悲劇の北の領主 エダード・スタークの長女

 

サンサは最期に父や兄に代わって北部のクィーンになりました。

 

①サンサは一番野心家だった。

 

サンサのこと嫌いでした。

 

サンサはおませな夢見る

 

女の子で権力のある王に嫁ぐことが自分の

 

しわあせだと信じて疑っておりませんでした。

 

自分のことを美しい

 

刺繍も上手で妹のアリアと違って女子力高い

 

という自信もあったと思います。

 

それで 国王の息子 ジョフリー(とんでもない

 

サイコパス)に色目を使います。

 

二人がデート中、ジョフリーは

 

妹アリアの遊び相手の肉屋の男の子にちょっかいをかけます。

 

かけるというより、殺そうとするんです。

 

それでアリアがジョフリーにくってかかったところ

 

アリアの愛大狼がジョフリーの腕に噛みつき、一大事になります。

 

みんなの前に申し立てするとき ジョフリーは嘘をつき 

 

自分は肉屋の男の子に襲われ 大狼にかまれたと。

 

アリアは正直に言います。

 

サンサは良く覚えてないとジョフリーをかばいます。

 

自分の家族よりジョフリーなの?あのくそ男かよ!

 

もうこの時点で私はこの女が無理なんです。

 

結局ケンカ両成敗みたいになるけど 肉屋の男の子は殺されます。

 

アリアの大狼は殺されるからと逃がしてあったので、サンサの愛大狼が殺されることになります。

 

それでも サンサは次期七王国の王になるジョフリーに嫁ぎたいので

 

妹より、自分の愛狼の死より ジョフリーに嫌われることを恐れます。

 

こういうことは今の時代にもあることだと思います。

 

相手に自分の実家が下に見られていても 高収入 高学歴の相手であれば

 

いいやと思って結婚する人と同じですよね。

 

家族より自分の野心を選んだ女 それがサンサ。

 

 

②策略家に成長

 

思春期の多感な時期に王都で修羅場の連続

 

自分が育った北部と違い それぞれ権威ある者達がスパイを持って、あちこちで腹の探り合い

 

策略であふれていた。

 

自分の一言が命取りになると自覚あり。

 

父親をジョフリーに処刑されても ジョフリーに

 

忠誠を誓うふりをしていた。

 

また この人に知恵を吹き込むリトル・フィンガーの影響もありました。

 

リトル・フィンガーもご立派なサイコパス

 

人が困ること、悲しむことを作り上げて、楽しそうにしていた。

 

皮肉なことに 外見の醜い 顔面やけどのハウンド、小鬼のティリオン達の方が

 

まともでむしろ思いやりがあった。

 

そして 父エダードや兄ロブの誠実で高貴な性格は何も役に立たない

 

むしろ命取りになると学んだので、策略家になる以外、生きる道がなかった。

 

③サンサの心の裏に潜む権威にあこがれる

幸せにしてもらおうとする依存心は男に見透かされ、

それが、DV男を引き寄せていたのでは?

 

ジョフリーも馬鹿でなかったので サンサの裏の心を読んでいたと思う。

 

この女にひどいことしても 自分から離れない、許されると軽く考えていたのでは? 

 

敵方の娘っていうのもあるけどね。

 

ある程度自分の意見をうまく言える次の婚約者タイレル家のマージョリーにはひどい態度は取っていなかった。

 

そして サンサの2回目の結婚相手 ラムジーも立派なサイコパス・サディストでした。

 

最初の結婚ティリオンとは何もない結婚生活だったので

 

身も心も共にする結婚は実質 ラムジーが初めてだった。

 

これは一生 トラウマになる結婚だったと思う。

 

結局 やり返すけど、この拷問みたいな結婚で

 

サンサは結婚でしわあせにしてもらおうという

 

甘い考えをやめて、自らクイーンをやってやる!ってなったんだと思います。

 

④策略家の片鱗を発揮する

 

ジョンが自分の本当の出自をサンサ・アリア姉妹に打ち明けます。

 

誰にも言わないことを誓ったのに サンサはさっそくティリオンにチクります

 

狙いはジョンこそ正統な王位継承者であることを公にすることで

 

デナーリスを七王国のクィーンにさせないこと。

 

サンサはジョンとデナーリスが近親相姦の関係であり、

 

二人は結婚はしないと踏んだ。

 

ジョンとサンサは兄妹でなく従兄弟の関係とわかったので

 

意外と結婚を狙ったんでないかとも勘ぐってしまいます。

 

ジョンって一番 サンサやアリアの父、ジョンにとっては叔父にあたる

 

エダードの性格にそっくりだと思うので。

 

惹かれるものはあったと思う。

 

⑤首尾一貫として 北の独立国を唱え実現する鉄の女

 

サンサは父、叔父、祖父はすべて王都での争いに巻き込まれて

 

命を落としているので、他国の干渉によって平和を乱されるのがいやだった。

 

七王国のキング・クィーンを決めることになった

 

ティリオンの軍事裁判で 流れに従わず、北の独立を宣言したのはあっぱれだった。

 

男運悪い人なので 結婚しないで国を治めれば意外とうまくやれるのではと思います。

 

 

夢見る少女を脱皮して現実を直視分析できる『きりりとした』クイーンになりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

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