──スポーツ大会の日の放課後
平「ハァハァ.....お待たせ、ねる」
長「大丈夫〜」
平「じゃ、行こっか」
3年1組と2組は暗黙の了解で仲良くすることは許されていない。仲良くする、ましてや付き合うなんてことがあったら許されるわけがない。だから、私たちが付き合ってるってバレたら即別れろって言われるはず。だから、私たちの関係は秘密。
そのため、バレないように学校から少し離れた公園の中にあるベンチ。そこがいつもの私たちの待ち合わせの場所となった。
私はねると手を繋いで歩き出した。
平「今日、ぴっぴがね、渡邉さんの過去の話してくれたの」
長「えっと...ぴっぴって誰?」
平「愛佳のこと」
長「あぁ、志田さんかぁ」
平「うん...渡邉さんにも色々あったんだね...ねるは知ってたの?」
長「前に理佐から話してくれた」
平「そっか...愛佳も救いた言ってたし私も何か出来ることないかなって思うんだけど...」
長「それなら大丈夫。ねるが明日ちょっと仕掛けてみるから」
平「ありがと、あ、そういえばさ、愛佳、理佐好きって無意識で呟いたんだよ、渡邉さんのこと好きすぎるよね」
長「あ、そういえば理佐は私が愛佳のこと好きって言ったら動揺してた...」
平「え、それじゃ2人絶対両想いだよね」
長「うんうん」
平「あ、じゃあさ、私たちでさ、2人をくっつけない?」
長「うん!明日の放課後、教室に誰もいなくなるまで理佐を待たせとくからてちは何とかして志田さん連れてきて?」
平「了解!じゃあ、明日の放課後決行しよ!」
人のために何かをしてあげられると思うと私は明日が楽しみだった。
でも、ふとねるの方を見ると少し暗い顔をしていた。
平「ねる...?」
長「...ねぇ、てち...」
平「ん?」
長「愛佳、愛佳って...私の前で言わないでほしいな...」
平「...もしかして嫉妬してくれた?」
長「...っ!違うっ!」
私がそう問いかけると顔を真っ赤にして否定するねる。
私は素直に嬉しくて緩む頬を抑えられずにいたが、ねるは顔を赤く染めて不機嫌なまま。
平「今日、ドッジ来てくれてありがとう」
長「え!気づいてたの?目が合った気がしたけど気のせいかなって...」
平「もちろん!人一倍可愛い子がいたからすぐわかった〜」
長「もう!」
驚いた顔をした後、口ではそう言いながらも顔を真っ赤染めるねるを愛おしく思う。
平「ねるの姿見つけたから、頑張らないとと思って」
ね「...!!」
私がそう言うと照れて下を向くねる。
大袈裟に聞こえるかもしれないけど、事実なんだよ?
だって、好きな人の前ではかっこいいとこ見せたいからね
長「優勝おめでとう!かっこよかったよ!」
平「...っ、ありがとう!」
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愛「てちのおかげだし...」
理「ねるのおかげだし...」
「「許す!!」」
織「ゆいっぽぉ〜ん!!」
由「やだ、こわ〜い」
─END─