都会の最上階から 堂々と沈む太陽


グラデーションに深まる空 君を待ってる

黄色いキャンドル ミモザのカクテル

天空に浮かぶ このレストラン



思い出すね ふたりで足跡つけた雲の上

白いテーブルクロスの脇に そっと隠した箱

知ってる? 僕と君が出逢ったのは

こんな今頃の 秋の夜だったこと



孤独な僕は 君を密かに誘ったよね

夜中のワインも 陽気なおしゃべりも

君のペペロンチーノ 僕が渡した鍵

そんなはじまりの ふたりだけのストーリー

だから今夜は 君へのプレゼント



君の好きなこの場所で

今夜は僕が 君をサプライズするのさ

まるで変わり者な君 謎解きはできないけど

僕が選んだのは

君の喜びそうな 青く光るクロス



遅れて出発したわ 南瓜の馬車が来なくって

私の大好きな場所 思い出したあの日のこと

さみしそうなあなたのこと 好きになった夜



どこで出逢っていても

あなたを見つけてた きっと見つけたわ

不器用なピアニスト   誰より優しいあなた

あなたの驚く顔が 何より見たいの

今夜はあなたに 大きなプレゼント

あなたがあんなに大切にして 手放したもの

私がずっと 探してたもの

美しい漆黒の ふたりの愛した あのピアノ



今夜はそっと誓ったんだ 青い夜空に

I love you,  darling 愛してる

過去の君よりも 未来のあなたをもっと



月に近づいていく 深くなる夜に

眺める宝石を ふたりの足元に敷いて

空に浮かぶのは この天空のレスラン