仕事のユニフォームを洗濯して返すため、ようやく、ロッカーに荷物を取りにいった。
パートだったから、三か月休むと自動的に退職になり、退職届を出さなきゃいけない。
診断書もつけて。
病院に会社から電話かかってきたときは、結構ショックだった。
ひとつ所属するところがなくなったことが。
仕事は辞めざるをえないな、と頭ではわかっていたんだけど。
いままで、ヘルペス脳炎、糖尿病、肺炎、腎不全とそのたびに入院しながら、10年続けてきた。
普通のスーパーのパートで、わたしより年配の人もいっぱいいて、入院してもまた働き続ける人はいたし、ヘルペス脳炎のときは一か月入院して二か月休ませてもらった。
腎不全になったときは、二か月入院してさんざん考えたが、働く回数も時間も仕事内容も変えてくれたから、続けることにした。
そのときは、三か月で復職なんか出来なかったけど、ゆるかったんだろうか。
また来れるなら来て下さい、という優しい人事の人のお言葉。
実は、人工透析になって、って言ったら絶句してた。
しばらくは治療に専念します、って言った。
また働く日が来るんだろうか?
いや、働きたいのかな?
体力ないなりに結構頑張ったつもりだった。
10年、一時は掛け持ちで仕事してたこともあった。
でも身体にじわじわきてたんだね。
仕事してなかったら、どうなったろう、って考えてしまうこともある。
働くことは良い事、とおもってたからここまでこれた。
これからは仕事行くように、透析に通うんだ!
うずら