風立ちぬと喫煙 | ミミコーポレーションのブログ

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「風立ちぬ」を観てきました。
日本禁煙学会からの要望書というくだらない話もありましたが、
http://getnews.jp/archives/398649
昔の日本人は本当に当たり前のように煙草を吸っていたなと思います。
家の中でも、車の中でも、職員室の中の先生も、皆吸っていたと思います。
私の生まれた昭和44年には全男性の79.1パーセントですから、
やはりかなりの率です。
平成24年ではグッと減って32.7パーセント。
女性は増えているイメージでしたが15.4パーセントから10.4パーセントとこれまた減っているようです。

(日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査より)


私も10代から吸い始め、約20年間吸っておりました。

平均一日50本、飲酒時や麻雀をした時は1日100本という時もありました。
俗にいうチェーンスモーカーという部類です。
セブンスター、パーラメント、ハイライト、ショートホープ、最後はアメリカンスピリットというのを吸ってました。
アメリカンスピリットは農薬が使われてないとか、味付けに化学薬品が使われてないという健康志向の愛煙家が吸う煙草です。
煙草を吸いながら健康を気にしていたわけです。
我ながらわけがわかりませんね。

朝起きてすぐ吸うと、血管が収縮し腿がだるくなる現象も実感しました。
歯が汚れたり、着ている物に臭いがついたりしますし、
なにせ嫌煙家の方の前で肩身が狭い、というのが一番よくないと思います。

数年前に、ある料理が評判という店にお邪魔しました。
美味しそうな大皿料理がカウンターに並んでいたのですが、
カウンターにいる客の煙草の煙がすべてそのお惣菜を直撃しており、
さすがに口に入れる気がせず、急用が入った振りをして間もなく店を後にしました。

またある酒席で向かいの方の置き煙草の煙が私の連れの女性にズッとかかっておりましたので、
遠まわしに「○○さんは家でも煙草吸われますか?」と聞いたところ、

「娘がいる時は吸うわけないじゃないですか」と笑っていましたが、
置き煙草の煙には気づかなかったようです。
何て鈍感な人間だろうとそれから少し距離を置くようになりました。

これは煙草がどうという事ではなく、寿司屋に香水をつけてくる人間と同じデリカシーの問題かと思います。

私は人に迷惑が掛からなければ吸ってもいいと思います。
特に若いうちは体力がありますので、多少体に悪い物を取り入れても、支障が出にくいと思います。
私は幸いな事に7年程前に煙草をやめる事が出来ましたが、
もともとかなりの煙草を吸っており、
また今と違い嫌煙家の方が声を大にして主張出来ない時代に、
たくさん人に迷惑を掛けたと思っておりますので、他人の煙に目くじらを立てる権利は無いと思っております。
ですから私だけの前ではどんどん煙草を吸って下さい。

仕事での話でいうと、
最近は分譲マンションの賃貸募集住戸において、室内喫煙不可という住戸がかなり目立ちます。

海外転勤から帰ってきたら自分のマンションが煙草臭かったというのは避けたいと思いますので、当たり前ですね。
また以前、建物内全て禁煙というマンションは無いかとのお問い合わせがありました。
まだ見かけた事はありませんが、ひょっとしたら出てくるかもしれませんね。
あまり住みたくはありませんが。

煙草も納税して吸う嗜好品の一つですので、
嫌煙家はヒステリックにならず、また愛煙家はマナー良く嗜むというのが一番いいと思うんですけどね。

で、肝心の映画は私の心にはサッパリ響きませんでした。。。