はいよー!サトシです。

最近行った六本木の高級クラブでの写真です。
ちなみにクラブには興味ありません。仕事で行きました。
最近更新していなくてすみません!
11日にミックス作業をしていただきました!

今出せる最高のクオリティーの作品が完成しましたね!
本当にありがとうございました!
このCDは15日の今年初ライブから販売を開始します!
さて、一見変わりなく元気に見えるかもしれませんが、
僕はかなり精神的ダメージを受けています。
なのでここから先は暗いし長いしまとまりがあまり無いので任意で見てください!
見たくないよって人はスーっとスクロールして飛ばしてください!!
ではでは、
ぐっない\(^o^)/
こんな文章にも将来価値が出るかも知れない。だから拙いがありのまま記録しておく。
11日にミックスしていただいた曲。
この作品は、俺が作った作品の中で明らかに種類が違うもの。
メロディ・クロックの曲はほとんどが、架空の人物(大体は女性)を主人公にしてその心を描写したもの。もしくは主人公を媒体にして俺の心を映したもの。
けれどもこの1曲だけは、そのまま完全な俺の叙情詩。叙情曲。
自分なりの「心と芸術」。
この内容で曲を作ろうと思ったのが19歳のとき。それ以来、作れそうで、でも何かが足りなくて作れない。そんな状態をずっと繰り返してきた。そして俺には一体何が足りないのかが全然わからなかった。
そんな状態で21歳の頃、かろうじて絞り出したのが『グレーテルの孤独な生涯』というインストの曲。しかしこれも結局自分の心を具現化したものには成りえなかった。
23歳の時に作った『夢源の少女』という曲。これもかなり惜しいものではあったが、やはり少し違っていた。
表現したいものの根底にあるのは自分が生きてきてずっと感じてきたこと。
そして表現したいテーマは「イマ」に俺が感じていること。その全て。
自分の「イマ」をそのまま表し尽くしたかった。
きっと作曲の技術的な話ではない。それまで「イマ」に感じている内容が足りなかったんだと思う。そして内容、つまりテーマが十分に広がった24歳の5月、この曲は生み出された。
『アマル・デ・エルスと彼の唄』
曲自体が出来た時、これをメロディ・クロックとして演奏することに最初かなり抵抗があった。しかしこれを表現できるのも絶対にメロディ・クロックだけだということもわかっていた。
別に内容は大したことじゃない。そのまま「イマ」思っていることをひたすら描いただけ。
生きてきて、仮面の奥で感じてきた混乱、あきらめ、絶望。
そして新しく踏み出した一歩への希望と感謝、そして意思。
他人が聞いても何の興味もわかないようなことだろう。ましてやまだ無名の俺の心に興味をもつ人間なんてまず、いない。
誰にも共感など求めない、まるで排泄のようなこの作品に将来性がないこともわかっていたが、どうしても表に出したかった。言ってしまえば芸術家の端くれとしての最大のわがままとでも言うべきだろうか。
そして今回、作品が具体的な"音源"という形になって完成した。
自分の心をありのまま表現したもの。それを19歳のときに作ろうとした理由。
それは完全な分身とも言える作品をひとつでも物理的にこの世に残してしまえば、それがたとえ誰にも見られなくても死ぬのが怖くなくなるかも知れない。そんな思いだった。
結果から言えばまだ死ぬのは怖すぎる。やるべきことも多すぎる。
ただ、それがひとつ無くなったというのも事実。
正直、身体は動くし表面は変わらないが、今は何も深く考えられない。
というより心がついてこない。曲に置いてきてしまった。
自分の心を描くということはこれほどまでに重いものだったのかと実感している。
完成したということ自体に精神的なダメージを受けている。
燃え尽き症候群とでも言うべきだろうか。他人にはきっとわかるはずもない。
いままで耐えてきたものが一気にのしかかってきている。
さて、もともと音源が完成したら何らかの形で公開する予定だったのだが、最近ブログという丁度いいものを始めたのでここに記載しておこうと思う。
以下はこの作品の詩の原型として作った文章。こういう場に残しておきたいだけ。
共感なんて要りません。
2015年1月14日 みみみ(川上サトシ)
『彼の唄』
~夜、濡れた暗闇の中で~
雨の香りと夜の香りが交じり合う、いつもの迷い道。
「俺は何処にいるの?」
冷たいため息を吐く。
雨の心。夜の心。独りで抱きしめる。
暗い道を照らす音を探す日々。
俺はただ待っているだけ。
そして錆びた器のように、
ただ降る雨を受けいれるだけ。
いつかは消えるこの身体、この心。
始まって終わるだけならば、
人は何のために生きていく?
意味のないこの世界。
意味のない毎日。
けれども何故だか死ぬのが怖い俺は、
周りにあわせて虚しく踊る。
気づけばいつの間にか、砂まみれ。
~陽は昇り、白く霞んだ湿気の中で~
心の景色と見えている景色が重なり合わない霧の中。
心の姿と見せている姿が重なり合わない霧の中。
なんだか赤い目で着飾った雛人形が目に入る。
勝手に好きに飛び回ればいい。
そうだ、その通りなんだ。
こんな日々、どうせ何もないのだから。
…また一日が始まる。
今日も砂に汚れて踊りましょう。
~俗世と眩しい太陽が見つめる日常の中で~
自分の想いと、音符の刻みと、視線を重ねて渦の中。
周りは興味のなさそうな青い目でこっちを見る。
お前らなんかに何も教えるわけがない。
一緒に踊るだけでいい。
さあ、おいで。
偽りの愛で抱き寄せて。
少しだけ安らいで。
輝く青空を仰ぎ見る。
本当に欲しいのはこの空じゃない。
それでも、
「これが幸せな日々なんだ。」
そう目を閉じて説き伏せる。
そんな俺の背中に、いつの間にか張り付く白い影。
~不意に降りはじめる静かな夕方の雨~
顕世にはいつの日も冷たい神の雨が降り注いでいる。
誰もがその雫を孤独に集めて生きていく。
そう考えるたび、俺は全てを壊したくなる。
だって自分で呼吸を止めたくなるから。
この世界にこんなに意味がないから。
生きる意味を自分で探せないから。
~再び夜、濡れた暗闇の中で~
雨の香りと夜の香りが交じり合ういつもの迷い道。
「俺はここにいる。」
とにかく叫びたい。生きている実感が欲しい。
雨の心。夜の心。独りで抱くのはもう嫌だ。
暗い道を照らす音を探す錆びた器。
いつか消えるこの身体、この心。
それなら何のため生きていく?
意味のないこの世界。
意味のない毎日。
繰り返すはずだった暗闇。
けれど目の前が明るく開いた。
光を灯したのはいつかの雛人形。
偽らぬ愛で微笑んで、少しだけ夢を見る。
今なら輝く星空にすら届く気がして。
目が覚めるとそこには…。
「夢で終わらせない。」
前を歩きはじめた白い影。
~降り続ける激しい雨の中で~
顕世はいつの日も冷たい神の雨。
みんな声の雫を独り集めて生きていく。
俺は諦めない。
奏でたい…!
呼吸を止めたくないから。
この世界にどんなに意味が無くても。
たとえ声の雫が俺の望むものではなくても。
音の雨に変えてみせる。
いつまでも音の雨。
いつまでも音の雨。
そうやってこの命はなんとなく、続いてく。
