施設をまたまた辞めてワクチン接種の看護師になりました。もう軽く1000人くらいは筋肉注射しましたよ。

 

珍しく 看護の基本的技術 筋肉注射の手技も自己学習しました。

滅多にないことです。私なりにどうせなら痛くない筋肉注射をしてあげよう それが私の使命かと思ったんです。

 

結構 私が昔習ってきたことと変更になっているのがわかりました。目から鱗です。

 

①打つ部位 上腕の三角筋中央に打つ この原則は同じですが

 

 

 

その部位に相当するのが肩峰から3横指下と習ったのですが

実際は前腋窩線と後腋窩線を結んだ線と肩峰か正面中央に下ろした線の交差点が適切部位らしい。

 

肩峰より3横指下より やっぱり少なくても2横指くらいは下の位置かなあって感じました。指の太さは人によって違うのでね。

よくわかっている人は あまり上に打たないでくださいねと予め言ってきます。

 

② 腕をつままない。

 

なぜなら 筋肉に薬液がいかないから

 

こんな感じで筋肉層に届かないので。

 

③刺した後は 昔はシリンジの内筒を引いて血液が逆流しないか確認すると習いましたが 今は陰圧にせずそのまま液を入れてます。

 

そもそも筋肉に刺すので逆血なんて見たことありません。針を抜いた時 刺した部位から軽く流血したことあります。それだって 針が筋肉に到達するまでの間 毛細血管を傷つけたくらいなのでそれは仕方ありません。ちなみに血液をさらさらにする薬 ワーファリン バイアスピリンなどを飲んでいるからといっても 経験上そんなに注射後出血する人見たことありません。気を付けてはいますけどね。

 

④注射が終わっても注射部位は揉まない。

 

筋肉注射といえば、「よく揉んでくださいね」と言ってましたが、このワクチンの場合は揉まなくてよいということだ。そもそも筋肉注射自体そのものが揉まなくてよくなったのか、このワクチンだからなのかは私はよくわからないが。

 

⑤シリンジの持ち方

 

決まりはないですよ。

私はダーツを持つときのように持ってます。

 

そして

 

必ず 色のついているとこ針元を左手で把持します。

 

針の長さが25Gだと2.5㎝なんですよ。中には細くて筋肉のうっすい人がいるんです。

 

そうすると骨に当たるんですよ。内筒を押しているうちにグイグイ入っていくと怖いので必ず針元を押さえて注入します。

 

よくある外人の注射は怖いです。片手で打っているのを見たことあります。

 

垂直には刺しますが 持ち方が包丁で人を刺すような持ち方ではありませんか?

日本人の腕は外人のように分厚くないですから。

 

職業病で このような分厚く モリっとした腕の人がいらした場合は

 

心の中で 「ウエルカム ビューリフル デルトイドマッスル!」と叫んでしまいます。

 

 

注射打つ看護師は痛くないように適切な位置に刺そうと心がけていますので

 しっかり肩峰が出るような服を着てくると助かります。

 

ノースリー 半袖Tシャツ で来てくれた人には

心の中で「さすが❣わかってるね!」って叫んでます。