう1ヶ所瀧澤家住宅に行ってみた。

 

 

長屋門(ながやもん)

この地方に現存する伝統的な長屋門の中でも最大級の規模を誇り、作りも江戸時代の武家屋敷に習った本格的なものです。門の金具に菊花が使われていることから、明治期以降に鐵竹堂と同時期に建築されたものと考えられます。

 

入口のりっぱな門をくぐる。

 

 

 

蔵座敷(くらざしき)

西側の塀沿いに建つ蔵座敷は、洋風望楼(ぼうろう)が特徴で、氏家地区の象徴的な建物です。明治20年の墨書が残る伝統的な土蔵作りの建物の屋根部に、明治25(1892)年の明治天皇の行幸を機に、望楼を増築しています。当時は、栃木県内の奥州街道沿いに洋風望楼を乗せた建物がみられましたが、現在、県内で現存するのはこの建物のみで、建築史を考える上で貴重な建物です。

 

入ってすぐ見えるのは、こんなモダンな建物。これって蔵なん?!

貴重な建物と言われている割には保存状態があまりよろしくない・・・さくら市さん、修復もしていただきたいところ。

 

 

鐵竹堂(てっちくどう)

明治33年に瀧澤喜平治によって建設された客殿で、その名前は、喜平治の雅号「鐵竹」から名付けられました。入口部分には車寄(くるまよせ)という、寺のような張り出しや、お客様をもてなす書院造の八畳間の部屋(御座の間)があり、襖から四季の庭の風情を感じることもでき、大切な客人をもてなす部屋であることがわかります。この部屋に隣接して、漆塗りの便器を備えたお手洗いも付設しておりますが、今まで一度も使用されたことはないそうです。明治25(1892)年の陸軍大演習に際に明治天皇の小休所となった瀧澤家ですが、再度の行幸に備えて「鐵竹堂」が建築されたと考えられています。

 

こちらから入るが、入場料100円。

ダンさんは興味がないとのことで、入らなかった。

 

 

入口のとなりには庭への入口があり、鐵竹堂の文字。でも、ここは立入禁止⛔

 

 

お庭の反対は、縁側がある良き時代の和風建築。

 

 

さて、潜入。お邪魔しまーす。

雛人形や雛飾りがとっても似合うお部屋。

 

 

年代物のお雛様がずらり雛人形

 

なんかすごいんですけどー!

 

 

さらに、これは?!

リカちゃんハウスの平安版っすか?!(←リカちゃんハウスってとこが昭和!)

 

 

なんかすごいものを見せていただきましたわ~!

100円しか払ってないのににやり

 

 

そして、入り口付近に、またもや「キツネの嫁入り」ステキ~♬

 

 

今度は本物の喜連川のキツネの嫁入り行列を見に行きたい。

 

最後に、この建物の持ち主様。

瀧澤喜平治について

瀧澤家住宅を建築したのが、明治期の栃木県を代表する実業家であった瀧澤喜平治(弘化3(1846)年~大正5(1916)年)です。
喜平治は、明治期の日本主力輸出品であった絹製品に着目し、養蚕業に着手しました。養蚕業のほか、多くの会社・銀行の設立、経営にたずさわり実業家として大きな業績を残しました。
  喜平治は実業家として活躍する一方、氏家地区に大きな貢献をしています。上野原の開墾を行い、養蚕技術を教える養蚕伝習所の開設と雇用を行いました。また、氏家小学校の広大な敷地や改築費の提供や、櫻野地区に医師を招いて病院を開設しています。

 

しゅっとしたお方だったのね。

 

 

 

 

瀧澤家住宅

・開館時間  9:00~15:30(最終15:00)
・入館料    一般100円  団体60円(20人以上)(幼児、児童、生徒、学生は無料)
・休館日    毎週月曜日、毎月第3火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
※休館日が祝日の場合は開館し、翌日休館

 

 

1日かけてもなかなか全部は回り切れない「氏家雛めぐり」

挑戦してみてください。

 

このサイトの下の方に、雛めぐりマップと美味しいもんマップがあるよ!

 

 

 

昨年の今頃は@瀧澤家住宅で雛めぐり