令和元年5月6日3時28分 | 【性教育は絵本を味方に】とにかく明るい性教育*パンツの教室*インストラクター/いとうみさき

【性教育は絵本を味方に】とにかく明るい性教育*パンツの教室*インストラクター/いとうみさき

世界平和は家族から♡小2男の子、3歳女の子の子育て中。3歳から10歳のお子様を持つお母さまに、おうちでできる性教育を明るく楽しく伝えております!愛知県在住。

令和元年5月6日3時28分

おじいちゃんが亡くなりました。

91歳でした。


去年の9月に脳梗塞で倒れて、手術をして、寝たきりに。いつ何があってもおかしくないと思ってたけど、やっぱり悲しくて涙が止まりません。


何度かお見舞いに行って、話しかけたり触れると、手を動かしたり、何か話そうとしてくれて。何て言おうとしているかは分からなかったけど、伝わってくるものがありました。


急変の連絡があり、亡くなる前日、2日前に会いにいけて、お別れの挨拶もできたので、思い残すことはありません。


2日前に、おじいちゃんの頭をなでなでして、話しかけたら、目を開いて口をパクパク、目にはうっすら涙を浮かべているように見えました。


きっと、私と息子のことが見えてたのだと信じてます。


前日、海外旅行から帰国した弟もお見舞いに行けて、それを待ってくれていたとしか思えないタイミングでした。


私、4歳照れ



おじいちゃんは、倒れるまで、一人暮らししていて(おばあちゃんが先に入院してしまったから)、買い物も自転車で自分で行くし、お元気な方でした。


国鉄の駅員さんを定年まで勤め上げ、その後は畑仕事に精を出し、自転車でどこでも行くのが頼もしくて。


小さい頃は、近くの観音様の所に鳩を見に連れて行ってくれたり、公園で遊んだ記憶があります。


私が大学生の頃は、津市内に一人暮らししていたので、時々津駅で待ち合わせをしました。自転車でおばあちゃんの作ったお惣菜や、お菓子を運んでくれて、貧乏生活をしていた私にとっては、とても有り難かったです。

 

大きくなってからは、成人や結婚式など、節目節目で私たちのためにお金を貯めていてくれました。


歴史の本が好きで、よく読んでたなぁ。父親も私も本好きなのは、その影響かな。


物静かだけど、いつも温かい眼差しで私たちを見守っていてくれてました。


大きな福耳と大きな手が印象的で、徳がある方なんだろうと思います。


毎朝、仏壇に手を合わせ、家族の健康を祈ってくれている、と聞いた時は、愛を感じ涙したことを覚えています。


おばあちゃんが入院した時も、自分は仏様を守らないといけないから、一人暮らしすると決めたそうです。

 

とても信心深く、毎年伊勢神宮へのお参りをかかさず、ご先祖さまを大切にしてされていました。


ご先祖さまから頂いた命を、昭和、平成の時代を生ききり、令和まで生きたその姿。カッコイイです。繋いで頂いたいのちを大切に、私は令和を生ききりたいと思います。


ご先祖さまを大切にするお姿は、ただただ尊敬で、私もそうありたいと心から思います。




最後は間に合わなかったけど、まだ温かいうちに会いに行けて、穏やかな顔をしていました。


苦しまずに逝ったとのことです。


株が趣味で、90歳になっても証券会社に自転車で通っていたと聞きました。マイナーな株を持っていて、父が祖父に「何でこんな株を持ってるんだ?」と聞いたら、「夢を買っているんだ」と。90歳で夢を語るおじいちゃん。


2020年の東京オリンピックを観たいと言っていて、それが叶わなかったことは残念ですが、大往生だったと思います。


長島の病院に転院してきて、そこの看護師さんたちが優しい方ばかりで、葬儀会場の担当の方もとても良い方でした。これもおじいちゃんの徳だと思います。


看護婦さんが最後のお別れの時に、「いつも体の向きを変えると痛い痛いと行ってたけど、最後にはありがとうと言ってくれたもんね」と声をかけて下さってました。


意識もあるかないか、自分の意志で色々とできなくなっている中で、ありがとうと言えるおじいちゃんは、きっと心の中に感謝がたくさん詰まっているんだろうな。


おじいちゃんが倒れてからは、おばあちゃんと離れ離れになって、きっと寂しかっただろうなぁと思います。


お葬式の最後に、お花を入れる時に、おばあちゃんが「早く迎えにきてな。」と声をかけているのを聞いて、涙が止まりませんでした。


喪主の挨拶で、父がおじいちゃんとの思い出を語って泣いていました。父が泣いているのを見たのは初めてかもしれません。


お通夜の晩、両親と弟夫婦と一緒に泊まったのですが、みんなそれぞれおじいちゃんとの思い出を語り、おじいちゃんを想う素敵な時間でした。


親戚一同集まって、それぞれが感謝を伝えるという時間、おじいちゃんからのプレゼントでした。


びっくりの出来事があって。なんと、おじいちゃんの10歳年下の従兄弟が、同じ日に亡くなり、お通夜までの間、同じ霊安室で過ごしていたとのこと。葬儀の日も同じ、可能性としてはゼロに近い、でも必然。従兄弟が一緒で、きっと寂しくなかったのかも。


やっぱりお別れは悲しいですが、天国でまた会えると信じて、おじいちゃんを見習って、天に恥じない生き方をしていこうと思います。


私もおじいちゃんみたいないのちの使い方をして、次の世代に繋げていきます。


結婚式にも来てもらえたし、ひ孫も見せられたし、会いたいと思った時は会いに行ったし、伝えたいことも伝えたし、思い残すことはありません。


大好きだったおじいちゃん。

愛情をたくさんありがとう。

お疲れ様でした。


見守っていてください。


ご冥福を心よりお祈り申し上げます。