「あ、明日は…響葉の誕生日じゃん。プレゼントどうしよ…?」
瑠依は自宅でくつろぎながら、スマホをいじっていた。
「え、どうしよ…うーん」
瑠依は響葉の誕生日プレゼント何がいいか悩んでた
「指輪…?」
自問自答しながら、瑠依は考え込んでいた。すると
ガチャっと玄関のドアを開ける音をする
「ただいま〜!」
瑠依が振り返ると、そこには響葉が立っていた
「あ、おかえり!遅かったね。また柊翔たちと話し込んでたの?」
と焦ってケータイを隠してそう言った
「あー、うん。色々話してた…」
言いながら瑠依を抱きついた
「おぉ…。どうしたの?抱きついて」
「うん、疲れたから…充電?」
「お疲れ様です、響葉さん」
そう言いながら瑠依は響葉の頭を撫でた
「瑠依は寂しくなかった?」
そう言って響葉は見つめた
「え?寂しくなかったよ?だって、響葉はまっすぐ帰るって分かってるから」
ニコッと笑う瑠依に響葉は
「うん。良かった。ただいまのキスまだやったね」
そう言うと、響葉は瑠依にキスをした。
「んっ…おかえり…///」
瑠依は恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに微笑んだ。
「はぁ〜…瑠依ぃ〜♡」
響葉はギューッと強く抱きしめる
「響葉?大丈夫?」
「大丈夫やよ?充電中やの。今」
「クスッ…。わかったよ」
瑠依は響葉が充電満タンになるまでじっとする
ーーー数分後ーーー
「もう大丈夫?」
「うん、大丈夫になった。ありがとう」
ニコッと笑う
「なら、飯にする?風呂?」
言いながら立ち上がった。
「腹減ったし。飯にしよ!」
「わかった。ちょっと待っててね」
と言って、キッチンに行ってご飯を作り始めた。
響葉は瑠依が背中を向けたところで、彼の後ろに回り込んで彼を抱きしめた。
「ありがとう。瑠依がいてくれて本当に幸せや」
と響葉が言うと、瑠依は笑顔で振り返った。
「俺も響葉と一緒にいると幸せだよ」
と瑠依が答えた。
二人は瑠依が作ったご飯を食べながら話してた
その夜、風呂入って寝た

ーーー翌日ーーー
「響葉〜。ちょっと出かける!」
瑠依はそう言って着替える
「……え?そうなん?どこ?」
響葉が不思議そうに問いかけた。
「秘密だよ。まだ内緒♡」
瑠依が笑みを浮かべて答えた。
「……?」
「とにかく!行ってきます!」
と言って瑠依は出かけた
「行ってらっしゃい。瑠依のやつ…どうしたんや…?」
ーーー家の外にてーーー
「……どうしよ…誰かと一緒行って欲しいけど…誰がいいかな」
そう言いながら瑠依はケータイをいじる
「…やっぱり、あいみん?」
そう言って瑠依は愛美に電話した
『もしー?瑠依、どうしたの?珍しいじゃん』
「あ、あいみん?いまなにしてんの?」
『え、なんもしてないけど、なに?』
「あー、今日…響葉の誕生日じゃん?…その一緒に買いに行かないかなぁ…って思って」
『…いいよ?行ってあげる。今から行くから集合場所は駅な?いいな?瑠依』
「あ、わかった。今から向かうよ」
と言って電話を切り駅に向かった
ーーー駅にてーーー
「……」
駅前で愛美を待つ
「あ、いた、瑠依。」
そう言いながら愛美がやってきた
「あ、あいみん、ごめんね。急に、」
「いや、いいよ。で、誕プレは決めてるん?」
そう言って愛美は首を傾げた
「えーっと…指輪…かなって、なんの指輪がいいかなって、一緒に考えて欲しかった」
「わかった、考えよっか」
と言って愛美は瑠依を連れてアクセサリー店に入った
「どんな指輪がいいのかな…」
「シンプルでいいじゃない?あいつシンプル似合うし」
瑠依は愛美と一緒に色々な指輪を見て回った。
ーーー数分後ーーー
「この指輪、どうかな?」
愛美が瑠依に尋ねた。
「あ、これ響葉に似合う」
と瑠依は答えた。
「じゃあこれにしようか。燐道、喜ぶよ」
そう言いながら愛美は店員に声をかけて、商品を購入する手続きを済ませて、外に出て
「あいみん、ありがと!付き合ってくれて」
瑠依はそう言った後にニコッと笑う
「じゃあ、次、カフェに行くの付き合って?」
愛美はそう言いながらカフェに向かった
「強引だな…いつも」
瑠依は苦笑いしながら返答した。
「いいじゃん?これが俺だから♡」
そう言って、愛美は手に持ったコーヒーを飲む
「まぁ、そうだね。相変わらずって感じだわ」
「でしょ?…その後、渡すの?燐

道に」
「そうだね。帰ったら渡すつもりだよ」
ニコッと笑う瑠依
「俺も何もない日に渡したら俊は嬉しいのかな…」
 考え込む愛美に瑠依
「何か自分で作ったものを渡せばいいと思うよ」
とアドバイスした。
「自分で作ったもの…?」
そうアドバイスされた愛美は首を傾げる
「そう。そういうの得意だろ?」
瑠依はそう言ってあいみの鼻をつんとした
「それはそうだけど…」
「なら、それで渡したらいいじゃない?」
ニコッと笑う瑠依
「わかったよ。できるだけやってみる」
「じゃあ、俺はもう帰らないと」
そう言って瑠依は立ち上がる
「えー?もう帰んの?瑠依」
そう言って立ち上がった瑠依の腕を掴む
「そうやって、俊に甘えたらいいのに…」
クスッと笑う瑠依
「甘えてるよ?」
「もっと甘えてこい!いいね?」
そう言って愛美の手を離して去った
「あっ…あらら、今回は乗らなかったなあいつ」
瑠依が去るのを見送るとそう呟いた

ーーー瑠依、響葉の家にてーーー
「ただいま〜!」
瑠依はそう言って家の中に入る
「お帰り瑠依。今日はどうだった?」
響葉は笑顔でそう言いながら瑠依を迎えた
「あー…ちょっと愛美と、ね?出かけてた」
「……また、あいつと?」
不機嫌そうに言った
「まぁ、ちょっとね?」
瑠依そう言ってリビングに行った
「……」
響葉もリビングに行った
「怖い顔しないでよ……響葉」
そう言って瑠依は響葉の方に振り向いた
響葉は少し困った表情で瑠依を見上げた。
「…いや、だって」
響葉は少し不機嫌そうな表情で瑠依を見上げた
「……クスッ。嫉妬深いやな」
そう言って瑠依は例のプレゼントを前に出す
「…え?これって…?指輪?」
響葉は、そのプレゼントを見て、驚いた表情を浮かべた。
「今日、あんたの誕生日でしょ?だからプレゼント買いにいってただけだよ。あいみんと」
そう言って瑠依は笑う
「…嬉しい。ありがとな。瑠依」
そう言いながら瑠依を抱きつく
「響葉、誕生日おめでとう。付き合えてくれてありがとね」
瑠依はそう言って抱き締め返した
幸せな日を過ごしていた。そして、今日のこの瞬間も、二人の愛はますます深まっていくのだった。