女子校の欅高校の3年には異様に人気のある生徒が集まったクラスができていた。それは3年1組と3年2組。


同じぐらいの人気でも正反対の1組と2組。


今回はそんな1組と2組の物語です。






〜1組〜


平「ぴっぴ〜!」

志『朝から何?』

平「んふふ、ぎゅーってしたくなったの」

志『はぁ?』


「ぎゅーっ」と言いながらこのクラスのトップである志田に抱きつくのはこのクラスの2番手の平手。


志『織田〜、このカワウソどうにかして〜』

織「らじゃっ!」
  

そう言って志田に抱きつく平手を引き剥がそうとするのは3番手の織田。


平「え、待って、ぴっぴひどい〜」



自然と出来上がった序列。
その頂点に立つのはバレー部の志田愛佳。次いでバスケ部の平手友梨奈。その次が何故か皆から愛される織田奈那...と、まぁこんな感じで続いていく。


志『てか、何でぴっぴ?』

平「んー、可愛いから?」

織「なぜに疑問形」


序列があるにもかかわらず特に下位のクラスメイトがいじめられているわけでもなく朝からにぎやかで平和なクラスである。




その一方.....






〜2組〜



理『おはよ』

長「あ!りさぁ!おはよ〜」

由「おはよ、りさ」


今、教室に入ってきた“りさ”と呼ばれた生徒がこのクラスのトップであるバドミントン部の渡邉理佐。そして理佐に挨拶をしたのが2番手のバスケ部マネージャーのねると3番手の軽音部の小林。


由「あ、最悪...」


カバンをあさっている小林が声を上げた。


理『何?』

由「財布忘れた」

長「アイツに借りればいいじゃん」

由「そだね〜」


財布を忘れたと言いながらも小林は焦る素振りを見せず、そして当然のようにそう提案するねる。


その声が聞こえたのか急いでカバンから財布を取り出したのはこのクラスの最下位にあたる渡辺梨加。


なんの抵抗もせず当たり前のようにして梨加は財布をねるに差し出した。



由「いつもありがとね〜」



そう言って梨加から財布を受け取った小林は教室を出ていった。



皆が体操服に着替え始めたのを不思議に思い、周りのクラスメイトに聞いたねるが言った。


長「あ、理佐、今日スポーツ大会だって〜」

理『あぁ〜そういえばそうだった』

長「理佐何に出るんだっけ?」

理『バレー』

長「じゃあ、ねるもバレーだ」

理『何その覚え方』




今日はスポーツ大会。
スポーツ大会の競技はバレー、バスケ、ドッジボール。
決まりとしては一応自分が入っている部活の競技には参加出来ない。





〜1組〜


平「ぴっぴってバスケ出来るの?」

志『ちょっとぐらいは出来るし』

平「へ〜バレーしか出来ないのかと思ってた〜」

志『なっ...そういうてちこそドッジ出来んの?』

平「出来るよ〜!自信満々!」

志『何その自信』

平「だって小学校の時、休み時間ずっとドッジしてたもん」

志『いつの話だよ』



...キーンコーンカンコーン__

  


織「愛佳〜!平手〜!行くよ〜!」

志『織田早い』

織「えぇー、チャイム鳴ったじゃん」

志『ちょっと待って〜』


  


─続─