こんにちは。


きのこです。



うちの夫は優秀だと思う。

他業種から今の職種に転職というかいきなり独立をして1年、色々あったが我が家の家計を1馬力でなんとかできるまでになった。



優秀な人は問題解決と目標達成が得意である。



私が子どものことで愚痴や弱音をこぼしたらそれについての問題を解決しようと意見をしてくれる。結果を出すために具体的に動いてくれる。

洗い物はしなくていい俺が洗うから。子どもをみるのが大変なら実家でも保育園でも預けたらいい、一人の時間がほしいって言うから俺もいつも気を使ってその時間を作ってあげられるように意識している。フリーランスになったのだってその為だと。夫は優しいし優秀だ。



そしていつも正しい。



いつしか私は夫に育児の愚痴や弱音を漏らせなくなった。



育児をしているときれいごとで済まない黒々とした感情が湧くことがある。



この黒々とした気持ちを夫に打ち明けたら、きっと彼はこう正論で意見をくれるだろう、些末な愚痴や弱音を吐く前に私はいつも私の中でシュミレートする。

私がこう言ったらこう、ああ言ったらこれ、そう夫は最適解をくれるだろう。ちゃんとしようね、と。俺も頑張るから、と。

そこまでシュミレートした結果いつも私は黒々とした感情の吐露をやめて、飲み込む。



そんな感じで長男出産から8年が経った。



結果私の中に溜め込まれた黒々としものは発酵し有毒なガスを発生させ自分で気をつけていても不意打ちで間欠泉の如く噴出するようになってしまった。噴出した熱湯の被害はいつも弱きものが被ることになる。

間欠泉の噴出に悩み心療内科にもかかったことがある。



先日もそれをやってしまった。



何故そうなってしまうのか、夫とも話し合い私も考えた。



いい加減ずっと言えずにいたことをちゃんと言わなければならないと思った。



私は正論ではなく共感が欲しいと。



話し合った翌日の朝、昨日一晩考えたんだけど、、と腹筋と喉を震わせながら伝えたい気持ちを声にした。



あなたが言うことやることはいつも正しい。だけど、私はいつもそれでそれ以上何も言えなくなる。多分こういうことを言っても、それでは何も解決しないと言うと思う。だけど言うだけ言わせて欲しい、正論と解決策の前に、一言、大変だったね、という言葉が欲しい。友達や親からではなく、あなたに言ってもらいたい。



こんなことすら震えながらでないと言えないのかと言った後すっきりとした小さい絶望が残った。これからも愚痴や弱音を吐くたび震えなければいけないのか。



夫婦は一筋縄ではいかない。

夫も何故自分はこんなに頑張っているのに妻は変われないのかと小さく絶望してるかもしれない。



腹に力を込めて言うだけ言った結果特に何が変わるわけでもないが、私の曲がっている小指は少しは真っ直ぐになった気がする。

人には素直に自分の気持ちを伝える胆力が欲しいところとか偉そうに言ってるくせに自分が全然出来ていないという話。






夫との衝突を四柱推命を使って回避しようともがいてる話はこちら


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