今日も見れた...!



欠伸してる...可愛い...!



あぁ、吹いてる時の姿かっこいい...!








あれから1週間、理佐先輩の姿は部活の時に遠目で見えるだけで会話を交わすことは1度もなかった。


それでも姿を見れるだけで満足だった。









そんなある日...




鈴「そういえば皆って憧れてる先輩とかいる?」



美愉、ゆいちゃん、奈々未ちゃん、虹花ちゃん、そして私の高一吹奏楽部員で部室の片付けをしていた時、こんな話題になった。



米「うちは友香先輩かな、演奏は勿論やけどみんなをしっかりまとめられるとことかも...」

石「私は詩織先輩!あぁ〜詩織先輩みたいになりたい〜!」



特に興味もなかった私は聞き流すようにして掃きそうじを続けていた。




鈴「私は理佐先輩かな〜」

米「あぁ!理佐先輩優しいよな〜」

鈴「うんうん!だって、この間勉強教えてほしいって頼んだらわざわざ電話で1時間も教えてもらえて...」





ピタッ





由『っ...』


美愉ちゃんの言葉に箒を動かす手が止まったが、何事も無かったかのようにすぐにその手を動かした。






理佐先輩は皆に優しいし...別に...


別に私は理佐先輩にとって何でもないのに...








今「わ、私は茜先輩!ゆいぽんは??」


由『え、私?私は...瑞穂先輩かな...』


私は咄嗟に同じサックスパートの先輩の名前を挙げた。


今「瑞穂先輩か〜ゆいぽん仲良いもんね!私も先輩と仲良くなりたい〜!」







何故だろう...


心がモヤモヤする、変な感じ...




















モヤモヤした気持ちのまま家に着いて、携帯を見る。
すると、ゆいちゃんからLINEが来ていた。




今[今日さ、先輩の話になった時さ、美愉ちゃんと被っちゃうから嘘ついたけど、本当は理佐先輩なの!]


今[でさ、ゆいぽんおいしいパンケーキ屋さん知らない?]




(理佐先輩とのLINEのスクリーンショットの画像)








こんな言葉と共に送られてきた1枚の画像




私はその画面を見たまましばらく固まった。










今[理佐先輩!この間はありがとうございました😊今週の日曜日って何か予定入ってますか?]

理[何もないよ〜]

今[あの、もしよかったら一緒にパンケーキ食べに行きませんか?]

理[パンケーキ!行きたい!]

今[いいんですか?😳]

理[もちろん!ずみちゃんのオススメのお店行きたいな〜]







理佐先輩とゆいちゃん、


こんなに仲いいなんて知らなかった...



理佐先輩も嬉しそうだし...



ゆいちゃんと仲のいい私がこのことを知らなかったこと、そしてこんなにも仲が良かったこと...





色々と衝撃的だった






由[パンケーキか〜あんまり詳しくないや、ごめんね(>_<)]







そうゆいちゃんにLINEを送ると私はベッドに勢いよく突っ伏した。







─続─