買い物して思った事② | ミミコーポレーションのブログ

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そういえばその前に新宿のバーニーズも寄りましたが、
こちらもあまり力を入れていないようでした。
出来たばかりの頃は胸躍るいい店でした。
新宿ビームスでシャツを物色、いい感じでしたがサイズが無く。

いよいよ伊勢丹、その前に違う売り場で少しまとまった買い物をした時の対応が素晴らしく、
また他のお店の方にも勧められたので、こちらで決めようと思ってました。

売り場は今までで一番大きく、お客さんも数名いました。
スタッフも若い方から年配の方までいて安心感がありました。
4月27日の夕方19時くらい。
黒以外はデザインされ過ぎた物が多く、オーダーしようとなりました。
ゲージと生地を決めて微調整といういわゆるパターンオーダー
伊勢丹が凄いと思ったのは当日支払いする事なく、オーダーに入った事。結構リスクがありますね。
後でわかった事ですが、フォーマルを作れる工場は少なく、伊勢丹もUAも同じ工場だそうです。
夜9時半くらいまでお付き合い戴き、何時まででも大丈夫ですと何度もおっしゃって戴きました。
一所懸命な担当者をベテランの方がフォローするといった形になりました。
途中でミスもありましたが、腹が立つような事は一切ありませんでした。

結局決めたのは売り場の規模もあるけれど、大手の安心感、イメージ、
後は担当者の知識やセンスなどのスキル。
ただ、デパートはサービスや品揃えフォロー体制は素晴らしいけれど、
洋服が好きで好きで就職したという感じではなく、
たまたま企業としての百貨店を選択しただけという感じの人がいて、やや物足りなく感じる時はあります。

それとやはりタイミングもありました。
考えがこのように変化したので、最初に伊勢丹行っていてもすぐにオーダーはしていなかったと思います。
家にある物
   ↓
式場レンタル
   ↓
普段も着れるスーツ購入
   ↓
セレクトショップレンタル
   ↓
デパートオーダー


重衣料がどんどん売れなくなる中で、フォーマルというのはけっこうなマーケットになると思うのですがどうなんでしょうね。
余談ですが、式場でレンタルしない場合は持ち込み料がかかるのが通例らしく、全く納得いかないので、
家から着て行きますとの理屈で支払いませんでした。結局式場が折れてくれました。

今回一番心に残ったのはユナイテッドアローズ原宿本店のAさんでした。
シャツとボウタイ、チーフと靴下はこちらで買いました。
それは気にいったのもあるけれど、どうせならその方で買い物したいという気持ちになったたからです。
若い方は得てして知識を前面に出そうとしますが、ルールを理解した上で、
サスペンダーなんていらないんじゃないですか、カマーベルトなんて見えませんよと教えて下さいました。
で、伊勢丹でオーダーした事を詫びましたが、最後に「改めておめでとうございます」と言ってくれました。
本店ですからスキルの高いスタッフが集まっているというのもあるかとは思いますが、
他の方もレベルの高い方ばかりでした。

何故この話を書いたかというと我々が選択される時のお客様の気持ちに近いかなと思ったわけです。
企業ですから利益が出ないと維持できませんので、可能性ゼロの方に振りまわされるのはよくない事ですが、
売り上げ、利益にその場で直決しなくても心のこもったサービスを提供されれば、マトモな人ならそれに応えようとするのではないでしょうか。
少なくとも次回にはという気にはなるのではないでしょうか。
逆の対応をすれば企業や組織としてのイメージダウンに結びつきます。

しかし買い物でこんなに紆余曲折したのは初めてでした。
結論としては男の服なんて誰も見ちゃいないので、少し地味目で周りに溶け込み、失礼がなければそれでいい。
もう着る時は無さそうですので、サイズの合う方にお貸ししますよ。
52のドロップ7

遠藤康志