こんにちは。

きのこです。

ご訪問いただきありがとうございますにっこり



猫は宇宙人らしいよ


と、去年の年末に9つ上の姉から聞いた。


猫が集会をしているときは宇宙と交信しているらしい。


それを聞いた私の反応は

盛大なる草ww

である。


私達兄弟は子どもの頃からUFOとかムーとか矢追純一とかあなたの知らない世界とか宜保愛子とかが好きで良くテレビで観ていたがまさか40歳過ぎても 猫は宇宙人らしい などという話題で盛り上がるとは人間の本質って不変だなと思った。



なんの話をしていて猫が宇宙人という話題になったか忘れたしここ10年で一番くだらない話を聞いたなと思ったけどあれから4ヶ月経った今でもなぜか忘れられない。




そんな折にこの本を読んだ




読んで文字の通り

認知のバイアスを説明している本である。


その中に



タダでもらうより、頑張った結果もらう方が嬉しいのはなぜか


という認知バイアスについて書かれた章がある。



労働のあとのビールは世界一うまい

とか

若い時の苦労は買ってでもしろ


というのは


何もしないで手に入れた利益よりも、何かをして手に入れた利益の方に幸福を感じるようにできている脳の性質からのバイアスである。



ネズミですらお皿に置かれただけの餌よりも、レバーを押したら出てくる餌を選ぶという。



水だけを入れて作るホットケーキより、卵と牛乳を混ぜて作るホットケーキの方が売れるし


IKEAの組み立て式家具が売れるのもその脳の性質からだ


と、書かれていた。


自らの意思で働き稼ぐことはそれ自体が幸福なこと

と、脳は判断する。


この性質はイヌ、サル、トリ、サカナ、上に書いたネズミまで動物界にほぼ共通している。


ただし


ネコを除いて

猫は装置を操作するよりも労せず食べられほうを好む。




というネコの話でこの章は締め括られていて、私は何か背筋がゾワっとした。

この章だけ星新一の色合いがある。


そして思い出したのは


猫は宇宙人らしい


という草な話である。


労働の後の缶コーヒーをうまそうに飲む人間を観察する宇宙人がでてくるBOSSのCMを彷彿とさせる展開である。


あの宇宙人は猫のことなのではないか。








この本自体はオカルトでもホラーでもミステリーでもなんでもありません。脳科学の本です。
自分の脳が騙されてばかりで面白いですよ。


pick先、在庫切れみたいです。コメントで教えてもらいましたwww



労せず手に入れるより在庫復帰を待つ労を経て手に入れる喜びを是非。魂が抜ける