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 耳たぶドットカムのミミカムdays!

チモシーもるもるʕ•ᴥ•ʔ

日本はなぜ帝国になったのか
― 西洋システムへの編入(1853-1945) ―

序章 黒船が来た日

海の向こうで起きていた巨大な変化は、
長い時間をかけて日本へと近づいていた。

そして19世紀、ついにその波は日本列島へ到達する。
― 世界システムが日本に到達した瞬間 ―

16世紀。 世界の海は、かつてないほど強く結びつき始めていた。

スペインポルトガルの船は 大西洋と太平洋を横断し、 アメリカ大陸のはアジアへ流れ、 中国 日本 東南アジア ヨーロッパは一つの巨大な交易ネットワークで結ばれていった。

前の記事で見たように、 

日本もすでにこの海のグローバル経済の一部だった。


17世紀、日本の選択しかし17世紀、日本はある選択をする。 それが鎖国だった。

世界の海から完全に消えたわけではない。

長崎を通じて貿易は続いていた。

しかし日本は、 ヨーロッパで起きていたある変化から距離を置いた。

ヨーロッパで起きていた変化とは何だったのか?
それは 帝国の時代 の始まりだった。

帝国の時代

18世紀から19世紀にかけて、 

ヨーロッパは産業革命を経験する。

これにより、世界の力の構造は大きく変わった。

要素 意味
海軍 遠く離れた国へ軍事力を投射できる
貿易 世界規模の商業ネットワークを形成
金融 戦争と交易を支える資金システム
つまり19世紀の世界では
海軍
貿易
金融
帝国システム
という新しい世界秩序が広がっていた。

このシステムの中心にいたのが

海洋帝国 [United Kingdom]イギリス

イギリスは海軍と貿易会社を使い、 

世界各地に巨大な商業ネットワークを築いていく。

インド・東南アジア・中国・アジアの海は

急速に西洋帝国の影響下へ入っていった。

その象徴が、次章で登場する[British East India Company]である。

中国で起きた衝突

この帝国システムは、 

アジアで大きな衝突を生むことになる。

それが[First Opium War]だった。
結果 影響
中国の敗北 西洋列強に門戸を開く
香港割譲 西洋の拠点がアジアに誕生
通商条約 帝国システムに組み込まれる

つまり19世紀のアジアでは、

海の帝国システムが急速に拡大していたのである。


黒船の衝撃

そして1853年。 

その世界システムがついに日本へ到達する。

江戸湾に現れたのは、 巨大な蒸気軍艦の艦隊だった。率いていたのは [Matthew C. Perry]である。
日本人はその黒い煙を吐く船を見て 黒船と呼んだ。

しかしこの出来事は、 

単なる外交事件ではなかった。

それは
海の帝国
産業革命
世界システム
日本列島
つまり 世界システムが日本に到達した瞬間だったのである。

日本はこの世界に 飲み込まれるのか?
それとも 同じ帝国になるのか?

この選択が、やがて

明治維新
帝国日本
世界戦争

へとつながっていく。

19世紀の世界では、国境よりも海路が重要だった。
そして海を支配する者が、世界を支配していた。

第1章 海の帝国のルール

― 軍事・貿易・金融が作った世界システム ―

黒船が日本に来たとき、多くの人はこう思った。

なぜアメリカは、わざわざ日本まで来たのか?
その答えは、日本ではなく
世界のルールにあった。

海を支配した帝国

18〜19世紀の世界では、ある新しい支配の仕組みが生まれていた。

その仕組みは、非常にシンプルだった。
海軍
株式会社
金融
世界支配

この仕組みを最も完成させた国が[United Kingdom]イギリスだった。


株式会社が帝国を作った

当時の世界で、

最も巨大な企業の一つがあった。

それが[British East India Company]である。
世界初の巨大企業この会社は単なる商社ではない。
機能 内容
軍隊 自前の軍隊を持つ
行政 インドを統治
貿易 世界規模の交易
金融 巨大な資金を運用
つまり会社なのに国家のような存在だった。

この会社は、

アジアの貿易を支配していった。

特に重要だった地域が

インド 東南アジア 中国

ここで西洋帝国は、

巨大な利益を生み出す商品を見つける。

それが アヘンだった。

アヘン戦争

中国は当時、世界最大の経済大国だった。

しかし中国は西洋の商品をほとんど買わなかった。

中国が欲しいもの 西洋が欲しいもの
茶・絹・陶磁器

この貿易のバランスを変えるため、

西洋はある商品を使った。

それがアヘンだった。

この問題はついに戦争へ発展する。

それが[First Opium War]である。
結果 意味
中国敗北 西洋軍事力の圧倒
香港割譲 西洋の拠点誕生
通商条約 中国市場開放

つまりこの戦争は帝国システムの勝利だった。


新しい帝国の形

19世紀の帝国は、昔の帝国とは違っていた。

古い帝国 新しい帝国
領土支配 貿易支配
王と軍隊 企業と金融
陸の支配 海の支配
つまり軍事 貿易 金融が結びついた帝国システムだった。

この新しい帝国の重要なプレイヤーが

[Jardine Matheson]である。
この会社は中国貿易で巨大な利益を生み出した。そして西洋のアジア進出の中心企業となった。

この世界に日本が出会う

こうして19世紀のアジアでは

海軍
貿易会社
金融
帝国システム

という巨大な仕組みが広がっていた。

もし日本がこのシステムに抵抗したら?
中国と同じ運命になる可能性があった。

だからこそ

日本は、ある決断をする。

植民地になるかそれとも帝国になるか

次の章では、

この選択をした日本の人物と出来事を見ていく。

そこで登場するのが[トーマス・グラバー]そして[明治維新]である。
19世紀の世界では、
どの国も同じ問いに直面していた。

西洋帝国の世界に
どう向き合うのか。

第2章 日本の選択

― 植民地か、帝国か ―

第1章で見たように、19世紀の世界では

海軍
株式会社
金融
帝国システム

という

新しい世界秩序が広がっていた。

そして1853年、日本の前に現れたのが黒船だった。
日本は、この世界にどう向き合うのか?
この問いが、日本の運命を決める。

アジアの現実

当時のアジアでは、

多くの国が西洋帝国の圧力にさらされていた。

地域 結果
インド イギリスの植民地
東南アジア ヨーロッパ列強が分割
中国 列強の半植民地

つまり当時の世界では

西洋に従うか 植民地になるかという選択を迫られていた。

しかし日本は、

もう一つの道を選ぶ。

それは帝国になるという道だった。

長州という実験

この変化の中心にいたのが

長州藩

長州は当初、

外国に強く反発していた。

外国船を追い払え!

しかし現実は厳しかった。

1864年西洋艦隊が長州を攻撃する。

この戦いで、

日本はある事実を知る。

西洋の軍事力は圧倒的だった。

ここで長州は、

大きな方針転換をする。

西洋に対抗するには
西洋の技術を取り入れるしかない

武器商人

ここで登場するのが

[Thomas Blake Glover]

彼はスコットランド出身の商人で、

長崎を拠点に活動していた。

役割 内容
武器取引 長州や薩摩に最新兵器を供給
蒸気船 近代海軍の基礎
国際ネットワーク 世界市場との接続

つまりグラバーは

世界経済 武器市場 日本政治をつなぐ存在だった。

そしてこの武器が、

日本の歴史を大きく動かす。


倒幕

薩摩と長州は同盟を結び、

幕府に対して戦いを始める。

勢力 特徴
幕府 旧体制
薩摩・長州 西洋型軍隊

その結果、1868年

[明治維新]

が起こる。


近代国家

明治政府は、

猛烈なスピードで改革を進める。

改革 内容
軍隊 近代軍の創設
産業 工業化
教育 全国教育制度
金融 中央銀行制度

この改革の目的は明確だった。

西洋に追いつくこと
もし遅れれば、日本は植民地になる。

帝国への道

こうして日本は

明治維新
近代国家
軍事国家
帝国日本

という道を歩み始める。

しかし帝国になるためには 試験があった。

それが次の章で扱う戦争である。

[日清戦争]
[日露戦争]

そしてそこには、

もう一人の重要人物が登場する。

[ジェイコブ・シフ]

世界金融が、日本を支えることになる。

近代国家になっただけでは 帝国とは呼ばれない。 その国が本当に強いのか。 世界は 戦争でそれを試す。

第3章 帝国の試験

― 日本は本当に列強になれるのか ―

明治維新によって、

日本は急速に近代国家へと変わった。

明治維新
近代国家
近代軍
帝国への挑戦

しかし、

ここで世界は日本に問いを投げかける。

日本は本当に帝国になれるのか?
それを決めるのは、戦争だった。

最初の試験

最初の試験は、

中国との戦争だった。

[日清戦争]

当時、中国は

長い歴史を持つ巨大国家だった。

状況
アジア最大の帝国
日本 近代化した新国家

多くの西洋人は、

日本の勝利を予想していなかった。

日本は小さな島国にすぎない。

しかし

結果は驚くべきものだった。

日本が勝利した

この戦争は、

世界を驚かせた。

アジアの国が 西洋化によって強くなり 巨大帝国に勝った最初の例だった。

列強の衝撃

日本の勝利は、

世界に衝撃を与えた。

結果 影響
清の敗北 東アジアの秩序が崩れる
日本の勝利 列強が日本を警戒

しかし

ここで問題が起きる。

日本は強くなりすぎた。

ロシア、フランス、ドイツは

日本に圧力をかけた

これが有名な

三国干渉

日本は獲得した領土を返還させられる。

これは日本にとって大きな屈辱だった。

次の試験

日本は決意する。

次は負けない。

そして次の戦争が始まる。

[日露戦争]

これは単なる戦争ではなかった。

ロシア帝国 VS 日本

当時ロシアは

世界最大級の帝国だった。

特徴
ロシア帝国 巨大な陸軍国家
日本 新興近代国家

多くの人が、

日本の敗北を予想していた。

ロシアに勝てるはずがない。

世界金融

しかし、

この戦争にはもう一つの重要な要素があった。

金融

近代戦争には莫大な資金が必要だった。

必要なもの 理由
軍艦 建造費が高額
武器 大量生産
兵站 長期戦

ここで登場するのが

[Jacob Schiff]

彼はアメリカの金融家だった。

彼は日本に戦争資金を貸し出した。

つまり

ウォール街
戦争資金
日本軍
対ロシア戦争

という構造だった。

近代戦争は 軍事だけでなく 金融によっても戦われていた。

歴史的勝利

1905年、日本は勝利する。

日本がロシア帝国に勝った

この出来事は、世界を震わせた。

影響 内容
アジア 植民地国家に希望を与えた
ヨーロッパ 帝国秩序に衝撃
日本 列強の仲間入り

帝国の入り口

こうして日本は

日清戦争
列強の驚き
日露戦争
世界金融
列強入り

帝国の世界へ足を踏み入れる。

日本はついに西洋列強の仲間になった。

しかし、ここで新しい問題が生まれる。

帝国の席は限られていた
次に、帝国を支えたもう一つの重要な仕組みそれが金融システムである。
帝国は軍隊だけでは動かない。 海を支配するには「お金のシステム」が必要だった。

第4章 帝国システムの本体 ― 金融ネットワーク ―

19世紀の帝国とは、 軍事・貿易・金融・海運・保険が結びついた 巨大な世界システムだった。
19世紀
ロンドン金融
世界金融の中心
20世紀
ニューヨーク金融
19世紀、世界金融の中心はロンドンだった。しかし20世紀になると、その中心はニューヨークへ移る。
帝国を動かした本当の装置
多くの人はこう考えている。 「帝国=軍隊」
しかし実際には違う。 帝国は金融ネットワークで動いていた。
19世紀 帝国システムの構造
帝国システム

Empire System

海軍

Royal Navy

金融

Bank of England

貿易

East India Company

海運

世界海運ネットワーク

保険

Lloyd’s of London

帝国の本体は 軍事ではなく 金融・貿易・海運の統合システムだった。

19世紀 帝国システムの構造
海軍

海を支配する軍事力

貿易会社

世界貿易ネットワーク

銀行

世界金融

保険

海上リスク管理

海運

物流ネットワーク

これらが結びつくと 帝国システムが完成する。

帝国金融の中心
ロンドンの金融革命19世紀、世界金融の中心はロンドンだった。そこにあったのが・[Bank of England][Lloyd’s of London]である。Bank of England → 帝国の中央銀行 Lloyd's → 世界の海運保険 つまり 海軍 + 金融 + 海上保険 この三つが結びつくことで 世界貿易を支配するシステムが生まれた。
船が沈めば保険が支払われる。 資金は銀行から供給される。 海軍が航路を守る。この仕組みが 帝国経済のエンジンだった。

アメリカ金融の登場
世界金融の大転換20世紀になると 金融の中心はロンドンからニューヨークへ移る。その中心人物の一人が [ジェイコブ・シフ]だった。彼はニューヨークの銀行家で 日露戦争の際、日本に資金を提供したことで知られている。この資金がなければ 日本は長期戦を続けることが難しかった。
この時代、戦争は 金融がなければ続けられないという現実が はっきり現れた。

中央銀行システム
金融機関 役割
イギリス Bank of England 帝国金融の中心
アメリカ Federal Reserve System ドル金融システム
日本 Bank of Japan 西洋型中央銀行
[Federal Reserve System]中央銀行モデルとして [Bank of England] の影響を強く受けている。

日本の金融近代化
明治政府は気づいていた。世界と戦うには 金融システムが必要だ。
そこで作られたのが [Bank of Japan](日本銀行)だった。
つまり日本は 西洋金融システム を導入して 帝国システムに参加したのである。

帝国システムの完成
海軍
貿易会社
銀行
保険
海運
帝国システム
これが 19世紀の世界システム だった。そして日本は この巨大な構造の中に入り 帝国国家になっていく。
世界帝国ネットワーク(19〜20世紀)
世界帝国
ネットワーク

Global Empire System

ロンドン

帝国金融
世界貿易の中心

中国

巨大市場
列強の勢力圏

ニューヨーク

20世紀金融
ドルシステム

インド

イギリス帝国
最大の植民地

日本

新興帝国
東アジアの中心

帝国は軍事や金融だけで世界を動かしていたわけではない。 もう一つの重要な装置があった。 それが「法律」である。

第5章 帝国の法システム ― 治外法権ネットワーク ―

帝国とは領土の支配だけではない。 それは法律が届く範囲によって形作られる 巨大な世界システムでもあった。

帝国のもう一つの武器

19世紀の世界帝国は 軍事力や貿易だけで動いていたわけではない。

帝国を支えていたのは 金融 海軍 そして 法律という三つのシステムだった。

この法律システムは 世界の港や都市に広がり、 帝国のネットワークを形成していた。


1884年の英国公文書
London Gazette の法令1884年、英国政府の公式公報 London Gazette に ある法令が掲載された。それは China and Japan Order in Councilという命令である。この法令には次のような内容が書かれていた。「英国女王は中国、日本、朝鮮において 英国臣民に対する司法権を持つ」
19世紀 帝国システムの3つの力
金融

ロンドン金融
世界貿易

軍事

海軍力
砲艦外交

法律

治外法権
領事裁判権

帝国システム
19世紀の帝国は 軍事で港を開き 金融で貿易を支配し 法律で権益を守った。

英国東アジア統治ネットワーク
ロンドン

帝国金融

インド

帝国行政拠点

香港

中国ゲート

上海

租界ネットワーク

横浜

開港地

日本
19世紀の帝国は 軍事 金融 法律 この三つのネットワークで 世界を統治していた。

港と租界が連結することで 巨大な帝国ネットワークが形成されていたのである。


日本の選択
日本もこのネットワークの中に入っていた。しかし日本は 他の多くのアジア諸国とは違う道を選ぶ。それは 西洋システムを学び 同じ制度を作るという選択だった。
世界と対等になるには 同じルールを理解する必要がある。
そのため日本は 法律・金融・軍事の制度を 急速に整えていく。

明治国家の目標
日本が目指したのは 「西洋の植民地になること」ではない。西洋システムの国家になることだった。

明治政府は 条約改正、近代法、中央銀行、軍制改革などを通じて 西洋型国家へと変化していく。

日露戦争の勝利は 日本を列強の仲間に入れた。 しかし そのクラブには 見えないルールがあった。

第6章 西洋クラブへの加入

― 列強の世界秩序 ―

1905年、日本はロシア帝国に勝利した。

アジアの国がヨーロッパ帝国に勝った

これは世界史の大事件だった。

日本はついに列強になった。

しかしここで重要な事実がある。

列強とは単なる軍事力ではない

それは

軍事
金融
外交
世界秩序

というシステムだった。


列強会議

19世紀から20世紀にかけて、世界は少数の国家によって管理されていた。

国家 特徴
イギリス帝国 海軍と貿易
フランス 植民地帝国
ロシア帝国 巨大な陸軍国家
ドイツ帝国 新興工業国家
アメリカ 金融と工業

この世界に、日本が加わった。

日本は列強の仲間になった。

しかし、このクラブには暗黙のルールがあった。

帝国の席は 限られていた

金融システム

ここで重要になるのが金融である。

20世紀初頭、世界の金融システムは急速に統合されていった。

[Federal Reserve System]

1913年、アメリカで中央銀行制度が作られる。

世界金融の中心が誕生した

この金融ネットワークは

銀行
投資
産業
軍事力

という流れで、国家の力を支えていた。

要素 意味
金融 戦争資金
産業 兵器生産
海軍 世界支配

帝国の席

しかしここで問題が生まれる。

帝国は無限に増えない。

世界はすでに分割されていた。

地域 支配国
インド イギリス
東南アジア フランス・オランダ
中央アジア ロシア
中国 列強の勢力圏

つまり

帝国になるには、誰かと衝突する

という構造だった。


日本の矛盾

日本は列強の仲間になった。

明治維新
近代国家
日清戦争
日露戦争
列強入り

しかし問題はここからだった。

列強になったが、 世界はすでに満席だった。

つまり

帝国の席をめぐる争い

が始まる。


次の時代

20世紀に入ると、帝国同士の衝突が始まる。

帝国の拡大
資源争い
勢力圏争い
帝国衝突

帝国システムはついに衝突する。

  • [Second Sino-Japanese War]
  • [World War II]
帝国の時代は 戦争へ向かっていく。
帝国の世界は 永遠に続くように見えた。 しかし 帝国は拡大し続ける。 そしてある瞬間 それは衝突する。

第7章 帝国の衝突

― 世界構造としての太平洋戦争 ―

20世紀初頭、

日本はついに列強の仲間入りを果たした。

しかし世界はすでに帝国で埋め尽くされていた

帝国は拡大し続ける。

しかし、地球は有限だった。

帝国拡張
資源争い
勢力圏
帝国衝突

資源の世界

近代国家の力は資源によって決まる。

資源 用途
石油 海軍・航空機
兵器・軍艦
ゴム 軍需産業
石炭 工業エネルギー

これらの資源の多くは、植民地に存在していた。

帝国とは資源ネットワークでもあった

ブロック経済

1929年、世界経済は大きく崩れる。

世界恐慌

各国は自国の経済圏を守るため

ブロック経済

を作り始める。

経済圏 中心国
ポンド圏 イギリス帝国
ドル圏 アメリカ
フラン圏 フランス

世界は巨大な経済ブロックに分かれていった。

経済圏に入れない国はどうなるのか。

日本の孤立

日本は工業国家だった。

しかし、

重大な問題があった。

資源がほとんどなかった

特に重要だったのは

資源 依存度
石油 約80%輸入
鉄鉱石 大部分輸入
ゴム 東南アジア依存

つまり日本の産業は

海外資源
工業
軍事力

という構造に依存していた。

もし資源が止まればどうなる?

戦争への道

1930年代、緊張は急速に高まる。

[Second Sino-Japanese War]

中国との戦争は長期化する。

資源不足が深刻化

さらにアメリカは対日制裁を強化する。

制裁 影響
石油禁輸 日本海軍の危機
資産凍結 貿易停止
このままでは国家が止まる。

帝国の衝突

1941年、ついに衝突が起きる。

[World War II]
太平洋戦争

これは単なる戦争ではなかった。

衝突 意味
日本 資源確保
アメリカ 世界秩序維持
ヨーロッパ帝国 植民地防衛

つまりこれは

帝国システム同士の衝突

だった。


帝国の終わり

1945年、日本は敗戦する。

帝国
敗戦
占領
新しい国家

日本帝国は終わった。

しかし日本は消えなかった。

帝国は崩壊した。

しかし日本は別の道を選ぶ。

接続国家

それは新しい世界秩序の中での役割だった。

[San Francisco Peace Treaty]
ここから 戦後日本の物語が始まる。
500年の物語の終点。
海のネットワークから始まった日本の世界史は、ここで新しい形へ変わる。

終章 帝国の終わりと接続国家

帝国は終わる。
しかしネットワークは終わらない。

日本は帝国ではなく、
「世界をつなぐ場所」へ変わった。
第二次世界大戦は単なる戦争ではありません。
それは「帝国の時代の終わり」でした。
16世紀 海のネットワーク

19世紀 帝国システム

20世紀 帝国の衝突

戦後 接続国家
このシリーズは実は
500年スケールの世界史を説明していました。

帝国の終焉
第二次世界大戦1939年から1945年。
この戦争によって 世界を支配していた「帝国システム」が崩壊しました。
ヨーロッパ列強の帝国・日本帝国・植民地支配これらはすべて終わりを迎えました。
帝国の時代は終わった。
しかし世界は再びつながらなければならない。
ここで新しい世界秩序が作られます。
それが サンフランシスコ体制です。

サンフランシスコ体制
1951年 サンフランシスコ講和会議ここで日本は戦争を終え、 国際社会へ復帰しました。

帝国から接続国家へ
日本は帝国を失いました。 しかし別の役割を得ました。
帝国時代 戦後日本
領土拡大 貿易国家
軍事力中心 経済中心
帝国支配 国際ネットワーク
列強競争 世界接続
つまり日本は
帝国ではなく「接続国家」になったのです。

500年の構造
16世紀
海のネットワーク
19世紀
帝国システム
20世紀
帝国の衝突
1945年
帝国崩壊
1951年
接続国家 日本
ここで日本は 歴史上二度目の「世界への復帰」をします。一度目は 16世紀 海のグローバル化二度目は 1951年 サンフランシスコ体制

日本という場所
16世紀 日本は世界貿易の中心でした。20世紀 日本は帝国になりました。そして戦後 日本は「接続国家」になりました。
日本の役割は 世界を支配することではありません。世界をつなぐことです。
海のネットワーク ↓
帝国システム ↓
帝国衝突 ↓
接続国家
この500年の歴史の中で
日本は何度も姿を変えながら
世界と関わり続けてきました。
そして物語は終わります。
しかし
世界のネットワークは今も続いています。
世界史は国家の物語ではない。
ネットワークの形が変わってきた歴史である。
500年世界システムの進化
16世紀
海のネットワーク

大航海時代

19世紀
帝国システム

植民地と世界貿易

20世紀前半
帝国衝突

世界大戦

戦後世界

同盟ネットワーク

現在

多極ネットワーク

過去500年の世界史は 国家の歴史というより ネットワーク構造の変化 の歴史だった。