こんにちは。

 

きのこです。

 

ご訪問いただきありがとうございますニコニコ

 

 

 

夏休み中に、ショッピングモールで開催されたベイブレード大会に我が家の長男が出場した。

 

 

 

 

おもちゃ売り場の一角で行われる、小学生限定の大会。

 

 

しかし、それは出場するにも狭き門でその場に集まった50人ほどの小学生が全員参加できるわけではなく、配られた整理券で16人まで抽選で絞るというものだった。

 

 

長男は番号が書かれた整理券を握りしめて、その番号が呼ばれるのを祈りながら待っていた。それを少し離れたところから見守る私。長男の周りの子が次々と当選していく。だんだん泣きそうな顔になる長男。

 

 

すると背後から

 

「これはなにをやっているんですか?」

 

と、とてもふくよかな背格好の男性に話しかけられた。

 

年齢は私より若いか、同じくらいか、少し上か、つまりよくわからない。

 

横には誰も乗っていないベビーカート。

 

 

「ベイブレードの大会で、今出場者を抽選で決めてるんです」

 

「お子さんが参加するんですか?」

 

「そうなんですよ、あそこで祈ってるのがうちの子です」

 

「そうですか、ベイブレードはいいですよね、こどもが大人に勝つこともありますしね」

 

「お子さんが出場できるといいですね」

 

「そうですね~」

 

「では失礼します」

 

 

といってそのふくよかな男性はベビーカートを押しながら立ち去った。

 

 

その直後、長男の番号が呼ばれ、見事出場権を獲得した。

 

 

あの男性は福の神か何かだったのではないかと思っている。