【少し修正したもの】

葵唯と玲哉は居残りで練習した後に
「あ、そう言えば、二週間後に柊翔の誕生日やん!葵唯は何あげるん?」
そう言ったのは玲哉だった
「んー…、そうだな、まだ決めてないな。最近色々忙しくて考える暇がなかったから…」
葵唯はそう言いながらケータイを弄ってた
「……はぁ。それやと柊翔がさみしい思いさせるやん。葵唯が忙しいなら俺がどっかに連れて行こ~っと」
玲哉はそう言った後の葵唯の指の動きがピタッと止まる
「…お前、いまなんつった?薄塚」
葵唯はそう言いながら玲哉に睨んだ
「え…いや、その…」
玲哉は葵唯に睨まれて喉に詰まる
「前に俺が言ったこともう忘れたん?薄塚」
いつもより葵唯の声が低くなる
「……ヒッ。お、覚えてるで。じょ、冗談に決まってんやん…ははっ」
ははっと笑いながら頬をポリポリと掻く
「俺がいないところでアイツと二人っきりになったら…今度は済ませねぇから」
「わ、分かってるて…そんなに睨まんで?あおさん…」
そう言いながら玲哉はカバンの中から何かを取り出そうとする
「ふん…薄塚の事だから言わねぇと分からねぇからな」
「まあまあ…んじゃ、これあげる」
と言って後に葵唯に手渡した
「…これって」
葵唯は玲哉からもらった奴を見て驚いた表情をした
「へへ…そうや、あんまり取れないチケットゲットしてたんや」
(まぁ、これで柊翔といけると思ってたけど…やっぱり無理やったな)
と心の中でそう呟いた
「え、これもらっていいの?」
「うんうん。ええよ!一緒に行ってくれる人おらんし。柊翔と行きなよ」
玲哉はそう言いながらニコッと無理に笑う
「お?マジで?!ありがとう玲ちゃん」
そう言ったあと立ち上がって葵唯はレッスン室から出た
「やっぱ、だめやよな…分かってた…けど…つらいな」
そう言った玲哉は忘れるために1人で練習をまたやり始めた