こんにちは。


きのこです。


ご訪問いただきありがとうございますにっこり



先日、長男(小2)の学校から電話がありまして。

以下こんな内容。


​長男が昨日お友だちとスーパーにお菓子を買いに行った

その際お友達にお菓子を奢っていた

トラブルの原因になるので
学校としては以下のことを禁止している

①子どもだけでお店に行くこと

②お金の貸し借り

③買ったものを上げる(奢る)こと


以上ご家庭でも今一度お話していただきたい



とのこと。


長男が友達とお菓子を買いに行くことを私は知っていた、が、奢っていたことは知らなかった。



問答無用で②と③は【ダメ絶対】と先生(学校)に同意なんだけど、①が解せない。



私の感覚では長男くらいの頃から友達と駄菓子屋で買い食いをしたり本屋でジャンプなどを買っていた。時代はもう違うのだろうか。



自分で買い物をする経験は必要なことだと思っている。なので①については、友達と一緒に行くのはダメとしても(家庭ごと方針があるだろうから)休みの日に自分の小遣いで自由に買い物すること、子どもだけでお店(スーパーやコンビニなら)に入ることはダメ、とは言いたくない。



②と③については私からもダメと伝えますが、①についてはもう少しうちでも相談させて下さい。



と電話口で伝えた。



昔からの納得がいかない【教師】とか【校則】に突っかかるクセがどうしても抜けないまま親になってしまって電話口でキツイ口調になってたかもしれない。またやっちまった、と思いつつ、電話を切った。



しかしわからない。なぜ子どもだけでお店に入るのを一律で禁止するのか。万引きをするからか、お店に迷惑がかかるからか。子どもがお店でダメなことをしたらその場でそこにいる大人が叱ればいいじゃないか、それはもうこの年になったら親だけの役割ではない、社会で子どもを育てるとはそういうことではないのか。トラブルを未然に防ぐのも大事だが、トラブルから学ぶことの方が俄然身に付く。大人になったらトラブルだらけだ。



それとも二年生、というのが世間の基準ではまだ幼すぎるということなのか。



色々考えてたらハナから子どもの力を信用していない雰囲気になんだか腹が立ってしまった。



その夜、夫にこの件を伝えたところ、どうやら土地柄なのか、オレも小学生の頃そういう決まりだった、とのこと。(ここは夫の地元)

高学年から子どもだけで買い物に行って良いという決まりだった気がする、と。



そもそもなんで子どもだけでお店に入ってはいけないかという背景には、子どもがお店に迷惑をかけるという視点と、カツアゲなのどの犯罪に巻き込まれ被害者になることを防ぐ視点からだと。私は知らなかったのだが、ここの土地は昔からヤンチャな場所なんだと。(早く言え!)



なるほど、たしかにそれは嫌だ。

子どもが加害者になると決め付けられるのには腹が立つが、被害者になるのを防ごう、という視点には母親としては全面的に納得である。我が子は可愛い。母親の考えなどコロコロ変わる。



どうやら私は平和ボケしていたらしい。



子どもが一人でお金を持って買い物に行く先にはそういったリスクがあるところまで想像が至っていなかった。うちの子にかぎってお店に迷惑はかけないし、トラブルにも巻き込まれない、というバイアスがめちゃくちゃかかっていたようだ。



ただ実際にこの土地で生活をしている実感としてはスーパーやコンビニにそこまでの治安の悪さは感じない。夜とかならともかく。



で結局我が家ではこの話どう着地したかというと


    

①友達と遊ぶときはお金は持たない


②お金の貸し借り、奢り奢られはしない


③友達と子どもだけでお店に入らない


④近所のコンビニとスーパーなら一人でお菓子を買いにいくのはいいけど必要な金額(100円とか200円)だけ持っていくこと。


ということになった。



今回は私の感覚がちょっと世の中からズレてるのかなと考え直すきっかけになった。世の基準からしたら放任すぎたか、と。多分アメリカに住む友人に話したら、子ども一人で買い物なんて有り得ないと言うだろう。



皆さんのご家庭ではどうですか。








そしてそんな話をした翌朝、何か急に経済方面のスイッチが入ったのか、長男が家計の節約について自分のアイデアを話始めた。



にやりかあさん、買い物を週に一回にしてその材料で1週間乗り切るってしたらいいんじゃない?



なんというか、うちの長男にしては非常に的を得たアイデアである。



一人で本屋に行ってサンキュ!でも立ち読みしたんだろうか。