両親が来た。 | 猫と病気と頭ン中と。

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猫、病気の事、日々の出来事などなど。

大分前になりましたが、5月の2日から11日まで、両親が私の住処とするアパートに来ていました。

その名目は、昨年の引っ越しで全部は片付かなかった私の部屋の整理を手伝う事。
ですが、日が近付くにつれ、何時の間にか話題はタマ(仮名)の事一色になり、
終いにはタマ(仮名)に会う事が第一の目的みたいな具合になっていました。

父は動物好き、母は私がタマ(仮名)と暮らし始めてから猫に興味を持ちましたが、
2人にとってタマ(仮名)は初めての猫の家族です。
来る前から電話でタマ(仮名)に話し掛け、鳴き声をせがんでいた2人は、私の住処に来るのが楽しみで仕様がないようでした。


そして私の住処に両親はやってきました。
荷物を置く間もあらばこそ、母は「タマ(仮名)~」と猫ににじり寄って行き、
写真が趣味の父はでっかいカメラを構えてタマ(仮名)に近付いて行きました。
しかし物凄くビビリ君のタマ(仮名)は、不穏な空気を感じ取ったのか、
超特急で高さのある家具の上に逃げ、しっぽだけ出して出てきません。

↓こんな感じ



我が家に来たばかりの頃も、私に慣れるまでは家具の隙間に籠城して出てこなかったタマ(仮名)です。予想はついてました。
なおも近付くと、2人に向かってシャーシャー威嚇しています。

なので、
「悪いけど、タマ(仮名)が慣れるようにちょこちょこ顔見せてやって。
 それと、お父さん、ただでさえ怖いんだから、いきなりそんなでかいカメラ向けたら駄目だよ。  撮りたいの解るけど、慣れてからにしてやって」
と両親に言いました。

可哀想に、タマ(仮名)はそれから2日位の間、↑のボックスの後ろに籠り、出てきませんでした。
私が時々寄ると甘えた声を出して出てくるのですが、両親の気配がしただけですぐ戻ってしまうのです。
家具の棚にはタマ(仮名)の怯えきったしるし、肉球型の汗の跡が幾つもついていました。

父なんか、タマ(仮名)に引っ掛かれてもいいように、
それ用のおズボンまで新調してきたっつうのに(楽しみにしていたんだなぁ…)、
始めにカメラなんか出したもんだから決定的に嫌われて、3日位威嚇されていました。


ま、10日間近くもいたので、最後の方は大分慣れて、布団に潜り込むまでにはなったので良かったんですけどね。
結局父は、折角の新しいズボンの出番も虚しく、引っ掛かれないまま帰りの日を迎えたのでした。


それなりに写真も撮れたみたいだけど、もっと色んな場面の写真が撮りたい、と思いを残したままでしたが、ま、次の機会もあるでしょうって事で。

因みに母は、父と違ってタマ(仮名)を抱ける位までにはなりましたが、抱きながら父に向かって
「お父さん、羨ましいでしょ、やーいやーい」
とかやってました。
リアルで「やーいやーい」とか言う人、私は初めて見ましたよ。
それが自分の母だとは


ま、色々ありましたが、シルク・ドゥ・ソレイユの公演にも連れて行ったし、スカイツリーも見たしで、
それなりに満足してもらえたので良かったです。


…あ、当初の目的の部屋の片付けですが、まだ20箱以上あった段ボールがあと11箱までになりましたよ。
お父さん、お母さん、どうもありがとう。



☆ おまけ ・ 今日の猫写真 ☆ 父が撮りました。実はここ最近の写真の内何枚かは父が撮ったものです。私が撮るより可愛く写っているのは何故だろう。


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