とある公演後の夜…葵唯以外のメンバーは出てた。葵唯は風邪で来れなかった。柊翔は、公演中にずっと葵唯のことを考えていた。公演は順調に進んでいたが、心の中では葵唯のことが気がかりで仕方がなかった。
「楽しかったね!今回も。でも直前に葵唯が熱出るなんてね…」
そう言いながら柊翔たちはぞろぞろと楽屋に戻る
「僕、ちゃんとやれたのかな…」
自分のダンス出来てるのか不安を感じながら、ふと口にした。
「大丈夫だよ。瀬良はちゃんとやれてたよ。でも少し、ぼんやりしてたけど」
と、愛美はそう言って椅子に座った
「ちゃんとやれてたで柊翔は」
「…それなら良かったんだけど…葵唯のとこに行きたいからもう帰っていいかな…」
「いいよ。帰んな?んで、子供のとこに行きな?」
そう言ったのは愛美だった
「ありがと。ごめんね!」
と柊翔は帰る準備して葵唯の所に向かった
「西園寺は愛されてんねぇ〜。ねぇ、俊〜俺らもイチャイチャしよーよー」
そう言って愛美は俊の腕を組んだ
「アホか!みんなの前でしねぇよ」
そう言いながら俊は愛美の腕を振り払う
「え〜?なら…るい〜ちょっと来て〜」
愛美は瑠依を手沼きして呼んだ
「なに〜?って…うわっ」
と瑠依は愛美の所に行ったいきなり腕を引っ張られて愛美の膝に乗ってしまった
「俊がしねぇって言うから〜瑠依とイチャイチャする」
愛美は瑠依を抱きついてそう言った
「ちょ、ちょっと…隣に俊が居るでしょ!」
瑠依は離れようとしたが、愛美の力は想像以上に強く、瑠依はなかなか離れることができなかった
「いいじゃない〜。俊に嫌っていわれたもん…」
「……」
俊は隣で愛美達のやり取りを見つめた
「で、でも…俺は…///」
「いいじゃん?男同士だから減るもんじゃないでしょ?」
そう言って愛美は後ろから瑠依の首をぺろりと舐めた
「んぅ…ちょっ…舐めんのやめてよ…汗臭いから…!///」
そう言いながら瑠依はビクッと肩を震わせた
「べつに、甘いよ?お前の首♡♡」
愛美はそう言った瞬間、俊が愛美達の前に立って
「……愛美、成海を離してやれ」
と、超低音で言った
「……ほ、ほら…俊もこう言ってるから…離して?」
瑠依は、恐怖に震えながら、俊が言った通りに愛美に頼んだ
「わかった。」
そう言って愛美は瑠依を離した
「愛美、来い」
と言って愛美の腕を引っ張って人気ないところまで連れかれる
ーーー葵唯の家にて(side柊翔)ーーー
「はぁ…やっと着いた…。葵唯大丈夫かな…」
公演から帰ってきた柊翔は葵唯の家の前に立ってた
「……寝てる…よね…さすがに…」
そう言いながら柊翔は合鍵で玄関のドアを開けた
「……ゲホゴホ」
部屋から咳き込む音が聞こえた
「葵唯?大丈夫?」
柊翔は心配になり部屋に入ってきて、咳き込む葵唯を見つけた
「ゴホゴホ…え、し、しゅうと…?な、なんで…」
葵唯は葵唯は驚きながらも、柊翔を見つけたことに安心しているようだった。
「あぁ、早めに上がらせてもらって、葵唯のとこに来ちゃった」
柊翔は葵唯のとこに行ってにっこり笑ってそう答えた
「え…だいじょ…ゲホゴホ」
葵唯は、再び苦しそうな表情を浮かべた
「大丈夫…?葵唯。ちょっと熱でも測ってみよ?」
と柊翔は優しく声をかけた。
「う、うん…ありがとう…」
と葵唯は少し弱々しく答えた。
「ううん、大丈夫だよ。ちゃんと治して、早く一緒にやりたいから」
柊翔は葵唯の熱を測り、お茶を入れて葵唯に薬を飲ませた。
「ほんと、優しいね。柊翔」
葵唯は、柊翔に心配されていることが嬉しく感じた。
「え、こんなの当たり前じゃない?俺は葵唯の恋人だし、大事なメンバーだし。心配だよ」
そう言いながら柊翔はベッドサイドに座る
「しゅうと…ごめんね…。」
と、葵唯は小さな声で言って柊翔の手を握った。
「大丈夫だよ。葵唯が元気になるまで、俺がそばにいるから。」
柊翔は優しく微笑んで葵唯の手を握り返した。
「……柊翔」
葵唯は柊翔の温かい手に包まれ、柊翔の言葉に涙を流した。
「こら、泣かないの。大丈夫だから」
柊翔はそう言いながら涙を拭いておでこにチュッとした
「……///」
葵唯は柊翔が普段しない行動に驚いて恥ずかしそうにした
「ふふ…。かわいい。」
柊翔は、葵唯がそんなに照れくさそうにしているのを見て、微笑んで葵唯を見つめた。
「可愛くねぇよ…。ただ柊翔がこんなことするから…」
「そう?俺だってするよ。こんなの♡♡」
ニコッと笑い、キスしようとした
「ん。だめ!風邪がうつるから…」
そう言って葵唯は柊翔の口元を押さえる
「大丈夫じゃない?俺、葵唯とキスしたいんだけど…ダメ?」
柊翔は葵唯の手をどかしてそう言った
「……だめ、じゃねぇけど…風邪がうつるよ?」
葵唯はそう言いながら柊翔を見つめた
「いいよ、移っても…」
と、そう言ってニコッと笑う
「でも、もし本当に俺の風邪がうつったら…大変だよ?」
葵唯は不安そうな表情で、柊翔を見つめた。
「心配しすぎだよ、葵唯。」
そう言って柊翔は葵唯にキスした
「んっ…」
「ね?もっと…しよ?葵唯」
そう言いながら見つめる
「……移っても知らないからね///」
葵唯は柊翔を押し倒してキスした
「んっ…あお…い…」
柊翔は声を漏らしながら、葵唯を求めた
「わかってるよ…」
そう言ってキスして柊翔の口の中に舌をいれて柊翔の舌を絡める
「んっ…んぅはぁ…んぅ…♡」
柊翔は葵唯のキスに応え、甘い吐息を漏らした。
「…クス。しゅうと♡」
葵唯は柊翔の首を噛んで跡をつけた
「んぅっ!いた…い…っ!///」
柊翔は赤面しながら言った。
「ごめん、柊翔があまりにも可愛すぎて…」
「んもぅ…ばか…///」
と柊翔は恥ずかしそうに言った
「……もう1回キスする?」
ニコッと笑って見つめる
「…したい…もっと、愛してほしいな…?///」
柊翔は顔を赤く染めながら、そう言った
「仕方ないねぇ…いいよ」
葵唯は柊翔との2回目のキスを楽しんだ。